言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

「患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩」(その9)

2012-08-27 09:42:50 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は、ひさしぶりの2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)


「患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩」(その9)



「以上の2点で言いたいことは言い尽くされているというのは、本当です。後は手段というハードだけですから」

「ーーー?」

「あの、ですね。トイレをきれいにするということは、その他の場所もきれいにされているだろうなと思わせるということです。でしょ? 
だってトイレっていちばん最後に掃除するところじゃないですか。人の目に見えやすいところはすぐに気がついて掃除するんですが、たまにしか使わないトイレはだいたいいちばん最後に掃除するということじゃないですか。
ですから、トイレがきれいに掃除されているということは、その他もきれいにされていると思われるわけです。
ここの医院全体が清潔感に包まれ、訪れたお客様の気分をよくさせているということですね。
そして受付では、壁を取り払ったフレンドリーでゆったりした気分で、病気の半分もそこで治るようじゃないですか。
不安な気持ちを和ませるということですね。
お客様もそういった対応を病院では体験したことがないはずですから、きっと心を開いてくれるはずです」

「なるほど、そういうことか」

「そういうことですよ。最初に不安な気持ちで訪れるわけですよね、こちらのお客様は。そのお客様に対して、まず一番に安心感を感じていただくことが、
一番最初に行わなければならない治療じゃないのかなあ、と」

「うん。言われてみれば、その通りだ」

「そうねえ、そうだわねえーー、でも」

「でも?」

「でも、ほんとにそうかしら………」

「それは頭では理解できるかもしれませんが、実際には目に見えて分かるということではないので、それだけを取り出して確認はできないと思いますが、それは患者さんの顔つきや実際に増えてきてから分かることなので、これがそうだとはなかなかいえないところが、ちょっとしんどいところですが、でもやらないよりやってみる方がいいんじゃないですか。それでお客様が増えることはあっても、減ることはないと思いますし。絶対という言葉は使いたくないですが、増えるはずです。それは時間がかかりますが、増えます!」

本田には珍しいことだが、いつもよりは大きな声で、奥さんに向かって断言した。

こうした懐疑的な人に対しては、断言は必要だと感じたのだ。

そうしないとこういう人は動こうとはしないからだ。

奥さんはソフトな感じの本田が、力強く断言したことで、矛を収めた。

「じゃあ早速工務店に連絡して、改装してもらおう、ということで、本田さん、いいかな?」

「はい、ぜひともそうしてください」

「わかった」

「その改装が終わってから、実際的な販促の指導に入りたいと思いますが、それまでにひとつだけ今日からやってほしいということがあります」

「何?」

「それは、お客様のリストをつくってほしいんです。今までここで診察を受けた方の実数を、ご本人にも確認してほしいのと、この半年間、1年間に来院されたお客様の実数をまず把握しましょう。そしてまず一度リスト全員にメッセージを送りましょう」

「メッセージ? どんな?」



                               つづく


<10>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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自分の原点で

2012-08-27 09:00:35 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。

8月もそろそろ終りというこの時期、例年ですと、テレビのニュースなどを見ていると、そろそろ秋の気配が………、というトピックス的なインサートがたいていあるのですが、今年は今のところ見かけません。
高原などでは本当にそうした気配があるのでしょうが、それを探しにいくという気持ちにはならないのでしょうね。

 <今朝早く激しい雨音で目を覚ましました。
 <その後は涼しい風が開け放した窓のカーテンを大きく揺らし、より涼しさを感じさせてくれました。
 <でも今朝の天気予報を見ると、前橋あたりではまた30℃以上の蒸し暑い1日という予報。

上記は昨年8月25日のこのブログの書き出しです。
昨年は30℃以上で暑い!といっていたのですが、今年は35℃以上です。
暑いわけだ。

昨夜は久しぶりにエアコンを入れないで眠りにつきましたが、すぐに暑苦しさで目が覚めてしまい、しょうがなく1時間のタイマーをかけてエアコンを入れました。
もう何日、夕立さえないのでしょうか?
昨年はこの頃毎日のように夕立があったようです。


さて、今週は私にとってはビッグなイベントがあります。

それはローカルながら、群馬テレビの30分番組のコメンテイターとして出演するんです。
その番組は「ビジネス・ジャーナル」という経済情報の番組で、群馬テレビのオリジナルプログラムです。
2ヶ月ほど前に営業の方から電話をいただき、出演させていただくことになったわけです。
こんなまだまだ未熟なわたしにオファーをいただけるなんて、ありがたいことです。

それでここ1週間ほどそのテーマを考えていまして、つい先日原稿を送ったばかりです。
お話をいただいた時からずっと、漠然とは頭の中にあったのですが、なかなか的を絞ることができずに、ここに至ってしまいました。

そうして結論として出てきたのは、やはり自分の原点で行こうと。
「消費者目線のマーケティング」です。

で、今までの実際に感じたことを例にとって、話していこうと思っています。

収録は今週の木曜日30日で、放送は翌日31日のよる10時からです。

好奇心からでも見ないでください。恥ずかしい。
と言いながら、視聴をお薦めしている自分。
どちらも本当の自分であります。


さあ今日も、暑いけど、それは言ったところでどうなるものでもなし、がんばろう!

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あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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