こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
満天通り商店街は、わたしの頭の中にある空想商店街である。
今日も今日とて、ある商店の1日が始まっている………。
もちろんどこの商店街とも似通ったような、
今やどこにでもある地方のシャッター通りである。
このシャッター通り商店街が、わたしの頭の中でどのように変わっていくのか、
わたしにも皆目見当がつかない。
さてさてどんなことになるやら。
もしかしたら、商店街がなくなってしまうかもしれない。
そんなことが起こらないように頑張っていかなくては。
それでは今日もどうぞ。
「井戸端会議をやろうよ」(その1)
「おい、今度は何をやらかすんだ?」
ここは満天通り商店街の振興組合事務所だ。
次回のイベントの準備のために事務所に詰めていた理事長の米田さんや他の理事に、たまたま用があって入ってきた商店街で薬局を経営している亀山さんが、
からかうように聞いた。
「あら、亀ちゃん」
そう、亀山さんはその名の通り、みんなからは“亀ちゃん”と呼ばれている。
名は体を表すと言うが、亀ちゃんに関してはその言葉は全然当たっていないように思われる。
むしろ“馬ちゃん”、とでもあだ名をつけたいほど長い顔をしている。
身長のない身体に長い顔が、ちょっと不釣り合いで、それがまあ愛嬌と言えば愛嬌だが、口が悪いのが難点だ。
しかしとりたてて本気で悪いことは言わないので、今はお年寄りだけになってしまった自身の店のお客からは、何とかそっぽを向かれないで、細々とだが、営業を続けられている。
しかし亀ちゃん自身ももうすでに65も過ぎて、店は70歳ぐらいで閉めてしまおうと考えているようだ。
周囲にはそのことは漏らしていないが、ふたりいる子どもも両方とも女で、すでに他家に嫁いでいて、店の跡継ぎがいないからだ。
こういう店が満天通り商店街には実は多い。
いやこれは全国的な傾向で、どの地方でも、後継者がいないとか、子どもが継ぎたくないとか、子どもにこんな店は継がせたくないとか、そんなこんなで代替わりになると、店がシャッターで閉じられてしまう。
店がうまく行かないでやめていくのはむしろ少数派だ。
商工会議所がチャレンジショップと銘打ち、新しい経営者を援助して出店を促して入るが、そこでやろうとする若い人はまれだ。
それは一度でも、土、日曜日に商店街を歩いてみると分かる。
人通りが少ないのだ。
こんなところで店を開いても、よほどでないとお客様がやってくるようには思えないのだ。
だからイベントをやって人を集めようとする。
それがまあ常套手段だ。
しかし、それが常套手段である意味において、すぐにマンネリにもなるということだ。
そうして最近では「イベントやっても、客は来ねえなあ」という嘆き節がそこかしこで聴かれるようになっているというのも、これまたどの地方でも大体同じことではないかと思う。
個店の集客がイベント頼みになっているという時点で、イベントそのものは失敗、とまではいかなくても、マンネリに陥っている。
言ってみればイベント予算の垂れ流しだ。
つづく
<2>へつづく。
(このストーリーはフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
あ、そうそう、下記のメルマガ「繁盛店になりたいか!」をぜひお読みください。
繁盛店になりたいか!
基本的に毎週月曜日の配信です。もちろん無料です。
今すぐにアクセスして、登録してください。
群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
満天通り商店街は、わたしの頭の中にある空想商店街である。
今日も今日とて、ある商店の1日が始まっている………。
もちろんどこの商店街とも似通ったような、
今やどこにでもある地方のシャッター通りである。
このシャッター通り商店街が、わたしの頭の中でどのように変わっていくのか、
わたしにも皆目見当がつかない。
さてさてどんなことになるやら。
もしかしたら、商店街がなくなってしまうかもしれない。
そんなことが起こらないように頑張っていかなくては。
それでは今日もどうぞ。
「井戸端会議をやろうよ」(その1)
「おい、今度は何をやらかすんだ?」
ここは満天通り商店街の振興組合事務所だ。
次回のイベントの準備のために事務所に詰めていた理事長の米田さんや他の理事に、たまたま用があって入ってきた商店街で薬局を経営している亀山さんが、
からかうように聞いた。
「あら、亀ちゃん」
そう、亀山さんはその名の通り、みんなからは“亀ちゃん”と呼ばれている。
名は体を表すと言うが、亀ちゃんに関してはその言葉は全然当たっていないように思われる。
むしろ“馬ちゃん”、とでもあだ名をつけたいほど長い顔をしている。
身長のない身体に長い顔が、ちょっと不釣り合いで、それがまあ愛嬌と言えば愛嬌だが、口が悪いのが難点だ。
しかしとりたてて本気で悪いことは言わないので、今はお年寄りだけになってしまった自身の店のお客からは、何とかそっぽを向かれないで、細々とだが、営業を続けられている。
しかし亀ちゃん自身ももうすでに65も過ぎて、店は70歳ぐらいで閉めてしまおうと考えているようだ。
周囲にはそのことは漏らしていないが、ふたりいる子どもも両方とも女で、すでに他家に嫁いでいて、店の跡継ぎがいないからだ。
こういう店が満天通り商店街には実は多い。
いやこれは全国的な傾向で、どの地方でも、後継者がいないとか、子どもが継ぎたくないとか、子どもにこんな店は継がせたくないとか、そんなこんなで代替わりになると、店がシャッターで閉じられてしまう。
店がうまく行かないでやめていくのはむしろ少数派だ。
商工会議所がチャレンジショップと銘打ち、新しい経営者を援助して出店を促して入るが、そこでやろうとする若い人はまれだ。
それは一度でも、土、日曜日に商店街を歩いてみると分かる。
人通りが少ないのだ。
こんなところで店を開いても、よほどでないとお客様がやってくるようには思えないのだ。
だからイベントをやって人を集めようとする。
それがまあ常套手段だ。
しかし、それが常套手段である意味において、すぐにマンネリにもなるということだ。
そうして最近では「イベントやっても、客は来ねえなあ」という嘆き節がそこかしこで聴かれるようになっているというのも、これまたどの地方でも大体同じことではないかと思う。
個店の集客がイベント頼みになっているという時点で、イベントそのものは失敗、とまではいかなくても、マンネリに陥っている。
言ってみればイベント予算の垂れ流しだ。
つづく
<2>へつづく。
(このストーリーはフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
あ、そうそう、下記のメルマガ「繁盛店になりたいか!」をぜひお読みください。
繁盛店になりたいか!
基本的に毎週月曜日の配信です。もちろん無料です。
今すぐにアクセスして、登録してください。
群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)