言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

電話&訪問営業の愚

2011-10-12 10:04:54 | 一流の営業を目指そう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日第2回目の投稿です。よろしくお願いします。

昨日の夜、時々CMの間に挟まれる外国人少女の歌を聴きたくて、その番組を見てしまいました。
日本代表がタジキスタン相手に8点もゴールを挙げた後で、気分も良かったのですが。

その彼女の歌、何というのか、素晴らしいという一言では片付けられない感動を覚えました。

ユーミンの「卒業写真」を、ポーランドという日本から遠い国の17歳の少女が、あんなにきれいに、日本語で、感情を込めて歌えるなんて。

自然と涙が流れてきて困りました。

もちろんはっきり言って、ユーミンよりもうまい。
まあ山本潤子さんには負けますが。

ということで今朝また山本潤子さんの「卒業写真」をユーチューブで聞いてしまいました。
  ↓
「卒業写真」
これを聞くとなぜか自然と涙がこぼれてくるんですよね。どうしてでしょうか。
涙腺を刺激する記憶のスイッチが入るんでしょうね。

今朝は涼しい風に負けて朝から、コットンですが、カーディガンを羽織ってしまいました。
これからこういう季節をへながら日一日と寒くなっていくんでしょうね。


さて、最近の電話や訪問セールスでダントツに多いのがソーラー発電の設置の勧誘です。
訪問営業はまだいざ知らず、わたしなどの者から見て、電話で太陽光発電をセールスするというのがいまいち理解できません。ましてそれほど説明もうまくない。というよりも途中で遮って、切ってしまうのが常です。

それでもまた違うところから、同じようなセールス電話が入ります。
毎日毎日電話をバカの一つ覚えのようにかけまくっているのでしょうか。

果たしてそれで費用対効果が出るのでしょうか。電話代だけならそれほど今の世の中かからないでしょうが、人件費はバカにはなりません。
それで千にひとつでも訪問を承諾してもらっても、それで契約になると言うわけではありません。

そんなことを考えると、契約に至るのは万にひとつもないという勘定になります。
それでも利益が出るというのなら、はっきり言ってその商売は詐欺でしょう。それしか考えられません。

わたしはそれほど頭はよくないので、どんな巧妙な手があるのか考えられませんが、ひと月に立った1件の成約でも成り立っていくという会社があれば、それはまず手抜きをしているということしか考えられません。
そう思うから電話営業というものは信用できないのです。

それでも相変わらずかかってきます。
まともに会社を経営しているのなら、電話営業の愚はよく分かると思いませんか。

また訪問セールスも、何だかうさんくさいアプローチでやってきます。
「このあたりの太陽光発電の設置状況を調べているのですが」とか「実際の展示見本として設置しますので、お安くできます」などという古くさい手で、相変わらずに玄関でピンポーンと鳴らします。

おかげで相手の顔も見えるインターホンなので、インターン越しに話ができるので、便利です。
「この地区の担当になりましたので、挨拶に回らせていただいてます」というあほらしい口上でインターホンを鳴らしたセールスマンもいました。
何の担当か知らないけど、こちらには何の関係もないのに。上司にいわれてるんでしょうか。
こう言えばバカな奴はドアを開けるからとか何とか。
引っかかる人も中に入るでしょうが、なかなか最近の消費者はガードが固いですよ。
何も知らない、人が来れば無条件でドアを開けてしまうお年寄りならいざ知らず。

行き当たりばったりの電話営業も、訪問営業も、時間ばかりかかるだけで益はないということを、それほど賢くなくても、ふつうに利益を出している経営者なら充分理解しているでしょうに。

もっと違ったアプローチを考えましょうよ。
電話をかけている時間があったら、バカな訪問をしている時間があったら、その分の少しの時間を、考えることに費やした方がいいんじゃないですか?


それでは今日はこれで。


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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「ある地方金融機関の新商品開発」<その2>

2011-10-12 09:08:30 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
いつもならこの物語はその日の2回目の投稿になりますが、今日は順番を変えて、一回目にしました。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)


「ある地方金融機関の新商品開発」<その2>


山口が話し始めた。

「実は、新しい商品を企画したいのですが、今までは金庫内で会議をして、じゃあ次はこういった商品を出してみようかというようなことで、まあある程度だいたいの時代背景を眺め、それに合わせた金融商品を企画してきました」

「金融商品というものはだいたいそんな感じで出しているんですよ。しかし何年か前の東京の城南信用金庫が出した、懸賞金付定期にはびっくりさせられました。法律改正である程度自由なインセンティブが認められるようになりましたが、そのとたんにあれがきたときは、本当に驚きましたし、金融機関でもこんなことがやれるのか、と頭をが~んと殴られた気がしましたね」と斉藤部長が言葉を入れた。

山口が続けた。
「今の斉藤部長が言ったことはわれわれみんな金庫に努める者以外でも、金融機関に勤めていた者ならみんなが驚いたと思います。それからは各金融機関では、その懸賞金付定期預金を真似たものがたくさん出ました。いっときはそれがどの金融機関でも花盛りでした。もちろん私どももその例にもれずに発売しました。しかし今はそれもいっときのブームのように、やっているところはあまりありません。また普通の金融商品でみなさんがんばっているようです」

「本田さん、何か変わった金融商品を出しているようなところ、ご存知ですか」と斉藤部長はまたも口をはさんできた。

「いえ、それはやはりそちらの方が横のつながりで情報にも詳しいでしょう」

「まあそうでしょうな」

「すまん、山口君、すすめてくれ」

「はい。つい最近も会議して、この春の新商品をつくろうということで会議を持ったのですが、そこで理事長から提案があったんです。それは今まではみんな内部で考えて、ただ何となく時代に合ったものを出してきたが、どうだろうみんな、一度外に出してみないか、そのアイデアを。ということなんです」

「なるほど。ということは、社内、いや金庫さんですから庫内ですか、庫内で考えていると、人を驚かすようなものは生まれてこないだろうと、理事長もちょっと危機感を持たれていたようですね」

「そのようだ」

「はい、そうでしょうね」と山口も続けた。

「それで、じゃあ出してみようと――」

「まあそうなんだよ」

「じゃあ誰にするか、どこに出すかということで、一度本田さんに相談してみるかということになったんです」

「どうしてぼくに?」

「それがさあ、誰にしようかと思っていたときに、例の千樹の社長、近藤さんが、千樹を立て直したときに本田さんの手助けがあったときいていたものだから、じゃあとりあえず、あ、悪い、最初に本田さんに聞いてみようかということになったんだよ」

「とりあえず、でけっこうですよ。光栄です。こんな私に声をおかけくださるなんて。初め私もお電話をもらった時はびっくりしましたから。何かまずいことでもあったのかなあって、思ったぐらいですから」

3人は、さすがに声は上げなかったが、笑顔になった。
                                  
                                  つづく


<3>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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