ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

自分では気付けない自覚症状のない病気

2021-04-09 10:32:53 | 健康・医療
多くの病気は何らかの自覚症状があり異変に気付きますが、これといった自覚症状のない病気もあります。

自分の身体は自分がいちばんよく分かっているというのは、私は確かなことだと思っています。これに対し色々な病気で自覚症状がないものがあるので、健康診断などを積極的に受けるべきだという記事がありました。

ここでは健康に気を使った方が長く生きられる可能性が高まるのは事実としています。例えば喫煙者は非喫煙者より寿命が8〜10年短いという報告もあるようです。

身体の中に命を脅かすような病気があるのに、その存在が本人には分からないという例は多くあるようです。その代表例がガンとしており、大腸ガンや胃ガン、肺ガンは日本でもとても多いガンで、初期の段階では自覚症状がほとんどありません。

自分で気づける段階、すなわち自覚症状が現れてから見つかったケースは、比較的進行していることが多いというのも特徴のようです。

大腸ガンの患者で症状がない段階で見つかった場合と、自覚症状が出てからの患者を比較すると、5年生存率に30%も差があるというデータがあります。

あえてこの意見に反論すると、大腸ガンのうち便の潜血反応のような健診で見つかる人と、何らかの異常が出て診断される患者は、圧倒的に後者の方が多いのではないかと思います。進行ガンの場合は年に一度程度の健診でも見つからずに進行してしまうことも多いようです。

この辺りは具体的なデータを持っていませんが、ガンの健診率が上がれば死亡率が下がるという単純な話ではない気がします。それよりは自分の身体の異常にいかに早く気付くかの方が重要でしょう。

この筆者は糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病は、よほど重度のものでない限りそれ自体に症状はないことを挙げています。血糖値やコレステロール値は、採血して検査をしない限り自分では気付けないものです。

確かに私の年上の従妹は、糖尿病に気づかず網膜症となり失明してしまいました。また友人は糖尿病から腎症を起こし、現在透析を受けていますが、彼の場合は糖尿病の治療を受けていても合併症が出てしまったので、意味合いがやや違うのかもしれません。

こういった身近な例はあるのですが、私は生活習慣病というものが本当に病気といえるのか、また本当に治療が必要なのか疑問に思っています。

確かに若い人が生活習慣病になった場合は、10年20年後に重篤な病気になる可能性は高くなりますので、それなりの治療は必要となります。しかし高齢者の場合はほとんど必要がないと思っています。

こういった治療をするよりは、自分の身体の小さな異変を感じることができるように気を付けることが重要ではないでしょうか。

身体に少しでも異常があれば、それなりのサインを出すのがヒトの基本的メカニズムと思っています。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿