こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
部屋の窓から眺める外は、見かけ倒しの青空。
見た目には暖かそう。
でも冷たい。寒い。
今朝ゴミ出しで外に出たら、庭の土が盛り上がっていました。
そうです、霜柱、ですね。
砂粒が氷柱に押されて上にあがっているのやら、20cm四方ぐらいの地面がそのまま持ち上がっているのやら。
今週は冬です。
先週あたりからまた分厚いセーターを引っ張り出してきました。
「もう次は着ないでね」と釘を刺されました。
つい先日洗濯したばかりだったもので。
さて本題です。
昨日は久方ぶりにお店を紹介しましたが、今日は本を紹介しますね。
▲今日紹介するのは、「フェラーリと鉄瓶 (PHP文庫)」という奇妙なタイトルの本です。
日本人でありながら、イタリアのピニンファリーナというデザイン工房でフェラーリをデザインした奥山清行さんが書いた本です。
その中で述べられた言葉で、ぜひともメーカーの方や販売の方に肝に命じてほしいものがありました。
美しいものをどうして追求するのか、なぜ美しいデザインが必要なのかと彼が当時のピニンファリーナの会長に聞いた際に会長が出した答えです。
『一つめは、「美しいものは売れる」ということ。同じ価格、性能で美しいものと醜いものがあった場合、よほどのへそ曲がりでなければ、美しいものの方を買うでしょう。競争相手がみんなそれに気付いているなら、商売で勝ち残るためには、より美しいものを作らなければならない。だから美しいデザインが必要なのだということ。二つめの理由は、「人間は本来美しいものが好きである」ということ。美しいインテリアや美しい絵に囲まれて暮らしたいと思うのは人間の本能です。だから美しいものを作り出す行為は、人間の本能に沿った極めて自然なことになります。したがって、美しいデザインが必要なわけです。』
(中略)
『美しいものは正しい。俺たちは正しいことをしているんだ』
(100P~101P)
ちょっと長い引用になりましたが、わたしが相談者の方とお会いするときによく思うことを上手に言ってくれているなあと感心しました。
世の中には確かに性能(機能)はいい、というのはいくらでもあります。
しかしその中で自分が本当に手にしたと思うものは少ない、そのようにあなた自身も感じたことはないですか?
いくら良くても、このデザインじゃなあという製品(商品)が、けっこう世の中に多いんです。
料理にしても、うまいんだけど、なんでこの盛り方、なんでこの食器なの? というようなミスマッチ、ちょっと残念と思うものによく当ります。
もうひとつ何かが足りない、もしくは何かが多い、そんなもので世の中溢れています。
なぜでしょうか?
それは、本当に“美しく”デザインされていないからのことが多いんですね。
“デザインをする”という手を抜いたところから、何かが足りない、何かが多いという商品になってしまう。
そうして、デザインを検証しないまま、世に出してしまうからではないでしょうか。
デザインすると金がかかるから、というような単純な理由以外にも、もともとデザインなんか必要ない、機能(性能)さえ良ければ商品は売れるんだ、という間違った考え方もあります。
確かに戦後の経済成長時代には、モノは作れば売れたでしょう。
なぜ? モノがなかったから。
答えはごくごく単純です。
しかし今の時代こそ、モノは、デザイン(その機能のあった美しさのデザイン、ですが)がされていないと売れません。
そうしてデザインがされていないものは、同じものでもデザインされているものとははっきりと価格差があります。
価格の安いものの方がいいという消費者を相手にするのなら、それでもいいでしょう。
でも、それなら大量に作らなければきっと利益がでないでしょう。
それは中小企業がするべきことではありません。
中小企業こそ、今こそ、デザインという商品に魂を込めるものを作らなければ、長くは続いていかないはずです。
それでは、また明日。
今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!
わたしは現在、このブログでもたまに出てくるように、太田商工会議所で店舗支援のコーディネーターを委嘱されて活動しています。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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