kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

ただ過ぎに過ぐるもの

2013年11月07日 | 日記
        
                  
 折々に開いて読む『枕草子』、その245段に「ただ過ぎに過ぐるもの」という文言があります。
          帆かけたる舟。人のよはひ(年齢)。春・夏・秋・冬。
「素早く過ぎ去ってしまうもの」は、水面を渡る帆掛け船。人の年齢。春夏秋冬と移ろいゆく四季。
さすが清少納言、いいところ突きますねぇ…特に今の季節にぴったりじゃありませんか
「諸行無常」や「万物流転」にも通じる、平安才女の人生観・審美観を垣間見る想いがします。
      
 今日は立冬、冬の気配が現れ始める頃とされる二十四節気のひとつ。一年を24節に分けて、
その季節に相応しい暮らしを心掛けた古人(いにしえびと)の生活感覚に、ほとほと感心します。
 銀杏が黄葉し既に枯葉が風に舞う札幌には、これから本格的な冬が訪れます。
長期予報では寒さ厳しく降雪も多いとのこと、しっかり皮下脂肪を蓄えて長い冬に備えましょ…。
コメント (2)
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