作曲家としてご活躍の「杉本真人」さんが(歌手の時は、ひらがな名)
ご自身の亡くなられたお母様を想って「吾亦紅」を制作されました。
吾亦紅(われもこう)
マッチを擦れば おろしが吹いて
線香がやけに つき難い
サラサラ揺れる 吾亦紅
ふと あなたの 吐息のようで…
盆の休みに 帰らなかった
俺の杜撰(ずさん)さ なげいているか
あなたに あなたに 謝りたくて
仕事に名を借りた 御無沙汰
あなたに あなたに 謝りたくて
山裾の秋 ひとり逢いに来た
ただ あなたに 謝りたくて
●「吾亦紅」はバラ科ですが地味な花です。
8~9月ごろに分枝した茎の先に、暗紅紫色の短い花穂をつけます。
※花びらは退化し花弁のように見えるのは萼(がく)という部位です。
●名前の由来は、吾亦紅の花の色を決めるときに
花自体が「われ(吾)も(亦」こう(紅)ありたい」と言った事から
吾亦紅(われもこう)という名前になったとか・・・諸説あり。
●花言葉:変化・愛慕・移ろい
●止血・解毒として利用されています。
吾亦紅は秋を代表する草木ですが、「秋の七草」には入っていません。
ですが・・・昔から親しまれ、歌人たちにも愛され歌に詠まれています。
小林一茶 吾木香 さし出て花の つもりかな
(ワレモコウよ、それでもあなたは花のつもりなのかな?)
高浜虚子 吾も亦(また) 紅(くれない)なりとひそやかに
(私もまた「紅い花なのよ」とそっと言ってみる)
「吾亦紅」は ここ ←をクリックしてご覧下さい。
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