私も78歳となりましたので、介護を必要とする時期が近付いているような気がします。もし必要になったらすぐそれなりの施設に入るつもりですが、ここでは介護の実態について紹介します。
令和4年版高齢者白書より、介護が必要になった原因についてみてみると、最多は認知症18.1%、脳血管疾患(脳卒中)15.0%、高齢による衰弱13.3%、骨折・転倒13.0%と続きます。男女別に見ると、男性は脳血管疾患24.5%、女性は認知症19.9%が多くなっています。
この調査で55歳以上の人に介護頼みたい人について尋ねたところ、男性の場合は配偶者が56.9%と最多でした。ついでヘルパーなど介護サービスの人22%、子供12.2%と続きます。一方女性の場合は、最多となったのはヘルパーなど介護サービスの人39.5%、子供31.7%、配偶者19.3%と続いており、男女差が際立つ結果となっています。
では実際の数値を厚生労働省の調査結果では、介護者は被介護者の配偶者が一番多く22.9%、次に被介護者の子供16.2%、事業者15.7%、別居も家族など11.8%、子供配偶者5.4%となっています。
介護にかける時間はほとんど終日が19.0%、半日程度が11.1%、2〜3時間程度が10.9%です。また要介護4では41.2%、要介護5では63.1%がほとんど終日と回答しています。これでは介護者は仕事を続けることすら難しくなってしまいます。
次に費用面ですが、55歳以上の人に介護費用について尋ねた内閣府の調査によると、要介護になった場合年金などの収入で賄うと答えた人が63.7%、貯蓄で賄う20.5%、資産を売却するなどして自分で賄う4%、特に考えていない8.1%と続きます。
別な調査によると、公的介護保険の範囲外の費用に対して必要と考える月々の費用の平均は15.8万円となっています。現状厚生年金の平均額(夫婦2人分)が22万円、国民年金の平均額が6万6千円といったところですから、その他の生活費を考えると厳しい数字であることは否定できません。
また特養などの人気施設では、入所までに長い待機時間が必要とされています。厚生労働省の特別養護老人ホームの入所申込者の状況によれば、全国で29.2万人が入所を希望しているにもかかわらず、すぐに入所できない状態が続いています。
特に要介護度が高い場合や認知症を患っている場合、待機時間がさらに伸びることがあります。私も要介護になったら施設に等と考えていますが、それほど簡単なことではなく事前の情報収集が必要になっているのかもしれません。
令和4年版高齢者白書より、介護が必要になった原因についてみてみると、最多は認知症18.1%、脳血管疾患(脳卒中)15.0%、高齢による衰弱13.3%、骨折・転倒13.0%と続きます。男女別に見ると、男性は脳血管疾患24.5%、女性は認知症19.9%が多くなっています。
この調査で55歳以上の人に介護頼みたい人について尋ねたところ、男性の場合は配偶者が56.9%と最多でした。ついでヘルパーなど介護サービスの人22%、子供12.2%と続きます。一方女性の場合は、最多となったのはヘルパーなど介護サービスの人39.5%、子供31.7%、配偶者19.3%と続いており、男女差が際立つ結果となっています。
では実際の数値を厚生労働省の調査結果では、介護者は被介護者の配偶者が一番多く22.9%、次に被介護者の子供16.2%、事業者15.7%、別居も家族など11.8%、子供配偶者5.4%となっています。
介護にかける時間はほとんど終日が19.0%、半日程度が11.1%、2〜3時間程度が10.9%です。また要介護4では41.2%、要介護5では63.1%がほとんど終日と回答しています。これでは介護者は仕事を続けることすら難しくなってしまいます。
次に費用面ですが、55歳以上の人に介護費用について尋ねた内閣府の調査によると、要介護になった場合年金などの収入で賄うと答えた人が63.7%、貯蓄で賄う20.5%、資産を売却するなどして自分で賄う4%、特に考えていない8.1%と続きます。
別な調査によると、公的介護保険の範囲外の費用に対して必要と考える月々の費用の平均は15.8万円となっています。現状厚生年金の平均額(夫婦2人分)が22万円、国民年金の平均額が6万6千円といったところですから、その他の生活費を考えると厳しい数字であることは否定できません。
また特養などの人気施設では、入所までに長い待機時間が必要とされています。厚生労働省の特別養護老人ホームの入所申込者の状況によれば、全国で29.2万人が入所を希望しているにもかかわらず、すぐに入所できない状態が続いています。
特に要介護度が高い場合や認知症を患っている場合、待機時間がさらに伸びることがあります。私も要介護になったら施設に等と考えていますが、それほど簡単なことではなく事前の情報収集が必要になっているのかもしれません。