kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

読書週間2018

2018年09月27日 | 日記
 
 黄花コスモスが満開の秋本番を迎えた札幌です。今日から始まる『読書週間』 でも最近ちょっとサボリ気味かも…。
子供の頃は本好きで学校図書室の本を片端から読み漁り、父が旅行に行った時の土産は本を頼み、大きくなったら本屋の
お嫁さんになりたい…なんて考えている少女でした。19歳のフランソワーズ・サガンが書いた『悲しみよ こんにちは』を読み、その早熟な才能にショックを受けて欧州文化に好奇心を持ちました。読書傾向は紀行文や写真集・画集を手当たり次第に。
 ミケランジェロやダ・ヴィンチに関心を深めたのもその頃でした。TVでも『兼高かおるの世界旅行』ものがヒットし、小田実の『なんでも見てやろう』なんて本が流行していましたっけ。あんなに夢中に読んでいた小説類から、作者の人間性が語られるエッセイに関心が移り、今現在もその傾向があるような…。
     
 現在、今年が没後20年になる須賀敦子のエッセイ集『ヴェネツィアの宿』をボチボチと…。 表題作のヴェネツィアで聴いたオペラアリアから甦った亡き父の思い出、フランス留学中に同室だったドイツ女性との再会を描いた「カティアが歩いた道」、アジアからの留学生と暮らした日々を想う「カラが咲く庭」など、様々な出会いと別れを淡々と綴ったエッセイ集は、懐かしく
味わい深い12の物語から成っています。自立した女性として生きた須賀敦子の生き方を知りたくて、今度は『須賀敦子の旅路』を読もうと思っています。今年の『読書週間』はに決まりネ ≪ホッと一息 本と一息≫

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする