言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

浅はかな経費削減

2012-08-07 09:00:29 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。

昨日は久しぶりに激暑ではない暑さでしたが、湿度がかなり高かったので、やはりエアコンが必要でした。
雨は、ほんのちょっとしたサービスというぐらいの淋しさでしたが、降りました。
夜は2時間ほどエアコンをかけ、湿気をとってから眠りました。
朝はさわやかな目覚めでした。久しぶりの感覚ですね。
でも今日からまた猛暑が!
朝からよく晴れています。


わたしの奥さんが大好きな、ある商品がありましてーーー。
あるスーパーで販売している田舎まんじゅうがことのほか好きで、普段は遠くてあまり行かないスーパーなんですが、たまに通りすがると、それだけでも買ってこようと、車を止めたりします。

遅い時間だと、それも売り切れになっていることもありますが。
毎年、お月見には、必ずその田舎まんじゅうを、月見団子の代わりにして飾るんですね。

ところが最近、そのスーパーの業績が悪くて、二番目に近い店が閉店してしまいました。
でもまだ一番近いところが残っているので、まあいいかと思ってはいるのですが。
でもその店の近所にも大型のスーパーが開店したので、風前の灯のような感じです。

で、問題なんですが、最近も通りかかることがあって、その田舎まんじゅうを買ってきたのですが、どうも今までのより確実に小さくなっていまして、そして皮が厚くなり、あんこも少なくなっています。
どう見たって手抜きといいますか、手抜きではなくて、経費を浮かすために小さくしたというのが見え見えなんです。

これって、落ち目の三度笠的な(悪くなっていく)お店の典型パターンを、そのまんま踏襲していますね。
そう思いませんか?

1、2年ほど前になりますか、小麦粉などの原料が高騰した折、メーカーの苦肉の策として、価格を上げるのも躊躇われた結果、中身を少し減らして以前の価格のままに維持したということがありました。

大きなメーカーはそういうことを平気で(?)やれるのでいいでしょうが、中小零細メーカーが、じゃあ自社もと、同じようなことをやったのでは、すぐに取引を停止されてしまいますね。

さて、くだんのスーパーも、全体の売上低下で、自店で作っている商品の原材料も高騰しているということで、じゃあ価格は上げるとすぐに買い控えが起きるので、少し小さくして、材料費を押さえようという安直な、内向きの政策をとったんでしょうね。

バカですねえ。こんな時こそ、逆転の発想で、今までよりも、大きくしてしまえば良かったのに。
そうすることで、評判の田舎まんじゅうがさらに評判を呼んで、それが他へも波及効果をもたらすこともあるのに。

お客様の方を見ないで、自分たちの都合ばかり考えているから、業績がさらに悪くなっていくんですよ。

業績が悪くなってきた時こそ、もう一度お客様の方にしっかり目を向けて、どうしたら他所へ行ったお客様がこの店に帰ってくるのかということを、真剣に考えることがいちばん大切なのに。

名物(くだんの田舎まんじゅうが、わが家でのその店の名物だったわけです)があれば、その名物をさらに磨いて(味、量、価格)、もっともっと名物たらしめることで、その名物が店を助けてくれることになることもあるということを、肝に銘じないといけないですね。

東北に、そのいい例があります。
→『主婦の店・さいち』
  「売れ続ける理由~一回のお客を一生の顧客にする非常識な経営法

業績が悪くなってきたら、まず一番目にすることは?
『お客様を見ること』
です。

繁盛のヒントは、お客様が必ず教えてくれます。


さあ今日もがんばろう!

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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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