言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

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コピーライターになりたいか<47>「しょせんは宣伝文句だ」

2012-03-05 10:30:17 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第47回目です。

47.しょせんは宣伝文句だ


過去46回にも渡って初心者向けのコピー指南を続けてきましたが、最終的に言えるのは、コピーはしょせんコピーであって、ただの宣伝文句だということです。

コピーなんて、どんどん使い捨てられていくものです。
どんどん新しいものが生み出され、使われたものはどんどんその場で捨てられていく。
幸いなことに有機的なゴミにはならないので、エコ的な意味では、いくら使い捨てられても地球は汚しません。
小説や詩のように、人の心の中にも、残りません。

寂しいですか。

空しいですか。

寂しいなとか、空しいなと感じるのなら、コピーライターには向きません。
早く商売替えすることをお勧めします。

そんなことにもめげずにどんどん、日夜コピーを作り続けていくことができる、心の強い人。
そんな人が、いいコピーライターと呼べるのではないでしょうか。

コピーとは、商品を売るための言葉であり、企業をイメージアップする言葉であり、あくまでも資本主義経済社会における経済行為の中のちっぽけなひとつの歯車でしかありません。

それなのに、コピーに芸術を求めたり、文学的なコピーを作ろうとする初心者が少なからずいます。
これを読んでいるあなたはいかがですか。

歯車ですから、とても重要なものなんですが、それと文学的だとか何とかとはまったく次元の違うものです。

初心者の陥りやすい思考として、この“文学的”、もしくは“芸術的”でありたいと願う間違った考え方があります。
歯車自体が、回転するたびに考えていたら物事は進みません。
とてつもなく大きい経済循環の中のたったひとつの歯車として、コピーは機能するといっても過言ではありません。

回転するまではいろいろ思考を巡らせて、さまざまな視点から、あらゆる情報を駆使してコピーを作り上げなければなりませんが、いざそのコピーを組み立てようとする段階からは、そこには宣伝の機能のみが入りこみ、文学的であろうとか、芸術性がどうのこうのというような余地は、あってはならないのではないかと私は考えています。

文学的でなくてもいいコピーは作れます。

それでは、いいコピーとはいったいどんなコピーでしょうか。

企業サイドに利益のあるものであることは当然ですが、コピーを発信する相手にとっても利益のあるもの。
時には企業サイドに不利になることであっても、消費者にとっては利益になることもあるでしょうが、回りまわると、それがいつか企業サイドにとっても利益になっている。
それもいいコピーではないでしょうか。


コピーをレトリックや比喩等、文学的な諸方法で修飾するのはいいとしても、コピーそのものが文学的であれとするのは、間違っています。
みなさんはどう思いますか。

しょせんは宣伝文句なんです。

そう言ってしまえば元も子のないので、そこはそれ、それだけで飯を喰っているのですから(だけではないんですけどねーーーキャッチを簡単に書いてそれだけでうまい飯を喰っているというのが一般的なコピーライターに対する見方ですよね)、いろいろな方法を駆使して、崩れないようにしながらうまく、いいコピーを作っていくんです。
そうじゃないでしょうか。

まあ、がんばりましょう。
(この言葉、あんまり好きじゃないですけど)

私が結局言いたかったのは、まあしゃちこばらずに、それでも真剣にコピーは作ってほしいということです。

さて、今日はここまでです。


<48>へつづく。

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサーの藤田でした。

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「春」気分を演出

2012-03-05 10:17:26 | 売上アップ
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

早朝、昨夜からの雨がいったん雪になったようで、朝方にはまた雨になっていましたが、外にゴミ出しに出て行って、車に何気なく目をやったら、フロントガラスの半分ぐらいに、溶け残った雪らしきものが乗っていました。
昨夜の天気予報では一時雪ということでしたので、あたり、というのも変ですが、その通りになりましたね。


昨日は午後になって、スーパーやホームセンターなどが集積しているモールに行ってみたのですが、いつも以上に混んでいました。
コストコもあるので、他県ナンバーの車もスーパーにたくさん駐車されれていたり、コストコの駐車場に入りきれないらしく、スーパーや少し遠くにあるTSUTAYAなどの駐車場にまで、コストコのあの大きいカートを押しながら向かう人もいました。

この混雑は年末以来のような感じでした。

私の目当てはスーパーでの週1の食料品の買い出しでした。

やはり野菜の値段が高くて、なかなか手が出せないほどの高値です。

キャベツが特売されていましたが、それでもみんな通常のものよりも軽くて、普段であればそれよりも100円以上安くしても売れないようなものですが、それでもたくさんの手が伸びてきていました。

その中で目を引く安さは、やはりもやしですね。
中国産ではありましたが、2袋まで9円という安さ。

今年の冬はりんごが昨年に比べて高価になっています。
昨年末、故郷に送ることを恒例にしていますので、店員さんに聞いてみたところ、今年(この冬)は、りんごも不作だったので、1個たり50円以上も高くなっているということでした。
昨年なら特売で二桁というようなりんごが、今年は軒並み100円台です。

毎朝妻と、ひとつのりんごを半分ずつ食べています。
これはもう結婚したあたりからの習慣で、変えられませんので、辛いですね。
今頃ですと、王林という種類の青りんご▼がおいしく、よく食べていますが、今年は王林も高くなっています。





さてなぜ昨日は混んだのでしょうか。
思案してみました。

ひとつはやはり給料日直後ということ、ですね、もちろん。
それに高校生の大学受験がほとんど終わり、あとは結果待ち、ですか、そんなちょっと定まらない不安定な時期だから、外に出てブラブラしていたという気分。
そしてやはり春3月という、何となく外に出てみた行くなるという“何となく”気分
それらが相まっての昨日の人でということではないでしょうか。

お店ではその人たちの気分を上手におだてて、購買にまで持っていける販促をたくさん考えることが必要ですね。
お客様は、何かを買いたいということでそこに来ているのではなく、家から外に出てみたい、家以外のところで過ごしたいという思いで出てきている人が多いわけですから、その気分を上手にもっと高め、いい気分にしてあげたら、商品の購入にまでいく可能性が高くなります。

あなたはこの春、どんな演出をしていますか?

まさか「春」気分を壊すような演出はしていないでしょうね?
もしくはいまだに「冬」気分のままだとか? 

まさか、ね?

しかし、購買には上記の“何となく”気分というものがその大きな要因にもなります。
その“何となく”気分を上手に演出したお店が、繁盛します。

そして、外からぱっと見ても、その“何となく”気分というものはなかなか分からないということ。
そんなあなたのお店らしさのいっぱい詰まった“何となく”気分を上手に演出してください。


それでは今日はこれで。

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