こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
「手もみ専門店の販売促進」(その5)
「結局、新しくオープンするという銭湯を理由にしたいだけなんです、柴田さんは。そうして売上に対して起こしている不安感の原因を自身で特定して、
自分自身をなだめているだけなんです。もっとお店のことを考えましょうよ」
「そりゃ考えてるよ」
「いや単に不安になってるだけで、それだけで怯えているだけなんです。ですから別に銭湯が実際にオープンしても関係ないように、今からやればいいんじゃないですか?」
「…………」
「銭湯を利用するぐらいでなくちゃ」
「競争相手を利用する?って」
「そうですよ、利用しましょう。利用させてもらいましょう」
「どうやて?」
「それをこれから考えてみます」
こうして、本田は宿題を持ち帰ってしまった。
店で柴田と話していても、これ以上いいアイデアも出てこないだろうと思ったからだ。
2週間後、本田はまた柴田を訪ねた。
もちろん提案を携えていった。
それがこれだった。
<提案>
1.新しくオープンする銭湯に手もみの割引券を置いてもらうこと。
それは、競合店という考えではなく、仲間の店という意識に変える、いわゆるケンカより共存共栄を指向するということ。
その代わりに、手もみ店には銭湯のポスターを貼るとか、銭湯の割引券を置くといういわゆるバーター取引がお互いにとっていいのではないか。
2.銭湯の駐車場に駐車している車のワイパーに割引券を挟み込む。
(もちろん銭湯には許可を取っておくことが重要)
3.客が客を紹介するシステムを作ること。
紹介キャンペーンをすぐにでも始めること。紹介者、被紹介者双方にメリットになる特典をつけること。
4.顧客には必ず常時DMを送り、忘れられることを防ぐこと。
5.従業員は必ずお客様の名前を覚え、名前で接客すること。
6.従業員のネームは大きく、ひらがなにすること。
などなど
そして実際の企画プランも添えた。
柴田がどう考え、どう実行するかは未知数だが、これぐらいのことなら必ずやれると、本田は思った。
銭湯がオープンしてから数か月後、柴田から一本の電話があった。
「本田さん、ありがとう!」
その声を聞いたとたん、本田は心の中で「やった!」と思った。
この項終わり
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
あ、そうそう、下記のメルマガ「繁盛店になりたいか!」をぜひお読みください。
繁盛店になりたいか!
基本的に毎週月曜日の配信です。もちろん無料です。
今すぐにアクセスして、登録してください。
群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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「結局、新しくオープンするという銭湯を理由にしたいだけなんです、柴田さんは。そうして売上に対して起こしている不安感の原因を自身で特定して、
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「そりゃ考えてるよ」
「いや単に不安になってるだけで、それだけで怯えているだけなんです。ですから別に銭湯が実際にオープンしても関係ないように、今からやればいいんじゃないですか?」
「…………」
「銭湯を利用するぐらいでなくちゃ」
「競争相手を利用する?って」
「そうですよ、利用しましょう。利用させてもらいましょう」
「どうやて?」
「それをこれから考えてみます」
こうして、本田は宿題を持ち帰ってしまった。
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2週間後、本田はまた柴田を訪ねた。
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<提案>
1.新しくオープンする銭湯に手もみの割引券を置いてもらうこと。
それは、競合店という考えではなく、仲間の店という意識に変える、いわゆるケンカより共存共栄を指向するということ。
その代わりに、手もみ店には銭湯のポスターを貼るとか、銭湯の割引券を置くといういわゆるバーター取引がお互いにとっていいのではないか。
2.銭湯の駐車場に駐車している車のワイパーに割引券を挟み込む。
(もちろん銭湯には許可を取っておくことが重要)
3.客が客を紹介するシステムを作ること。
紹介キャンペーンをすぐにでも始めること。紹介者、被紹介者双方にメリットになる特典をつけること。
4.顧客には必ず常時DMを送り、忘れられることを防ぐこと。
5.従業員は必ずお客様の名前を覚え、名前で接客すること。
6.従業員のネームは大きく、ひらがなにすること。
などなど
そして実際の企画プランも添えた。
柴田がどう考え、どう実行するかは未知数だが、これぐらいのことなら必ずやれると、本田は思った。
銭湯がオープンしてから数か月後、柴田から一本の電話があった。
「本田さん、ありがとう!」
その声を聞いたとたん、本田は心の中で「やった!」と思った。
この項終わり
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
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