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睡眠不足解消のための「寝酒」厳禁か

2021-04-10 10:27:02 | その他
私は寝る前に軽く酒を飲む「寝酒」を大体飲んでいますが、これは寝る2時間前ぐらいに風呂に入り、風呂上がりの一杯をちびちび寝るまで飲んでいるというのが正しいようです。

酒の種類は決めているわけではありませんが、焼酎や日本酒、現在はウイスキーの水割りが多くなっています。これで確実に寝つきが良くなっていますが、アルコールは快眠の敵であるという記事を読みました。

ここではアルコールは、不安を減らす、気持ちを落ち着けて眠りに誘うといった働きがあり、少量のアルコールを飲むと寝つきがよくなるのは事実としています。これは世界的な傾向で、欧米では寝酒そのものを意味する「ナイト・キャップ」というカクテルまであります。

特に日本人は睡眠薬より酒の方が安全という思い込みがあるため、欧米やアジアの10か国を比較した調査において、不眠を解消するためにアルコールを飲む割合が高く、3割を占めるという結果になっています。

久留米大学病院の睡眠障害外来を受診した50歳以上の不眠症の人のうち、実に8割以上が睡眠薬代わりに飲酒していたという報告もあり、日本人は世界一寝酒好きな民族のようです。

しかし不眠解消のため酒を味方につけるには、アルコールの量をきちんと考える必要があり、摂取量が多いと睡眠の質が悪くなるとしています。

たとえば体重1Kgあたり1gほどの中等量のアルコールを摂取した場合が記載されていますが、これは60キロの人がアルコール度数5%の缶チューハイなら500mlを3本程度だそうです。これが中等量のようですが、こんなに寝る前に飲む人は少ないような気がします。

この程度の量だと睡眠前半では深い眠りが増えるものの、後半になると浅い眠りが増えてしまい、夜中に目が覚めやすくなります。まあ私の感覚からすると明らかに飲み過ぎで、害が出そうな量です。

さらに多量のアルコールを毎日飲んでいると、当初あった睡眠効果が次第に弱まり体がアルコールに慣れてきてしまいます。

通常睡眠中はホルモンのおかげで尿が作られにくくなっていますが、アルコールはこのホルモンの働きを邪魔するため、眠っているうちに尿が溜まりトイレに行く回数が増えてしまいます。

その他睡眠中のアルコールの害についていろいろ述べていますが、どうもかなりのアルコール量を前提としているようです。ここでは眠る3時間前までに日本酒なら1合、ビールなら中瓶1本、ワインならグラス2杯程度ならばよいとしています。

これも寝酒としては多いような気もしますが、重要なのはその人にとっての適量を守れば、寝酒も良い睡眠につながるということかもしれません。


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