言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

「ぶらくり丁」

2014-03-29 10:25:32 | 商店街の再生

こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


今朝は薄曇り。
朧月夜がそのまま朝になったような………。
何となく、目や鼻と同じすっきりとしない天候ですね。
昨日お隣の伊勢崎市で桜の開花宣言が出ました。
こちら前橋ではまだです。
冷たいものね。

昨日は太田で一日過ごしました。
3軒の企業とお店に伺い、お話をお聞きしてきまして。

そのうちの一軒では、ほとんどはお店の販促や顧客獲得のためのさまざまな手法をお聞きしてきました。

このお店に限っては、わたしなどのアドバイスは必要としないほど立派にやられていて、頭が下がります。
ですからもっぱらこちらが聞き役です。

いつかこのお店もきちんと紹介したいですけど、その販促方法までお知らせするにはちょっとというところもあります。

基本をきっちりとやっているだけと言えばそうなんですけど、その基本を紹介するには、そのお店の社長に悪い気がしますので、聞いてからOKでしたら紹介させていただきます。



さて、今週の「カンブリア宮殿」を見ていたら、わたしが生まれてから25歳まで過ごした和歌山市内の一番の繁華街であった「ぶらくり丁」の様子が、数分ですが紹介されていました。

それは商店街の再生で成功した高松市の商店街に比較して紹介されたもので、その惨状たるや、ビックリです(いやそうでもないか。どこの、ほとんどの商店街と結局同じ道をたどっているだけといえばその通りで)。

わたしが和歌山を出る前の繁盛ぶりから、すぐにこの状況を見せられると、タイムマシンにでも乗せられた見た感じです。

※「ぶらくり丁」の“ぶらくり”とは、物を吊るすという意味で、物を吊るして売っていたところからそういう名が付けられたようです。

またこれは和歌山だけの特徴だと思いますが、「丁」というのは“町”と同じで、同じように一番丁、二番丁などいうような町名が和歌山城周辺にあります。


そのぶらくり丁も、今ではこの前橋の中心商店街と同じように、ゴーストタウンにも似た様相に変わり果てていました。


さて、町の再生に成功した高松市の商店街はやはりわたしが数年前に考えた構想とほぼ同じような考え方で、町をそっくり作り直したということで、成功したようです。

わたしも数年前にこの考え方で、前橋や館林、桐生などの商店街に企画書を送りました。

もちろん一介の、まだ名前も世に出ていないような者の企画には一顧だにされないで消えていった企画書ですが、その中で、商店街の再生は今のままでは無理で、どんなに手を入れてもそれは無駄金を捨てるようなものであり、根本的に町ごとそっくり作り変えなければ、というものでした。

わたしが考えたのは円形の町で、まず現在の町をそっくり更地にして、その円の一番真ん中にアミューズメント施設を作り、そのまわりに住まい、そしてそのまわりに新しい商店街を作ろうというものでしたので、あまりの荒唐無稽さに検討にも値されない企画と映ったのでしょうね。

でも、そうして見事に再生された商店街が実際にあったということは、わたしの考え方もあながち間違ってはいなかったという自負もあります。

そんなことを今さら自慢したところで、どうしようもないことですが。

しかし高松市の商店街の再生の肝は「定期借地権」の設定でしょうね。
なるほどと思いました。

確かに地権者全員の了解を取ることが一番のネックですからね。


いつも言っていることですが、商店街はこのままではどんなにさまざまな手で町おこしをしようが、再生は無理です。

「昔は良かった」という思いだけで町おこしをしても駄目ですよね。

それよりも、今から新しい町を作るのだという考え方を基礎にしてやらないとムダでしょうね。



それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


わたしは現在、このブログでもたまに出てくるように、太田商工会議所で店舗支援のコーディネーターを委嘱されて活動しています。

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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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