言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

ある地方金融機関の新商品開発<その3>

2011-10-19 09:54:08 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)


「ある地方金融機関の新商品開発」<その3>


山口がさらに話を継いだ。

「金融マンはやはり金融マンでして、なかなか変わったアイデアも出ません。私たちもそれは面白いなと思いました」

「うん」

「他の金融機関ででもやはり考えることが一緒で同じような金融商品を出していて、オリジナルなものがなかなか考えだされないんですね」

「それでもうたねが尽きた?」

「そうとも言えますが、そうでもないとも言えます」

「うん、ちょっとニュアンスが違うかな」

「結局こういった金融業界は、ほとんどすべて同じ土俵でお客様をとりあっているんです。最終的にお客様になっていただくためには、融資の場合は融資の条件が他よりもいいということが最大条件で、預金も他より利率がいいということが最大条件ですが、それ以上にお客様との信頼関係ですか、それが一番なんですね。よく言うとお付き合い、悪く言うとまあしがらみとでもいうんですか。そのために日頃営業サイドではお客様とのコミュニケーションに力を入れているわけです」

「そうですよね。スーパーをまわって安い商品だけ買い回るなんてことはできないですからね。一度この銀行と決めたら、だいたい何か嫌なことが起きない限りずっとお付き合いしますからね」

「そこなんですよ、本田さん」

「そうなんです。そこなんです。私たちが本田さんにお願いしたいのは」と部長がまた口を出してきた。

「なるほどねえ。そうでしょうね。商品だと言ってもお金を貸し出すか、預けてもらうかというもので、普通のモノとしての商品じゃないですからね、いくら商品だと入っても」

「商品なんで言葉で言い出したのはいつ頃だろうね」

「さあ、いつの間にかそのように呼ぶようになりましたね」

「すみません、話を進めてよろしいでしょうか、部長?」

「お、悪いなあ、ついつい口を出してしまって。すまん。山口君、進めてくれ」

「はい。それで本田さんにお願いしたいのは、まあ新しい考え方の商品というんですか、そんなもので少しアドバイスのようなものをいただきたくて、今回はご相談申し上げたようなわけです」

「なるほど」

「どうですか、考えられそうですか」

「いやむずかしいです。でもちょっと考えてみます。どうしてもギブアップの時は申し訳ないですが許してください。と、逃げを打ってから始めるのはちょっと卑怯な気がしますので、とりあえずお引き受けします。期限はいつまでですか」

「2週間です。2週間後に理事長に何らかの形で報告しなければなりませんので」

「厳しいですね。その期間で考えられる最大限のものを提案します」

「ありがとう」

「ありがとうございます」

                      

本田は苦しんだ。

広告会社に勤めている時は、その金融機関の広報誌の開発から実際の立ち上げ、そして取材、撮影、記事とすべて担当してきた。

さらには、その金融機関が扱っている金融商品のリーフレットや新発売の告知などは担当してきたが、このように実際の金融商品を考えるというようなことはなかった。

まず彼等はなぜ外部に、それも本田のようなものにそのアイデアを求めてきたのか、考えた。

それはやはり理事長が感じていたことで、内部だけで考えていると、自分たちの考えと実際の世間で考えられていることのギャップが、もしかしたらあるのではないかという危機感から、一度外部にもそのアイデアを求めてみようということになったのだろう。

そして常に消費者の目から見たマーケティングをスローガンにしている販売促進コンサルタントが身近にいたので、じゃあまあ彼に出してみようかということになったのかもしれない。

本田は考えた。

2週間といっても、それは2週間後にはきちんと考えをまとめて見せなければないのだ。

実質的には10日間ほどしかない。

それなのにもうあれから1週間もたっている。

何も浮かばない。

実際目に見える商品ではないというのが、そのひとつの理由でもある。

今までそんな金融商品を一から考えた企画マンなんていたのだろうか。
   

<4>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)


それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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高野氏の講演を聴いてきました

2011-10-19 09:26:26 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝はひんやりとした、あまり日差しのささない、秋の終わりを思わせる中で目を覚ましました。
今日から明日にかけてはだんだんと天気が悪くなるということです。 

でも悪くなるというのはどういうことなんだろうと、いつも思うんですが、雨が降ること、曇ることは悪いことなんだろうかと、天気予報を伝える人は何の疑問も湧かないのでしょうか。

雨には雨の良さがあり、晴には晴の良さがあるはずです。そして曇にも。
それぞれの自然の恩恵の感謝することを考えれば、上記のような言い方も自ずと変わってくるとは思います。


さて、昨日は伊香保に高野昇氏の講演を聴きにいってきました。
高野氏の著作
リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間
リッツ・カールトン 一瞬で心が通う「言葉がけ」の習慣
リッツ・カールトンで育まれたホスピタリティノート
絆が生まれる瞬間
サービスを超える瞬間 実例・実践編

話はスムーズで、よどみなく、さらにはよく分かるように一言一言、例を挙げながら話してくれました。

わたしも駆け出しですが講師の端くれ、どうすれば聴衆の心を引きつけられるかということを観点に、聞き入りました。

例の出し方が的確で、それだけたくさんの会社を訪問し、コンサルティングをしているから出てくることで、うらやましい限りです。

話の内容は、3.11以降の東日本、特に東北地方の人たちを中心に心の持ちようが変わってきているということで、モノ、カネよりもココロ、外にあるものよりも内にあるものが大切なんだとわかったということです。

確かにあの大震災があってから、家族の大切さを再認識し、結婚する若い人が増えてきたということも聞きます。

会社運営もまた同じことで、外のお客様をもてなすことも大事ですが、その前に内の従業員の満足度も上げていかないとこれからは難しいというようんことを話してくれました。

これはわたしも自分の講演などのメインテーマで、まず従業員からだといつも言っていることです。

この日の一番の氏の言いたかったことは「誰もがやっていることを、誰もがやっていないレベルでやること」ではなかったかと、自分なりに解釈して、会場を後にしました。

あまり長々と内容を書くとせっかく講演してくれた氏には悪いので、これぐらいにしますが、高野氏のお話は一度は聞いてみる価値のあるものです。ありがとうございました。お話が終わった後の拍手は心から出たものでした。

伊香保からの帰り道は、メインの道路を通らないでわざと細い道を通りました。
とにかく下っていけばどこか知っている場所に出るだろうと、それだけで、ナビを見ないで、ハンドルを切ってしまいました。
するとあっちこっちで、そばの花が咲いているのを目にすることができました。ちょうどそんな時期だったんですね。
今まで通ったことのない道でしたが、目にはいい収穫がありました。

時間に余裕のあるときには、こういった走り方をする時があります。
そうして知っている場所に出ると、ああここに出るのか、という感慨と、これでまた一つ違う道を見つけることができたなあと、満足して帰ります。

それでは今日はこれで。


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いい言葉を残したい、新しい言葉を生み出したい

2011-10-18 08:56:40 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨夜あたりからけっこう強めの北風が吹いていました。
これに寒さが加われば、まさに木枯らしともいうような風の音でした。
朝の空は秋の典型のような靄のないきれいな青空が広がっています。
そして発見したのが、これ。▼



真ん中の白い点のようなものが月です。上弦に近い月です。
そういえば今日は満月から1週間後ですね。

▼ちょっと拡大したのがこれ。ぼけてますけど、月です。



そうです、いわゆる残月、ちょっと情緒をこめた言い方では“残(のこ)んの月”、ですね。
今時こんな言い方をしても、誰も分からないでしょうね。
でも私はこの言葉が何となく好きで、何かで読んだことがあるのでしょう、この言葉が好きなので、よく覚えています。

いい言葉は、いつまでも残していきたいと思う一方、わたしはもともとコピーライターという、新しい言葉とか言葉の新しい組み合わせを生業としてきた人間ですので、その自分自身の中でのコントロールをどうしようかといつも思ってきましたが、そんなことは結局考えなくてもいいんですね。

その言葉が使いやすくて、今とこれからの日本語として成り立っていくのなら、どんどん新しい言葉は作るべきであり、そうしないと、今生まれている新しい現象やものを説明することができない、という場合もたくさん生じてくるからです。

結局臨機応変、が一番いいんですね。

臨機応変、いい言葉ですが、これもいいことに使われればいんですが、悪いことにも使われます。
悪くいえば、右顧左眄、あ、これはちょっと難しかったか、朝令暮改、強きに流れる、などの意味に使われることもあります。


さて、そのいい言葉ですが、今日は伊香保に「リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間」の著作で有名な高野登氏の講演があるので、聞きにいきます。
お客様に、どんなときにどんな言葉をかけるのかというようなことがたくさん聞けると思われます。
楽しみです。

今度は私的なお知らせです。
昨日、東京品川ロータリークラブから正式に講演依頼が届きました。
1月の例会で講演します。
タイトルは「お客様の心をつなぐ『5つの感謝』」です。
ロータリアン限定のクローズド講演ですが、精一杯努めさせていただきたいと思います。

もしこのブログをお読みの方でも、講演やセミナーをお考えの方、一度わたしにも声をおかけください。
料金や内容などはご相談に応じます。



それでは今日はこれで。


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コピーライターになりたいか<29>

2011-10-17 09:46:41 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第29回目です。
先週は休んでしまいましてすみませんでした。

29.コピーにはストーリーが必須条件


コピーにはストーリーが必須条件ということを今回はお話しします。

どんなに短いコピーにも、ストーリーがあります。
というよりも、ストーリーはどんなに短いコピー、それがたった一言でも、絶対に必要です。
たとえそのストーリーが、誰にも判らなくても、自分の頭の中で組み立て、そこから出てきたものとしてのコピーが絶対必要です。

なぜでしょうか。
それは、ひとつには、クライアントに企画内容を説明するとき、そのストーリーを述べることによって、そのコピーがよりいきいきとしてくるからです。
ストーリーをさも現実のごとく述べることによって、聞いているクライアントの方も、自分の頭の中で彼なりに仮想現実としてそのストーリーに沿った物語を思い描きます。

ラジオのドラマを聞いたことがありますか。
目には見えないけれど、聞くことによって、その物語のシーンを自分で頭の中に作っていきます。
それは今までに自分で、テレビや映画、コミックなどで見たシーンを元に、リアルに頭の中でストーリーが進行します。
下手なテレビドラマのシーンよりも、それは迫力があります。
自分の耳で聞いたことを、自分の演出で、頭の中にドラマを組み立てているからです。

そこには何の制約もありません。自由自在にシーンが創れます。
現実にはないような怪物だって、自由に創れます。それは映画のCGよりも、極端にいうとリアルに創れます。
時間もギャラも、必要のない世界ですから。
さらには、あれこれと注文をつけるうるさいプロデューサーやスポンサーだって存在しないから。

そういうことなんです。
ストーリーを述べることによって、聞いている人それぞれが、それぞれの経験したことを基盤にして、自分なりに自由に頭の中でドラマを進行させていくのです。
そのストーリーからできてきたコピーですから、うんと説得力があります。

ふたつには、そのコピーを読むーー単に見る、でもいいですーー人も、そのコピーによって喚起されたストーリーを自分で創り始めるのです。
自分の今まで経験したことから、自分なりのストーリーを創ります。理由は上で言ったことと同じです。

しかし、コピーライターがただの思いつきで、ストーリーを無視してそのコピーを創って世に出たとします。
そうすると、それを読んだ人は、ストーリーが作れないのです。
そうなると、結果は推して知るべしです。
ぜんぜんアピールできなかった愚作としての評価が残るだけで、何の益もありません。
もちろんクライアントにも、益をもたらさないでしょう。

たとえば、僕は最近、ある介護関係のリーフレットを創りましたが、そのヘッドコピーは、たった一言でした。
それは

            『ほっ。』

です。
 
そこに介護されてニコニコしているお年寄りの顔をイラストで表現しました。
イラストの方がほのぼのした感じが出るからです。
それだけで、クライアントは、OKをくれました。
ぼくはその『ほっ。』については、何の説明もしませんでした。
でも、クライアントの方が、その『ほっ。』から、ストーリーをきっと創ってくれたんだと思っています。

「そうなんだよ。ほっとする介護が欲しいんだよ、お年寄りは」と、言いましたから。
クライアントは、きっとその『ほっ。』を見ただけで、自分なりの『ほっ。』のストーリーを描いてくれたんだと思います。
もちろん、ぼくも、その『ほっ。』至るまでのストーリーは頭の中で描いていました。

なぜその『ほっ。』に至ったか。
まずひと組の老人夫婦がいました。老人による老人介護ーー夫または妻の連れ合いの看護という、現在の問題が根底に存在しています。
その介護されている方を、一時引き取って、しばらく介護から解放されて『ほっ。』としている方。
さらには身内の介護に、心を痛めている、ふだん介護されている方が、その身内を休ませることができたという安堵の『ほっ。』
そういった『ほっ。』を表現したのです。

あなたが作るコピーにはそういったストーリーがあって、初めて考え出されてきたのだという強いバックボーンがあってこそ、消費者にも、クライアントにも訴える力が出てくるのだと思います。

コピーを考える際には、必ずそのバックボーンとなるストーリーを考えてください。

さて、今回は実際のコピーをつかって上記のお勉強をしてみませんか。


あるときの富士通の新聞広告です。


  手パス。

  本人だけしか持っていない、手のひらの静脈パターンが一生の
  鍵になる。
  手をかざすだけのセキュリティで、安心、安全な明日がくる。
  
  「ただいま-」と手を上げているのは、手のひらの静脈パター
  ンで鍵を開けるいつもの動作。家に帰った愛ちゃんは、自分で
  あることを証明して中に入ります。かわいい花束でママを喜ば
  せようとして……。
  実はこのドア、登録している人だけにしか開けられない厳しい
  セキュリティがかかっています。
  それはパターンが複雑で、体内にあるため盗まれにくく、偽造
  が困難な「手のひら静脈」という鍵。
  多くの生体認証の中で最も精度の高い技術のひとつとして、す
  でに銀行のATMや公共施設で採用。パソコンのログインなどで
  も活躍しています。
  富士通は、この技術を様々な場所に適用することで、高度なセ
  キュリティ社会づくりを進め、人びとの安心・安全な暮らしを
  支えます。

         [手のひら静脈認証技術]
                  もっと社会へ。富士通

以上が全文です。

これからのセキュリティの代名詞になるだろうと言われている[手のひら静脈認証技術]を開発した、その技術力をアピールしている企業広告です。
銀行のATMに採用されているのはCMなどでよく知っていますが、いよいよそれが家庭の鍵になる日が来たということですね。

さて、このコピーのヘッド
 
 『手パス』

僕はこのヘッドだけで、後の細かいコピーはあまりいらないように思います。
それこそ、このヘッドには、ストーリーがあるからです。
このヘッドを説明するものとして、ほとんど紙面全体を占めている大きな写真があるのですから。
後はさらっと、手のひら認証システムを開発したのは富士通の技術力なんです、とさらっと流した方が良かったのではないかなあと、思っています。
皆さんはどう思いますか。

サッカーでは反則の“手パス”。
ワールドカップ予選試合の最中に、サッカーにかけて、もう少し違う写真のパターンで出しても、面白かったかなあ。



<30>へつづく。

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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マスコミの手には乗るな

2011-10-17 09:33:44 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨日は暑かったですね。
ここ群馬県は、またもや昨日の全国一の最高気温を記録したようです。
そして、10月に入っての一番遅い真夏日を記録しました。

そのせいか何だか昨日は身体がだるくて、一日中だらだらとしていました。
いけないんですが、まあこういうこともあるさと思いながらのだらだらでした。
あなたはいかがでしたか?

今朝は朝から曇り空。時々薄日が射しますが、だんだんと曇っていきそうな気配です。
今夜になると、札幌では雪が降るかもしれないなんて天気予報では言っていました。

また今朝のニュースでは、各地で桜が咲き、秋の異変と騒いでいるようです。
でもそんなことって、何だか毎年どこかで聞くようなことで、さしていへんではないと、わたしは思うんですが、それがいったんマスコミの手にかかると、あたかも世の中がおかしくなってきたというようにすり替えられてしまうわけで、何も疑わない人たちにとっては、それはたいへんだと思いこまされてしまうわけですね。

それでこのところ思ったのは、世田谷で発見されたという放射能を含む物質のことです。
床下にそんなものがあるなんて知らないで、何十年もその上で生活していた人に何の異常もないということ。

結局みんなーーみんなって誰だよーーがセシウムだなんだのって騒ぐけど、それらはほんの一過性のもので、それがすぐに人体に影響を及ぼすというものではないんだと、そんなことを思い、結局マスコミに乗った人たちが騒いでいるだけのような気がします。

まあこれはわたし個人の考え方だし、放射能についてそれほどの知識のないものが言ってることなんで、間違っているかもしれないけど、とにかくわたしは騒ぎ過ぎだと思っています。

マスコミだって、今は他に大きなことが起こらないから、それを中心になんだかんだと視点をあちこち変えて報道しているだけであって、他に何か大きな事件でも起こると、すべてそちらの方へ視点を変えて、気がついたら、あれ放射能ってどこへ行ってしまったの?ということになるから。


マスコミ、特にテレビで紹介されて今までぜんぜん表だっていなかったお店が、急に脚光を浴びるということがよくあります。
これだって、マスコミの興味が他に向いたら、そのお店は、乗せられた台を外されてしまって、こけてしまうということも多々あります。

今まで脚光を浴びたこともなく堅実に経営していたところが、急にマスコミから光を当てられ、調子に乗ってしまったところで、さっと引き上げられてしまうと、もうどうしていいか分からずに、もし脚光も浴びていなければこの先何十年も続いたかも分からないお店が、風船がしぼむように消えていったということもしばしば聞くことです。

もしあなたのお店でもテレビの取材が来ればいいのに、なんて思っているのであれば、忠告します。
そんなことは望まないで、今までこつこつとやってきた営業をこれからも営々と続けていくことです。
それが商いというものです。

マスコミに乗ると、マスコミによってつぶされてしまうことも多いのです。

マスコミの乗る場合は、きちんと対応策を考えてからにしましょう。

それでは今日はこれで。


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電話の切り方

2011-10-16 09:41:53 | 一流の営業を目指そう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝は雨模様のようでしたが、急速に晴れてきました。
予報では夏日になるらしいです。


さて、昨日もあったのですが、丁寧に、それもバカ丁寧に営業電話をかけてきた後、最後に電話を切るとき、ゆっくり切らないで、それこそ漫画じゃないけど、ガチャンと切るバカがいます。
最低ですね。

この上司いったいどんな教育をしているんでしょうか。
というより、とにかく電話を一日中かけ続けろ、引っかかってきた奴を逃がすな、とか何とか言ってるだけのバカ会社ではないでしょうか。
こんな会社早晩つぶれていきますね。

電話料金が今よりも安くなりますと言ってかけてくる、あたかもNTTの別会社のようなネーミングの会社からかかってくる電話は、本当にうさんくさいですね。

勧誘の内容はほとんど同じで、会社名だけ、NTTなんとかかんとかと言う、いかにもそれらしい名前の会社。

このような会社を作る人は、電話会社の安くなるシステムに着目して、それで起業しようと考えるわけでしょうが、たいてい1年以内にはなくなっていますね。

それは、そのシステムだけに依存した営業方法をとるだけで、自ら新しいシステムを生み出せないので、すぐに行き着いてしまうわけですね。

それにそういったあぶくのように浮かぶ、会社とも言えない会社は、雨後のタケノコのように安易にどんどん生まれてくるので、すぐに過剰になってしまうわけで、それほどのメリットもないとなると、新しい客もつかまえられなくなり、消えてしまうわけですね。

所詮他人の作ったシステムに乗っかって起業しても、基礎がないわけで、次のシステムが生まれると、せっかくのしがみついていたメリットが雲散霧消してしまうわけですね。


そんな今できのとってつけたような会社なので、もちろん社員教育なんてないに等しいわけです。

お客をどんどん獲得すれば高給も望めると、歩合制で釣り上げた、高給という文字に引かれてやってくる何も分からない人間に、毎日電話をかけ続けろと、それだけの命令で、電話の前においた問答集のコメント通りに電話をかけさせ続けるだけですから、教育なんてあったもんじゃないですね。

いつも言ってることですが、今どき電話営業で会社成り立っていけるほどのんきな世の中じゃないんです。
それなのに、相も変わらず電話営業にしがみついているのは、結局営業努力をしていない、マーケティングをしていないということの現れで、そんな会社が営業を続けていけるほど、消費者も馬鹿じゃないってことです。
いい加減に、ほんとにやめましょうよ。


さて最初の電話の切り方に戻りますが、これは基本中の基本で、まずかけた方から切るということ。
その切り方は、受話器を置く前に右手の指でフックを軽く押して切ること。その後受話器を下ろす。
そうすると、相手にはあのいやな“ガチャン!”が聞こえずに、相手に不快な思いを感じさせることもなく、電話が切れると言うわけです。
こんなことは、入社直後に必ず新人に教えるべきことで、それさえ怠っていることこそ、ろくでもない会社だということなんですね。

こんな初歩的なことで相手に不快感を与えるようなことを、あなたの会社はまさかしていないでしょうね。



それでは今日はこれで。


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商店街は再生できるの?

2011-10-15 10:55:10 | 商店街の再生
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

朝から雨です。
久しぶりですね、朝の雨は。
そのわりには温かく、過ごしやすい雨の日です。


今週の半ばに前橋、太田、桐生のそれぞれの商工会議所に商店街の再生についての提案書を送りました。
太田は現在商業支援部でお世話になっていますし、桐生の商業課長はかつてお世話になり昵懇にさせていただいている方なので、とりあえず見ていただこうと考えてのことです。

提案書は、自分で今まで考えてきたことをまとめたものの骨子になるものです。

基本はやはり、地元前橋市内の中心商店街を日頃見てきたところからの再生案です。

生半可な療法ではすでに再生できないほどの、いわゆる限界商店街をどのようにして再生していくかということを述べています。

わたしが述べた基本的なことがらは、すでに個店では再生できないという前提の上に立っています。
それはなぜかと言うと、個店はすでにこれ以上がんばろうという気がぜんぜん感じられないからです。
まだ残っている方々も、なんだかお客様が来たらあれをやろう、これをやろうと考えているように思えます。
自分からどうしてもお客様を増やしていこう、というものが感じられないというか………。

イベント頼りというか、他人頼りというか、そのように感じられてしょうがないんです。
もしかしたら違うと言われるかもしれませんが、見ている限りはそれしか感じられません。

こう言うと、すぐに出てくる言葉が「お前は部外者だから、我々の苦労はわからないんだ。俺たちはいろいろがんばっているんだ!」でしょう。
でも、その努力がわれわれ消費者には見られないということは、何もやっていないということと同じなんです。

わたしは個店そのものの再生ではなく、商店街=かつてはそう呼ばれた地域というもののもうひとつ明日を見た、違う視点から見ていこうということです。
ですから再生プランでは“商店街”という名前ではこれからは呼べないようなものになっています。
地域を残し、その地域を人が集まるところにしたいということが、提案書のだいたいの中身です。

どんな反応があるのか楽しみですが、ぜんぜんなかったりなんかして…………。
もしこれを読んでいらっしゃる方で、興味のある方はPDFデータで送りますので、わたしのメールアドレスまでお知らせください。
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それでは今日はこれで。


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セキュリティということ

2011-10-14 08:55:48 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


昨日一日中曇っていて、空気もひんやりしていたので、ブレザーを着ていても、汗ばむこともあまりありませんでした。
ネクタイもまた心地よい季節になりましたね。
今朝は少し晴れていますが、予報では、今日一日も曇りがちで、夜にはもしかしたら雨になりそうということです。

昨夜は小さくても満月に近い十六夜の月のそばに、木星が明るく輝いていましたね。
写真を撮ろうとしましたが、何分にもデジカメしかないので、こんなものしか撮れませんでした。



肉眼では、下の方にはっきりと見えたのですが………。
やはりこんな時は一眼レフが欲しいなあと思います。
残念です。またとない機会だったのに。


昨日は太田商工会議所の店舗支援の日で、太田市へ行きました。

昨日は、新しく相談された会社が一軒ありました。
カーセキュリティ装備の取付をやっている会社ですが、その社長から興味深い話をお聞きしました。

それは一般的には、車が盗まれるのはベンツやレクサスといった高級車ばかりだと思っていたのですが、それがそうでもないらしいんですね。

盗まれているのは海外で評判のいい日本車が多く、中でも一番盗まれているのは、ハイエースだそうです。ほかにはトヨタのランクル。太田市でいえば工場のあるSUBARUのレガシーなんかも結構盗難に遭うらしいのですが、それも新しい車ではなく、4、5年前の車らしいんですね。その頃の評判がいいので、狙われているということです。

現在出荷されている車のほとんどにはイモビライザーと言う、キーのコードナンバーが一致しないといくら鍵穴が合い、キーが回ってもエンジンが始動しないということだそうですが、それでも車窃盗のプロは一瞬でそれを解除する装置を持っているそうで、これもウイルスが進化するように、防犯技術とその破壊技術のいたちごっこなんですね。

聞いてみなければ分からないものだなあという感じです。

さらには車上荒らしが大地震以降、ものすごく増えているということですね。
あなたも気をつけてください。

でもカーセキュリティを依頼してくるのは、一度被害にあって懲りた人がほとんどだそうです。
なかなか予防のために取付けるということが少ないようです。自分も含めてですが、これは住まいの防犯でもいえることではないでしょうか。
泥棒に入られない限り、きちんと施錠さえできていればいいと思っているわけです。

その話で思い出したのですが、わが家の隣の家の車も、引っ越し早々車上荒らしに遭いました。
その車はわが家の2階寝室の隣の庭にいつも停めてあったので、すぐ真下に近いところでしたが、夜中やられたそうです。でもわたしはぜんぜん気がつきませんでした。
翌日の朝、隣にパトカーが来てやっとそれが分かった次第です。

その2、3日後には、隣家は車を照らすセンサーライトを取付けました。
その前にさしかかると、明るく照らし出されます。

セキュリティも、そろそろ本気で予防措置というものを考えた方がいい時期に来ているんでしょうね。

それでは今日はこれで。


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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食品スーパーへの素朴な疑問

2011-10-13 08:47:35 | 売上アップ
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

少しずつ外気が冷たくなっていきます。
あなたはこの気温の変動で風邪でも引いていませんか。
わたしは秋のアレルギーで、常にどちらかの鼻が詰まっています。
これは気分的にもいやなものであり、ちょっとしんどいですね。
来年の杉花粉は今年の7分の一の飛散量という発表がありましたが、そんなものはちょっとでも飛べば鼻がむずむずするので、関係ないことです。
まるで飛散量が少ないので喜べとでも言うような論調は、花粉症にかかったことのないものの勝手な言い草に過ぎません。


さて、ひとつ疑問に思っていることがあります。
実に素朴な疑問です。
誰か的確に答えることができたら、コメントください。

それはこういうことです。

食品スーパーマーケットに行くと、必ずといっていいほど雑貨のゴンドラがありますよね。
どの食品スーパーに行ってもあります。
もちろん売場面積の広い食品スーパーならそれも有りか、とは思うんですが、小さな100坪程度の売場面積しか持たない食品スーパーでも雑貨のゴンドラが2レーンはあります。

それほど雑貨って売れるんでしょうか。
ちなみに、わたしやわたしの妻は、ほとんど食品スーパーでは雑貨を買ったことがありません。
週に2回や3回は食品スーパーに行く人は、多分ほとんどそのコーナーを見ることさえしないのではないでしょうか。

わたしが見る限り、雑貨のゴンドラで商品を見ている人にお目にかかったことは、ほとんどと言ってありません。
それでも必ず、食品スーパーのひとつのカタチのように、雑貨のゴンドラがあります。

小さな200坪以下の食品スーパーには雑貨のゴンドラなんていらないと思いませんか、食品スーパーの経営されている方、担当者の方々?
「雑貨まで揃ってこそのスーパーなんだ」
「ついで買いがあるからいいんだ」
という反論が聞こえてきそうです。

でもわたしやわたしの妻はついで買いをしたことはありません。
雑貨のコーナーに入っていったことさえありません。

ついで買いを期待しているなら、なぜ食品関係の品揃えを充実させて、定番の、日頃あまり購入されない商品をもっと陳列しないのでしょうか。その方がついで買いということで言えば、増えるんじゃないでしょうか。そのほうが、食品スーパーとしてはより充実した店になるんじゃないでしょうか。
わたしはそう思うんですが、またそういうようにあるところで言っても、雑貨コーナーがなくなったところはありません。

何か本当に雑貨を、小さな食品スーパーにもおかなければならない理由があるんですか。
教えてください。


それでは今日はこれで。


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電話&訪問営業の愚

2011-10-12 10:04:54 | 一流の営業を目指そう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日第2回目の投稿です。よろしくお願いします。

昨日の夜、時々CMの間に挟まれる外国人少女の歌を聴きたくて、その番組を見てしまいました。
日本代表がタジキスタン相手に8点もゴールを挙げた後で、気分も良かったのですが。

その彼女の歌、何というのか、素晴らしいという一言では片付けられない感動を覚えました。

ユーミンの「卒業写真」を、ポーランドという日本から遠い国の17歳の少女が、あんなにきれいに、日本語で、感情を込めて歌えるなんて。

自然と涙が流れてきて困りました。

もちろんはっきり言って、ユーミンよりもうまい。
まあ山本潤子さんには負けますが。

ということで今朝また山本潤子さんの「卒業写真」をユーチューブで聞いてしまいました。
  ↓
「卒業写真」
これを聞くとなぜか自然と涙がこぼれてくるんですよね。どうしてでしょうか。
涙腺を刺激する記憶のスイッチが入るんでしょうね。

今朝は涼しい風に負けて朝から、コットンですが、カーディガンを羽織ってしまいました。
これからこういう季節をへながら日一日と寒くなっていくんでしょうね。


さて、最近の電話や訪問セールスでダントツに多いのがソーラー発電の設置の勧誘です。
訪問営業はまだいざ知らず、わたしなどの者から見て、電話で太陽光発電をセールスするというのがいまいち理解できません。ましてそれほど説明もうまくない。というよりも途中で遮って、切ってしまうのが常です。

それでもまた違うところから、同じようなセールス電話が入ります。
毎日毎日電話をバカの一つ覚えのようにかけまくっているのでしょうか。

果たしてそれで費用対効果が出るのでしょうか。電話代だけならそれほど今の世の中かからないでしょうが、人件費はバカにはなりません。
それで千にひとつでも訪問を承諾してもらっても、それで契約になると言うわけではありません。

そんなことを考えると、契約に至るのは万にひとつもないという勘定になります。
それでも利益が出るというのなら、はっきり言ってその商売は詐欺でしょう。それしか考えられません。

わたしはそれほど頭はよくないので、どんな巧妙な手があるのか考えられませんが、ひと月に立った1件の成約でも成り立っていくという会社があれば、それはまず手抜きをしているということしか考えられません。
そう思うから電話営業というものは信用できないのです。

それでも相変わらずかかってきます。
まともに会社を経営しているのなら、電話営業の愚はよく分かると思いませんか。

また訪問セールスも、何だかうさんくさいアプローチでやってきます。
「このあたりの太陽光発電の設置状況を調べているのですが」とか「実際の展示見本として設置しますので、お安くできます」などという古くさい手で、相変わらずに玄関でピンポーンと鳴らします。

おかげで相手の顔も見えるインターホンなので、インターン越しに話ができるので、便利です。
「この地区の担当になりましたので、挨拶に回らせていただいてます」というあほらしい口上でインターホンを鳴らしたセールスマンもいました。
何の担当か知らないけど、こちらには何の関係もないのに。上司にいわれてるんでしょうか。
こう言えばバカな奴はドアを開けるからとか何とか。
引っかかる人も中に入るでしょうが、なかなか最近の消費者はガードが固いですよ。
何も知らない、人が来れば無条件でドアを開けてしまうお年寄りならいざ知らず。

行き当たりばったりの電話営業も、訪問営業も、時間ばかりかかるだけで益はないということを、それほど賢くなくても、ふつうに利益を出している経営者なら充分理解しているでしょうに。

もっと違ったアプローチを考えましょうよ。
電話をかけている時間があったら、バカな訪問をしている時間があったら、その分の少しの時間を、考えることに費やした方がいいんじゃないですか?


それでは今日はこれで。


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「ある地方金融機関の新商品開発」<その2>

2011-10-12 09:08:30 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
いつもならこの物語はその日の2回目の投稿になりますが、今日は順番を変えて、一回目にしました。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)


「ある地方金融機関の新商品開発」<その2>


山口が話し始めた。

「実は、新しい商品を企画したいのですが、今までは金庫内で会議をして、じゃあ次はこういった商品を出してみようかというようなことで、まあある程度だいたいの時代背景を眺め、それに合わせた金融商品を企画してきました」

「金融商品というものはだいたいそんな感じで出しているんですよ。しかし何年か前の東京の城南信用金庫が出した、懸賞金付定期にはびっくりさせられました。法律改正である程度自由なインセンティブが認められるようになりましたが、そのとたんにあれがきたときは、本当に驚きましたし、金融機関でもこんなことがやれるのか、と頭をが~んと殴られた気がしましたね」と斉藤部長が言葉を入れた。

山口が続けた。
「今の斉藤部長が言ったことはわれわれみんな金庫に努める者以外でも、金融機関に勤めていた者ならみんなが驚いたと思います。それからは各金融機関では、その懸賞金付定期預金を真似たものがたくさん出ました。いっときはそれがどの金融機関でも花盛りでした。もちろん私どももその例にもれずに発売しました。しかし今はそれもいっときのブームのように、やっているところはあまりありません。また普通の金融商品でみなさんがんばっているようです」

「本田さん、何か変わった金融商品を出しているようなところ、ご存知ですか」と斉藤部長はまたも口をはさんできた。

「いえ、それはやはりそちらの方が横のつながりで情報にも詳しいでしょう」

「まあそうでしょうな」

「すまん、山口君、すすめてくれ」

「はい。つい最近も会議して、この春の新商品をつくろうということで会議を持ったのですが、そこで理事長から提案があったんです。それは今まではみんな内部で考えて、ただ何となく時代に合ったものを出してきたが、どうだろうみんな、一度外に出してみないか、そのアイデアを。ということなんです」

「なるほど。ということは、社内、いや金庫さんですから庫内ですか、庫内で考えていると、人を驚かすようなものは生まれてこないだろうと、理事長もちょっと危機感を持たれていたようですね」

「そのようだ」

「はい、そうでしょうね」と山口も続けた。

「それで、じゃあ出してみようと――」

「まあそうなんだよ」

「じゃあ誰にするか、どこに出すかということで、一度本田さんに相談してみるかということになったんです」

「どうしてぼくに?」

「それがさあ、誰にしようかと思っていたときに、例の千樹の社長、近藤さんが、千樹を立て直したときに本田さんの手助けがあったときいていたものだから、じゃあとりあえず、あ、悪い、最初に本田さんに聞いてみようかということになったんだよ」

「とりあえず、でけっこうですよ。光栄です。こんな私に声をおかけくださるなんて。初め私もお電話をもらった時はびっくりしましたから。何かまずいことでもあったのかなあって、思ったぐらいですから」

3人は、さすがに声は上げなかったが、笑顔になった。
                                  
                                  つづく


<3>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)

それでは今日はこれで。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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予算を立てる、ということ

2011-10-11 08:49:01 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

川縁に植えられている桜が紅葉を始めています。
昨夜はちょっと暖かく、毛布が重く感じられました。
しかし今朝いつものように窓を開けると、ちょっと冷たい風がカーテンを揺らしました。
2週間ほど前の30℃を超す暑さはどこへ行ってしまったのでしょう。


さてこの時期になると、企業では来年度の予算を練りはじめますね。

トップ以下予算を司る担当者は、いい業績で推移している人は、さらに上方に向けて予算額を上げていかなくてはならないし、うまく行っていない業績の人は、現状の予算達成に苦労しながら、さらに次年度の予算立てにも苦労しなければならない。いずれにしてもしんどい季節ではあります。

わたしがまだ広告会社に勤めていたとき、ある会社の社内報を預かって印刷にまで回すこともしていました。だいたいこの頃になると、社長の予算の話が出てき始めました。
それを読むたびに、辛いなあ、自分だったら、とてもじゃないけど、そんな予算は立てられないな、みんな偉いなあといつも思っていました。

でも今、その予算立ての意味について疑問があります。

いったい予算、特にサービス業の売上予算とはいったいなんだろうって。
それは言ってみれば、お客様に商品を提供した後の対価としていただく売上です。

わたしは今思うのは、予算を立てる前に、というか、予算なんか立てなくても、それよりも前に、来年度は私たち○○部では、お客様にこのようにして喜んでいただき、さらにこのような感動をお届けできるために、何々を1年間通してやります。というような目標設定をしっかりやった方がいいのではないでしょうか。

やっているよ、という反論をされる方もいると思いますが、それはあくまでも抽象的なことでしょう?
わたしが言っているのは、具体的な内容を発表しようということです。それを予算代わりにしてトップに申告し、トップが承認した目標に対して力を結集するのです。
たとえば、私たち○○部の来年度の目標は、1日何時間売場を回り、お客様には積極的に話しかけ、何時間接することです。というようにしたらどうかなってことです。

売上予算額を立てるということは、販売額をいくらにしたいということです。
しかし、それを達成するためには、お客様に買っていただかなくてはならないのです。

それならお客様に買っていただくとはどういうことかと考えると、キーになるのは接客です。
接客に力を入れることで、予算なんか立てなくても、自ずとついてくるということです。

ずいぶん乱暴な言い草だと思われるでしょうが、皆さんは予算を立てるという時、ついついお客様のことはてんで頭から離れて、乱暴な言い方になりますが、いくらお客様に売りつけようかということになっているのです。
買っていただくということを忘れ、どのように売っていくかという方に考え方が変わっていくんです。

お客様に買っていただかなくては、売上予算なんて、あってないものと同じ。
売上予算なんか考える前に、どうしたらお客様に喜んで自分たちの商品を買っていただけるのか、それをもっと真剣に考えた方がいいのではないでしょうか。
それを考え詰めることによって、予算は簡単に立つのではないでしょうか。


それでは今日はこれで。


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「津軽海峡冬景色」とともに

2011-10-10 09:27:51 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


▼昨日は十三夜でした。



十五夜に月見まんじゅうなどを飾りましたので、当然のごとく十三夜もお飾りしました。
十五夜だけやって、十三夜をやらないというのは、片見月と言ってよくないらしいんですね。

立派なすすきでしょう。
わが家の狭い庭に生えているタカノハススキです。
このすすきはすごく大きくなって立派なんですね。
昨年、苗を買ってきて植えたのですが、今年はもう大きく育って、立派に十五夜と十三夜に役立ってくれました。
このような昔からの風習は、自分では大事にしていきたいですね。


さて、今日は今年最後の三連休の最終日ですね。
あなたは今日も休みですか。それとも仕事でがんばっていますか。

こうして独立して基本的にはひとりで仕事をしていると、休みの感覚もなくなります。
もちろん曜日の感覚はきちんと持っていますので、ずれるということはないですが。
ただ3連休などの感覚はほとんどなくて、新聞やテレビのニュースなどで連休なんだなあという感慨がきざすだけですね。
土曜日でも日曜日でも書くことはしていますし、土曜日には仕事で出かけることもあります。

皆さんの販売の現場に出かけても、まずは自分の仕事としての感覚で、皆さんの仕事の状態を冷たい目(たまには温かく)で見て、いろいろな判断をしていますので、ショッピングセンターなどに出かけてもいまいちたのしい気分にはなれないのは、仕方のないことでしょうか。

昨夜、Gyaoでアンジェラ・アキの「津軽海峡冬景色」を流しながらMacをいじっていました。
ユニクロのCMで歌っているシーンがありますね。
あれは少しだけですが、Gyaoでは、全編聞けます。
いいですねえ。

演歌ってそれほど好きじゃないんですが、「津軽海峡冬景色」は結構好きなんですよ。
好きな演歌といえばあとひとつ、ど演歌っぽい「大阪しぐれ」でしたっけ、都はるみと誰か(確かその歌を作曲した人ですよね)がデュエットしているやつ、あれがなぜか好きなんですよ。ビートルズやブルーハーツが大好きな自分でも信じられないんですが。

それでいいんですよね、ポップスのシンガーが演歌を歌うと。

歌詞のシーンも、頭の中で映画のように現れます。
冬ではなかったのですが、自分もあの青函連絡船には2回、夜中に乗ったことがあるので、余計にジーンとくるんです。
大学生の頃、大阪から夜行の「日本海」に乗って次の日の夜中に青森駅に着き、そのまま乗船します。真夜中ですから、津軽海峡は真っ暗で何も見えません。もちろん竜飛岬も見えません。
そして暗いうちに函館に着きます。

でもあの歌を聴いていると、本当に見えてくるようなんですね。

ただの郷愁でこの歌が好きなんでしょうか。

今日は何だかとりとめもない文章になってしまいました。
すみません。



それでは今日はこれで。


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「神様の女房」を見て

2011-10-09 09:33:52 | 一流の営業を目指そう
こんにちは。
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今日もよろしくお願いします。


このところ天候が安定しているようですね。
秋の台風も今のところ発生していないようですし。

それに、日の入りが急に早くなったと感じませんか。
「秋の日は釣瓶落とし」と昔からいわれますが、本当はゆっくりと日一日と少しずつ日の入りの時刻が早くなっていくわけなんですが、感覚としては“急に”という言葉がぴったりです。

夕暮れが早くなると、寂しくなるのはなぜなんでしょうか。


さて、昨日は、たまたまNHKの「神様の女房」を見ました。
先週第1回を放送したようです。見ていませんが。

昨日はその第2回目。来週の3回目で終わるそうですが、「経営の神様」と言われる松下幸之助の奥さんにスポットを当てたドラマです。

最近では、昨年でしたか、同じNHKでは「ゲゲゲの女房」が連続テレビ小説として放送され、最初の頃は低視聴率でしたが、最終回を迎える頃にはずいぶんと評判になっていました。
そして今年は大河ドラマに徳川秀忠の正室お江を主人公にしたドラマ等、NHKではこのところ、いわゆる奥さんを主人公にしたドラマが大流行りのようですね。

これはもう歴史上の人物にスポットを当て、ドラマ化するといっても、もう珍しい題材がなくなってきたから、ということもいえますね。
だから無理矢理(?)歴史上の人物のサイドストーリーとして、その奥さんに焦点を当てたドラマが出てきたともいえるのではないでしょうか。
それがたまたまヒットしたから柳の下のどじょうを数匹狙っているともいえます。

まあそんな分析なんか関係なく、昨日見たドラマでは、やはり“神様”を扱ったドラマですので、いろいろな経営のヒントが出てきました。

有名な「続けている限り、失敗はない」という言葉とか「お客様が喜ぶ製品を作れ」「社員の礼儀や態度を厳しく」等という言葉です。

それに適材適所等も奥さんが言い出したということになっていましたが、これは現在の世の中では、苦手と本人が思っていても、思い込みに過ぎず、ある苦手としている部門に配属したところ思わず好成績を挙げるといったこともあります。

ひとりが2つ以上の能力を持っていた方が、この社会や組織ではうまくいくことの方が多いのではないでしょうか。

適材適所というのはもちろんとてもいいことですが、あまりにそれにとらわれ過ぎていると、せっかくの眠っているであろう才能が芽を出さずに終わってしまう場合もあります。

一度は正反対のような業務につかせてみるということも、これからの企業経営では必要ではないでしょうか。
それでやはりだけだったら、元の職場に戻して、その能力を充分活かせていってもらえばいいことですから。

昔は無口な人は営業には向かないとされていましたが、営業で好成績を挙げる人には、結構無口な人もいるということも聞きます。
そんな人は、無口な人は無口なりに、どうすればお客様に喜んでもらえるのだろうと考えるからです。

一度は違った業務につかせてみるということも、社員の隠れた能力を引き出すということにおいては、社員を大切にすることではないかな、と最近思うこともあります。
いかがですか?


それでは今日はこれで。


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「来なければ出かけていく」商い

2011-10-08 09:44:44 | 商店街の再生
こんにちは。
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今日もよろしくお願いします。


ポーラ化粧品が化粧品の枠を超えて、百貨店で販売しているような高級な商品を豪華なバスに積み込んで様々な、それらを必要としている場所に出かけて販売するようにした、というようなニュースが先日放送されました。

これって、わたしが以前の講演の中で話した「来なければ出かけていく」という発想そのままです。

こういった「出かけていって販売する」というのは、出かけてこられない人たちに日用品や食料品といった、人が生活を営んでいく上で必要な商品をトラックに積んで、待っている人たちの傍にまで出かけていくというシステムがほとんどでした。

しかし、ポーラでは、生活必需品でなくてもニーズのあるものは存在するんだと言わんばかりに、百貨店や専門店でしか扱っていない高級品にターゲットを絞り、それを必要としているけれども出かけられない人たちに向けて、販売しにいくという方法を編み出しました。
1日で数百万円の売り上げがあったようです。

これはたぶんに「ポーラ」という企業のブランドもあって最初は成功したのでしょう。いくら高級品であっても、販売する企業にブランドがなければ、それほど売れるわけではないと思います。

今までに培ってきた成果をブランドとして確立させてきた結果、こういった今まで考えられなかった販売方式を採用しても売れたのだと思います。

上記の高級品さえ、ブランド企業なら「来られなければ、出かけていく」という販売システムで新しい市場を開発できたのです。

商品が庶民相手のものなら、なおさら、その店独自の商品を車に積み込んで販売するという手法は、歓迎されるのではないでしょうか。
以前わたしが取材したある豆腐屋さんでは、販売する地域を曜日で固定した昔ながらの引き売り方式で、売り上げをのばしているところもあります。

欲しい品物を、欲しい人がいるところに出かけていって販売する。
考えてみれば、これって商売の基本ですよね。
欲している人がいるところで、欲している商品を販売するということ。
ニーズのある商品を、ニーズのあるところで販売するということ。

これが基本ですが、今のシャッター通り商店街で、来るはずのないお客様を座して待つ、商人(あきんど)とはもう言えない人たちは、そのことを忘れてしまっているんでしょうね。

今の商店街を覗いてみると、ニーズのあまりない商品を店に並べているところが、あまりにも多すぎるような気がします。
今の人たちはどんなものにニーズがあるのか、そのことを探るのも商売では必要なことではないですか。

そこんところにもうすこし力を入れてほしいところです。
人は今何を欲しているのか、それさえ自分なりにつかめば、新しい明日が開けてくるはずだし、シャッター通り商店街も、また息を吹き返すんじゃないでしょうか。

それでは今日はこれで。


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