僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

歯車感

2006-06-21 | Weblog

ほぼ毎朝、うちの会社が入っているビルの階段を俺と同じ時間に
登り始める人がいる。同じ電車に乗り合わせるのは、サラリーマン
の常やけど、駅から5分位歩いてなお、まだ一緒というのはなんか
不気味な気さえする。

俺は、毎朝決まった時間の電車に乗り、決まったコースを歩いて
会社へ行く。おそらく、その人も同じようにしているからそういうこと
になるんやろけど。

寸分狂わず会社に行く俺、俺と同じような他人。合わせるつも
りのない人と、それこそ歩調があってしまうことも珍しくない毎日。
そんなことが繰り返されると、ものすごいシステム感というか、組み
込まれた感というのか。不気味な上にものすごく歯車になってる
気がするねん。

確かにサラリーマンは歯車やと思うねんけどね、社会でうまく回る
ことが目的になってて、何のために回ってるのか、忘れそうになっ
てしまうから、歯車のくせに気持ちのほうの歯車は噛み合わん。
それがまた輪をかけて気持ち悪いのよ。

その人はどないなんやろかな?「おたくさんも、俺としょっちゅう俺
と一緒になって気持ち悪いとこおまへんか?」とか聞いてみたい
気もするけど、朝から話の歯車が噛み合わんなんてオチがついて
も疲れるだけやしなぁ。

どうせ歯車なら、せめて空回りだけはせんようにしたいもんやね。