おきあかす 秋のわかれの 袖の露 霜こそむすべ 冬や来ぬらむ ー 藤原 俊成ー
煙絶え ものさびしかる 家の庭 人こそ見えね 冬は来にけり ー曽禰 好忠ー
秋は去ぬ 風に木の葉は 散はてて 山さびしかる 冬は来にけり ー源 実朝ー
立冬とは冬の始まりのこと。 「立」には新しい季節になるという意味があり
立春、立夏、立秋と並んで季節の大きな節目とされ、これらを四立(しりゅう)と言います。
朝夕冷え込み日中の陽射しも弱まって、冬が近いことを感じさせる頃ですね。
木枯しや初雪の便りも届き始め、立冬を過ぎると初霜が降りて冬の佇まいへと変わります。
この日から立春の前日までが冬とされています。