言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

本業はブランドでもある(中)

2014-03-17 09:43:58 | アイデア・事例

こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


晴れています。
気温も先週当りよりは確実に上がっていますので、部屋のエアコンは止めています。
足元ヒーターだけですみそうです。

しかし昨日は外に買物に出かけたせいか、鼻がよく詰まり、目も少しかゆくなってきました。

消費増全直前のセール感の煽りと、春の新生活準備のために、ショッピングセンターはどこも人の出が多く、賑わっていました。


それでは本題です。

前日からの続きになります。

「本業はブランドでもある(中)」

そこで、たまたま新聞で見た地元のコンサルタントに相談してみることにしました。

すると彼は、それに反対をしました。

「確かにお米販売はスーパーやホームセンターなどでも大量に扱うようになって、こちらの販売量もずいぶん減ったことだと思います。だからといって、それで今お米販売をやめたとしたら、どうなるでしょうか?」
といって、ある例を出した。

「ある小さなレストランがあって、そのレストランは30人ほどしか入れない狭さなんですが、連日満員で、予約なしでは入れない状態の店です。

なぜそんなに入るのかというと、もちろんおいしからですね。特にそこのレストランで出しているドレッシングが人気でした。
しかし、お店の経営はお客様がたくさん入っていても、それほど利益が出るということでもありません。

こんなにお客様が入っているのは、やはりドレッシングが評判だから、もしかしたらこのドレッシングを瓶詰めで販売したらどうだろうと考え始めていました。

そうしたある日、その噂を耳にしたメーカーがやってきて、ドレッシングを自社で委託生産して販売したいと申し込んできました。

渡りに船とばかりに話がまとまり、そのお店のドレッシングは一般にも売り出され、あのお店のおいしいドレッシングとして販売数量もグ~んと伸びていきました。

そうして、すぐにその売上も利益も、お店もの売上を抜くようになり、売上もさらにどんどん伸びていき、ついには専用工場を立ち上げるまでになりました。

そうなると、社長はこう考え始めました。

こんなに商品で利益が出せるのだったら、あまり利益の出ないレストランは閉じて、メーカーとして一本立ちしていった方がいいのではないか………。

社員にも計ったところ、もちろんレストランに従事している従業員の方以外は賛成で、店舗を廃止し、店舗従業員で工場に残りたいと言う人以外はやめていきました。


しばらくは売行きも順調に推移しましたが、数年後気がついてみると、売上が横ばいになり、右下がりになり始めていました。

新製品を導入したり、営業に力を入れたりして市場の活性化も図りましたが、どうも売行きが思わしくない状態が続き、数年後、その会社はとうとう大手のメーカーに吸収合併されてしまいます。

社長は元のレストラン経営にもどりました。

しかもドレッシングなどのレシピは合併メーカーのものとなり、自分でまた新しい味のものを一から作らなくてはならなくなってしまいました。」


このストーリーを検証してみましょう、とコンサルタントは続けました。


                          (つづく)


それでは、また明日をお楽しみに。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


わたしは現在、このブログでもたまに出てくるように、太田商工会議所で店舗支援のコーディネーターを委嘱されて活動しています。

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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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