こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は、ひさしぶりの2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
「患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩」(その9)
「以上の2点で言いたいことは言い尽くされているというのは、本当です。後は手段というハードだけですから」
「ーーー?」
「あの、ですね。トイレをきれいにするということは、その他の場所もきれいにされているだろうなと思わせるということです。でしょ?
だってトイレっていちばん最後に掃除するところじゃないですか。人の目に見えやすいところはすぐに気がついて掃除するんですが、たまにしか使わないトイレはだいたいいちばん最後に掃除するということじゃないですか。
ですから、トイレがきれいに掃除されているということは、その他もきれいにされていると思われるわけです。
ここの医院全体が清潔感に包まれ、訪れたお客様の気分をよくさせているということですね。
そして受付では、壁を取り払ったフレンドリーでゆったりした気分で、病気の半分もそこで治るようじゃないですか。
不安な気持ちを和ませるということですね。
お客様もそういった対応を病院では体験したことがないはずですから、きっと心を開いてくれるはずです」
「なるほど、そういうことか」
「そういうことですよ。最初に不安な気持ちで訪れるわけですよね、こちらのお客様は。そのお客様に対して、まず一番に安心感を感じていただくことが、
一番最初に行わなければならない治療じゃないのかなあ、と」
「うん。言われてみれば、その通りだ」
「そうねえ、そうだわねえーー、でも」
「でも?」
「でも、ほんとにそうかしら………」
「それは頭では理解できるかもしれませんが、実際には目に見えて分かるということではないので、それだけを取り出して確認はできないと思いますが、それは患者さんの顔つきや実際に増えてきてから分かることなので、これがそうだとはなかなかいえないところが、ちょっとしんどいところですが、でもやらないよりやってみる方がいいんじゃないですか。それでお客様が増えることはあっても、減ることはないと思いますし。絶対という言葉は使いたくないですが、増えるはずです。それは時間がかかりますが、増えます!」
本田には珍しいことだが、いつもよりは大きな声で、奥さんに向かって断言した。
こうした懐疑的な人に対しては、断言は必要だと感じたのだ。
そうしないとこういう人は動こうとはしないからだ。
奥さんはソフトな感じの本田が、力強く断言したことで、矛を収めた。
「じゃあ早速工務店に連絡して、改装してもらおう、ということで、本田さん、いいかな?」
「はい、ぜひともそうしてください」
「わかった」
「その改装が終わってから、実際的な販促の指導に入りたいと思いますが、それまでにひとつだけ今日からやってほしいということがあります」
「何?」
「それは、お客様のリストをつくってほしいんです。今までここで診察を受けた方の実数を、ご本人にも確認してほしいのと、この半年間、1年間に来院されたお客様の実数をまず把握しましょう。そしてまず一度リスト全員にメッセージを送りましょう」
「メッセージ? どんな?」
つづく
<10>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
あ、そうそう、下記のメルマガ「繁盛店になりたいか!」をぜひお読みください。
繁盛店になりたいか!
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群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.com
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
販促経営コンサルタント、藤田です。
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販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
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「以上の2点で言いたいことは言い尽くされているというのは、本当です。後は手段というハードだけですから」
「ーーー?」
「あの、ですね。トイレをきれいにするということは、その他の場所もきれいにされているだろうなと思わせるということです。でしょ?
だってトイレっていちばん最後に掃除するところじゃないですか。人の目に見えやすいところはすぐに気がついて掃除するんですが、たまにしか使わないトイレはだいたいいちばん最後に掃除するということじゃないですか。
ですから、トイレがきれいに掃除されているということは、その他もきれいにされていると思われるわけです。
ここの医院全体が清潔感に包まれ、訪れたお客様の気分をよくさせているということですね。
そして受付では、壁を取り払ったフレンドリーでゆったりした気分で、病気の半分もそこで治るようじゃないですか。
不安な気持ちを和ませるということですね。
お客様もそういった対応を病院では体験したことがないはずですから、きっと心を開いてくれるはずです」
「なるほど、そういうことか」
「そういうことですよ。最初に不安な気持ちで訪れるわけですよね、こちらのお客様は。そのお客様に対して、まず一番に安心感を感じていただくことが、
一番最初に行わなければならない治療じゃないのかなあ、と」
「うん。言われてみれば、その通りだ」
「そうねえ、そうだわねえーー、でも」
「でも?」
「でも、ほんとにそうかしら………」
「それは頭では理解できるかもしれませんが、実際には目に見えて分かるということではないので、それだけを取り出して確認はできないと思いますが、それは患者さんの顔つきや実際に増えてきてから分かることなので、これがそうだとはなかなかいえないところが、ちょっとしんどいところですが、でもやらないよりやってみる方がいいんじゃないですか。それでお客様が増えることはあっても、減ることはないと思いますし。絶対という言葉は使いたくないですが、増えるはずです。それは時間がかかりますが、増えます!」
本田には珍しいことだが、いつもよりは大きな声で、奥さんに向かって断言した。
こうした懐疑的な人に対しては、断言は必要だと感じたのだ。
そうしないとこういう人は動こうとはしないからだ。
奥さんはソフトな感じの本田が、力強く断言したことで、矛を収めた。
「じゃあ早速工務店に連絡して、改装してもらおう、ということで、本田さん、いいかな?」
「はい、ぜひともそうしてください」
「わかった」
「その改装が終わってから、実際的な販促の指導に入りたいと思いますが、それまでにひとつだけ今日からやってほしいということがあります」
「何?」
「それは、お客様のリストをつくってほしいんです。今までここで診察を受けた方の実数を、ご本人にも確認してほしいのと、この半年間、1年間に来院されたお客様の実数をまず把握しましょう。そしてまず一度リスト全員にメッセージを送りましょう」
「メッセージ? どんな?」
つづく
<10>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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