昨日のことだが、NHKのふるさと発スペシャルで、中国地方の路線バスの廃止の問題と、今後のあり方について、採り上げられていた。
バスの路線が、認可制から届け出制に変わった規制緩和により、バス会社の判断により、廃止が自由に行なえるようになってから、約5年。
その間、中国地方では、路線数で300以上、総延長で1800km以上が廃線になってしまったという。
わたしが住む岡山県でも、至る所で多くの路線が姿を消した。
バス会社にとって、採算性の悪い路線は切り捨てたい気持ちがわからないわけではないが、公共交通機関であるバスは、他の民間企業の事業よりも、かなり公共性が高い。
マイカーが普及して、公共交通機関の利用者が減少したことは事実だが、それでも、通学に利用したい学生や児童、通院や買い物、公共施設へ行き来に利用した高齢者の方など、路線バスの需要は、まだまだいくらでもある。
昨日の番組では、始めのほうでは、路線バスがなくなったことを悲観している声を採り上げていた。
それから、経営破たん後、両備グループが再生させた広島県のバス会社を採り上げられていて、赤字を減らすためのさまざまな改善策を紹介されていた。
そして、中盤では、廃止予定の路線バスを、町内会の力で存続させ、利用客を増やした事例を挙げていた。それは、福山市郊外の山の中の集落の路線で、町内会費の値上げと引き換えに、バスの回数券を購入し、交通弱者の方に配布し、利用促進を図っていた。また、通学児童などへも、バス利用を呼びかけ、安定した利用者が確保できるようになり、路線の存続が図られた。
最後には、中国地方ではなく、三重県四日市市での、路線バスが廃止された地域に、通院や買い物などに便利なダイヤと走行ルートの見直しなどを行なった上で、路線バスを復活させた事例を挙げていた。町内会の方が、運行補助金を出してもらえる企業などを探し、バス会社に運行してもらえるように働きかけていた。
それら2つの例は、は、町内会に、公共交通機関の存続や復活に熱心なリーダー的存在の人がいて、彼らの熱意と努力により、交通弱者の足の確保が実現されたのである。
地方の路線バスを、今後も存続していくには、地域ぐるみでの利用促進や、より多くの人に乗ってもらうために、路線ルート、停留所の設置場所、運賃制度の見直し、そして、地域住民の声などを反映させていくことなどが必要だろう。
わたしも、これ以上、バス路線が消えないことを願っている。
バスの路線が、認可制から届け出制に変わった規制緩和により、バス会社の判断により、廃止が自由に行なえるようになってから、約5年。
その間、中国地方では、路線数で300以上、総延長で1800km以上が廃線になってしまったという。
わたしが住む岡山県でも、至る所で多くの路線が姿を消した。
バス会社にとって、採算性の悪い路線は切り捨てたい気持ちがわからないわけではないが、公共交通機関であるバスは、他の民間企業の事業よりも、かなり公共性が高い。
マイカーが普及して、公共交通機関の利用者が減少したことは事実だが、それでも、通学に利用したい学生や児童、通院や買い物、公共施設へ行き来に利用した高齢者の方など、路線バスの需要は、まだまだいくらでもある。
昨日の番組では、始めのほうでは、路線バスがなくなったことを悲観している声を採り上げていた。
それから、経営破たん後、両備グループが再生させた広島県のバス会社を採り上げられていて、赤字を減らすためのさまざまな改善策を紹介されていた。
そして、中盤では、廃止予定の路線バスを、町内会の力で存続させ、利用客を増やした事例を挙げていた。それは、福山市郊外の山の中の集落の路線で、町内会費の値上げと引き換えに、バスの回数券を購入し、交通弱者の方に配布し、利用促進を図っていた。また、通学児童などへも、バス利用を呼びかけ、安定した利用者が確保できるようになり、路線の存続が図られた。
最後には、中国地方ではなく、三重県四日市市での、路線バスが廃止された地域に、通院や買い物などに便利なダイヤと走行ルートの見直しなどを行なった上で、路線バスを復活させた事例を挙げていた。町内会の方が、運行補助金を出してもらえる企業などを探し、バス会社に運行してもらえるように働きかけていた。
それら2つの例は、は、町内会に、公共交通機関の存続や復活に熱心なリーダー的存在の人がいて、彼らの熱意と努力により、交通弱者の足の確保が実現されたのである。
地方の路線バスを、今後も存続していくには、地域ぐるみでの利用促進や、より多くの人に乗ってもらうために、路線ルート、停留所の設置場所、運賃制度の見直し、そして、地域住民の声などを反映させていくことなどが必要だろう。
わたしも、これ以上、バス路線が消えないことを願っている。