こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
朝目覚めたときにはよく晴れていた空が、朝が落ち着いてくるとともに薄雲がかかってくるようになりました。
ちょっと薄曇りですね、今現在は。
これからさらに雲がかかってきて、雨になるかもしれないと予報では言っていました。
少し暖かくなりました。
もちろん、それとともに例の嫌な奴がはびこり、わが世の“春”に踊っています。
雨にぜえ~んぶ、流されてしまえばいいのに!
それでは本題です。
(前日からの続き。)
「本業はブランドでもある(下)」
確かにおいしいドレッシングを商品化し、業績を上げるということについては、経営のセンスをその社長は持っていたのかもしれません。
そして商品化とともに他の新商品の開発導入も、業績アップには欠かせないものでした。
決して間違ってはいません。
じゃあなぜ会社は駄目になっていったのか。
そこには一番忘れてはならないことがあったのに、それに気がつかなかったからです。
たとえば、ひょんなこととからある商品が有名になり、デパートなどでも扱われるようになり、そこでも飛ぶように売れるヒット商品になったとして、じゃあお店はやめてしまったら、どうなるでしょうか。
その商品は“あの店”の、あのドレッシングとして売れているのであって、その“あの店”という冠がとれてしまったら、ただのおいしいドレッシングでしかないわけです。
“あの店”で、楽しんでおいしく食べられてきたからこそ今の形があるんですが、その一番大本となる部分、いわゆる基礎部分がとれてしまったら…………。
家だって、ビルだって、橋だって、基礎部分がなくなったらもちろん倒壊してしまいます。
それと同じです。
その基礎部分こそ、ブランドだったわけです。
ブランドは数字では表せません。
ただ単に数字でしかモノを見なくなってしまうと、そういった本末転倒のようなことを平気でやってしまうようにもなります。
原点、拠り所、依って立つところ、そしてシンボルとしてブランド、発祥を壊してしまうのは、自滅の道を歩き始める元です。
そのように前置きして、そのコンサルタントは、売れゆきが落ちても、利益率も利益額も逆転しても、このお店は、店主自らが現地まで出かけて選び抜いたうまいお米を販売しているからこそ、おにぎりにしても、お弁当にしても存在感が増しているということなんだ、と店主に説き、絶対にお米販売をやめるべきではないし、これまで以上にお米にはより力を注いで販売するべきなんですと説得しました。
「店主が自分の舌で選んだ、名前は知られていないけれどうまいお米」を販売するお店のおにぎりだから、お弁当だから、今もまたこれからも売れていくんです。
「店主が自分の舌で選んだ、名前は知られていないけれどうまいお米」が、このお店全体のブランドなんです。
そのブランドを自ら捨てるということは、お店全体が崩壊していくきっかけになってしまいます。
数字だけで捉えていると、時として数字の悪魔に誘惑されるでしょうが、おにぎりとお弁当の利益のいくぶんかは、「店主が自分の舌で選んだ、名前は知られていないけれどうまいお米」が、貢献していることは間違いのない事実です。
こうして、店主はお米販売をやめるという断を下す愚行を悟り、今でも力を入れて、新しいうまいお米を季節になると産地に赴いて探すことをやめないでいる。
もちろんお弁当も、おにぎりも、いくぶんかは上昇率は落ちたが、少しずつでも右肩上がりを続けている。
(おわり)
いかがだったでしょうか。
このノンフィクション+フィクション、楽しむだけではなく、あなたはどんなことをこの話から学ばれたでしょうか。
何かひとつ、ちょっとでもいいので、何かを感じて、実践してほしいですね。
それでは、また明日。
今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!
わたしは現在、このブログでもたまに出てくるように、太田商工会議所で店舗支援のコーディネーターを委嘱されて活動しています。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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