こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。
この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
それではいよいよ最終回の第50回目です。
50.わたしの嫌いな言葉・フレーズ
いつまで続けられるかなと思っていたら、もう50回です。自分でも感心しています。
ということで、今回のテーマは「わたしの嫌いな言葉・フレーズ」です。
コピーライターを続けるために、どうしてもこだわっておきたいこということです。
1.『自分を誉めてやりたい』
ぼくのコピーライター歴は約30年。
われながらよく続いたものだと思っています。
でも、自分を誉めてやろう、などと、そのような言葉で自分をほめることは、しません。
コピーライターという仕事を選んだのは、自分です。
選んだ以上はその職業に誇りを持ち、力を落とさずに続けていくことが、当り前なんですね。
特にスポーツ選手がよく口にしますよね。
本人は何気なく言っているようなのですが、「自分を誉めてやりたい」なんて。
あの言葉を耳にするたび、ぼくは虫酸が走ります。嫌いなんです、その言葉が。
特に自分のことをあたかも他人が言うように自分を客観化して言うような言葉。
でもちょっと待てよ、自分でそれを選んだ以上は、自分に責任があるんとちゃうんかい(関西弁になってしまいました)。
自分が成し遂げたことを誉めるということは、嫌々ながらでもよくやったとか、というようにも思うんですね。
だからよくやったと、誉めたくもなるということですから。
でも、責任があれば、それは当然のことであって、何も誉めるようなことではないんです。
あんたがそれを選んでやったことなんだから、それが当然であって、何も自分から誉めるようなことではないのだ。
他人がほめる分でも、自分で誉めてはいけない。
自己陶酔。
自分の酔ってしまっている。いやだね。だからこんな言葉はコピーとして使いたくないんです。
2.『夢を与えたい』
何を偉そうなことを言ってるんだ。そう思いませんか。
これもスポーツ選手が、よく口にする言葉です。
最初、どこかのバカな選手が言ったのでしょう。
バカなインタビュアーが、「あなたのがんばりが多くの人に夢を与えましたね」なんて。
そうすると単純な人は、「ああ自分は人に夢を与えたんだ!」と感動するんです。
これは思い上がり以外の何ものでもありません。腹が立ちます。
お前に夢なんか与えてもらわなくっても大丈夫だよ、なんて反発してしまいます。
素直じゃないんですかね。自分ががんばって、それを見ていた人が夢を見ることはいいのですが、それを偉そうに自分が与えるなんて、思い上がりも甚だしいと、ぼくはいつも思っています。
君のがんばりは認める。(お前になんか認めてもらわなくてもいい、か)
でもそれは君の行為であって、見ている人がどのように感じるのかは、また違った次元の問題であって、君がそれを強制するのは間違っている。
自分のことは自分だけで感動していればいいことなんです。
コピーでは、こんなくだらないフレーズは決して使わないでください。
あなたがコピーライターであるならば。--コピーライターでなければ、別に使ってもいいでしょうけど、あまり感心しませんね。
3.『読み聞かせ』
これも、何を偉そうなこと言ってるんだ、といつも反発しています。
新聞などの家庭欄にも堂々とこの言葉が使われています。
子供に童話を呼んであげることを、一般的にそう呼ぶのだそうですね。
もっといいネーミングがあると思いますけどねえ。
「読んであげる」と言うのならまだいいと思いますが、読んで聞かせる、というのは、まるで封建時代の殿様と家来の関係のようです。
読むあんたは、子供に対してそんなに偉いのか。ということなんです、いつも感じるのは。
読みながら自分も勉強するのだ。そうじゃないでしょうか。
子供と、読んでいる大人の間にある差は、ただ年の差だけです。
大人は子供よりちょっと先に生まれてきた者、というだけのことです。
単純だから、錯覚しているんですよね、<読み聞かせ>する人たちは。
先に生まれてきたんだから、先に生まれた者の方が「上』なんだって。
あなたがいい(ちゃんとした)コピーライターとして自立したいのなら、決してそんな言葉で逃げないでください。
みんなが納得する言葉に置き直してください。
4.『子供の夢をこわすような行為はいけません』
悪いことは誰だってしたくはない。でもそれをやってしまう。人間だから。
マスコミ、特にコメンテイターやアナウンサーが、有名人が不祥事を起こした時によく使う常套句。
特にスポーツ選手が喧嘩をしたり、交通違反をしたりした時に、その批評として口にしますよね。
子供ってそんなにバカでも単純でもない。
子供をだしにして、逃げているのだ。
どうしてその行為そのものがいけないんだ、とはっきり言えないのだろう。
まだまだありますが、長くなるのでここらでやめておきましょう。
共通していえることは、すべてそれらが常套句だとか、言い古されてきている言葉ということです。
もしくは、自分を他人に置き換えて(客観的に)言っている言葉。
「わたしって、○○が好きな人なの」というような言い方。そんな言い方、表現方法でしか表現できない言葉が嫌いなんです。
あなたもコピーライターなら、こだわるって言葉はネガティブであまり使いたくないんですが、自分はこれは絶対に使わないというありふれた言葉、常套句をちゃんと胸に刻みながら、いいコピーを作ってください。
おわり
今回でこの「コピーライターになりたいか」は終了です。
長い間の連載でしたが、一応これで終止符を打ちます。
愛読していただいた方にはお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
またコピー関係では、これからも気づいたことや実例を参考にしながらこのブログで綴っていきますので、引き続きこのブログをお読みいただくとありがたいなと思います。
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサーの藤田でした。
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藤田販促計画事務所
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E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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本日2回目の投稿です。
この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
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それではいよいよ最終回の第50回目です。
50.わたしの嫌いな言葉・フレーズ
いつまで続けられるかなと思っていたら、もう50回です。自分でも感心しています。
ということで、今回のテーマは「わたしの嫌いな言葉・フレーズ」です。
コピーライターを続けるために、どうしてもこだわっておきたいこということです。
1.『自分を誉めてやりたい』
ぼくのコピーライター歴は約30年。
われながらよく続いたものだと思っています。
でも、自分を誉めてやろう、などと、そのような言葉で自分をほめることは、しません。
コピーライターという仕事を選んだのは、自分です。
選んだ以上はその職業に誇りを持ち、力を落とさずに続けていくことが、当り前なんですね。
特にスポーツ選手がよく口にしますよね。
本人は何気なく言っているようなのですが、「自分を誉めてやりたい」なんて。
あの言葉を耳にするたび、ぼくは虫酸が走ります。嫌いなんです、その言葉が。
特に自分のことをあたかも他人が言うように自分を客観化して言うような言葉。
でもちょっと待てよ、自分でそれを選んだ以上は、自分に責任があるんとちゃうんかい(関西弁になってしまいました)。
自分が成し遂げたことを誉めるということは、嫌々ながらでもよくやったとか、というようにも思うんですね。
だからよくやったと、誉めたくもなるということですから。
でも、責任があれば、それは当然のことであって、何も誉めるようなことではないんです。
あんたがそれを選んでやったことなんだから、それが当然であって、何も自分から誉めるようなことではないのだ。
他人がほめる分でも、自分で誉めてはいけない。
自己陶酔。
自分の酔ってしまっている。いやだね。だからこんな言葉はコピーとして使いたくないんです。
2.『夢を与えたい』
何を偉そうなことを言ってるんだ。そう思いませんか。
これもスポーツ選手が、よく口にする言葉です。
最初、どこかのバカな選手が言ったのでしょう。
バカなインタビュアーが、「あなたのがんばりが多くの人に夢を与えましたね」なんて。
そうすると単純な人は、「ああ自分は人に夢を与えたんだ!」と感動するんです。
これは思い上がり以外の何ものでもありません。腹が立ちます。
お前に夢なんか与えてもらわなくっても大丈夫だよ、なんて反発してしまいます。
素直じゃないんですかね。自分ががんばって、それを見ていた人が夢を見ることはいいのですが、それを偉そうに自分が与えるなんて、思い上がりも甚だしいと、ぼくはいつも思っています。
君のがんばりは認める。(お前になんか認めてもらわなくてもいい、か)
でもそれは君の行為であって、見ている人がどのように感じるのかは、また違った次元の問題であって、君がそれを強制するのは間違っている。
自分のことは自分だけで感動していればいいことなんです。
コピーでは、こんなくだらないフレーズは決して使わないでください。
あなたがコピーライターであるならば。--コピーライターでなければ、別に使ってもいいでしょうけど、あまり感心しませんね。
3.『読み聞かせ』
これも、何を偉そうなこと言ってるんだ、といつも反発しています。
新聞などの家庭欄にも堂々とこの言葉が使われています。
子供に童話を呼んであげることを、一般的にそう呼ぶのだそうですね。
もっといいネーミングがあると思いますけどねえ。
「読んであげる」と言うのならまだいいと思いますが、読んで聞かせる、というのは、まるで封建時代の殿様と家来の関係のようです。
読むあんたは、子供に対してそんなに偉いのか。ということなんです、いつも感じるのは。
読みながら自分も勉強するのだ。そうじゃないでしょうか。
子供と、読んでいる大人の間にある差は、ただ年の差だけです。
大人は子供よりちょっと先に生まれてきた者、というだけのことです。
単純だから、錯覚しているんですよね、<読み聞かせ>する人たちは。
先に生まれてきたんだから、先に生まれた者の方が「上』なんだって。
あなたがいい(ちゃんとした)コピーライターとして自立したいのなら、決してそんな言葉で逃げないでください。
みんなが納得する言葉に置き直してください。
4.『子供の夢をこわすような行為はいけません』
悪いことは誰だってしたくはない。でもそれをやってしまう。人間だから。
マスコミ、特にコメンテイターやアナウンサーが、有名人が不祥事を起こした時によく使う常套句。
特にスポーツ選手が喧嘩をしたり、交通違反をしたりした時に、その批評として口にしますよね。
子供ってそんなにバカでも単純でもない。
子供をだしにして、逃げているのだ。
どうしてその行為そのものがいけないんだ、とはっきり言えないのだろう。
まだまだありますが、長くなるのでここらでやめておきましょう。
共通していえることは、すべてそれらが常套句だとか、言い古されてきている言葉ということです。
もしくは、自分を他人に置き換えて(客観的に)言っている言葉。
「わたしって、○○が好きな人なの」というような言い方。そんな言い方、表現方法でしか表現できない言葉が嫌いなんです。
あなたもコピーライターなら、こだわるって言葉はネガティブであまり使いたくないんですが、自分はこれは絶対に使わないというありふれた言葉、常套句をちゃんと胸に刻みながら、いいコピーを作ってください。
おわり
今回でこの「コピーライターになりたいか」は終了です。
長い間の連載でしたが、一応これで終止符を打ちます。
愛読していただいた方にはお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
またコピー関係では、これからも気づいたことや実例を参考にしながらこのブログで綴っていきますので、引き続きこのブログをお読みいただくとありがたいなと思います。
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
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