3月21日、今日から実質的なイタリア旅がスタート。矢張り興奮しているのか早朝5時に目覚めて
しまう。東の空が明るくなり始めると、「ピピーッ」っと賑やかな小鳥のさえずりが聞こえてきた。
7年前にシチリアで見た「カカラッチ」という鳥かもしれない。尤も「カカラッチ」は正式な呼び名では
無いらしいが…。朝食前にホテル近辺を散策するのも旅の楽しみ。間口の狭い小さな商店が並び、
小学校らしい建物も見られる。6:45、フレッシュジュース・ヨーグルト・ベーコンエッグ・カプチーノ・
チーズなどの朝食を摂った後、ナポリ&ポンペイ観光へ。230km休憩を含めて約3時間半のドライブ。
79年ヴェスヴィオ火山の噴火により埋没した街ポンペイは、青空の下に広々と甦っていた。
kimitsuku、ポンペイは3度目だが劇場跡は初めて。タオルミーナと同じ半円形ギリシャ劇場タイプ。
壁や床に残るフレスコ画やモザイクタイル装飾は、いつ見ても古代人の美意識の高さに感激する。
当時の日本は縄文弥生時代だから、かなり文化文明の違いがあったかも。
一方marinoは復元された遺体とツーショット。ポンペイは溶岩流が押し寄せなかったので、比較的
保存状態が良く発掘も進んだそう。ヨーロッパは今が修学旅行シーズンで、イタリア各地をはじめ、
先生に引率されたイギリスやスペインなどの中高生が、賑やかに古代遺跡を見学していた。
さてポンペイでのランチは、名物ボンゴレスパゲッティ&シーフードフライ。そして飲み物は…
ナポリ産の葡萄で作られた、すっきり爽やかフルーティな“キリストの涙”という白ワインです。
marinoは、学校に知れたら怒られると心配しながらも一寸お味見、なかなか良い飲みっぷりでした。
「ナポリを観てから死ね」の言葉通り、世界三大美景に数えられる美しい港街とヴェスヴィオ山。
壮麗な石造りの街並みにヨーロッパを感じつつ、往きと同じ高速道路を通ってローマへ戻りました。