kimitsuku独り言

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全国戦没者追悼式2021に想う

2021年08月15日 | 日記

                                                                           

終戦から76年を迎えた今日、凡そ310万人の戦没者を慰霊する全国戦没者追悼式が行われました。

日本武道館で開かれた式典には、全国から遺族の代表などが参列しましたが

今年はコロナウイルス感染症の拡大を受けて参列者の数は185人と、これまでで最も少なくなりました。

YV画像を観ていても会場はパラパラと人影少なく

止むを得ないとは思いつつ寂寥の感を禁じえませんでした。

それにしても光陰矢の如し‥あの日からもう76年が過ぎ去ったのですね。

インドネシアのジャワ島にて終戦を迎えた父が復員してきたのは

終戦の年の初冬だったと、後から聞きました。

未だ幼かった妹と父を「おじさん」と呼んで叱られたこと、

お土産は古びた飯盒とスプーンだったこと、

空襲ごっこで荷物を担いで家の中を走り回って遊んだこと、

など懐かしく思い出します。

その後の父母は懸命に働いて自分の店を持ち、それなりに充実した生涯を送ったと思いますが

Kimitsuku が中学生になった頃、何故あの戦争に反対しなかったのかと尋ねたら

心の中で想っていてもそんなことは言えなかった、世間が許さなかったと

困ったような顔で答えてくれたことを覚えています。

毎年8月15日の追悼式で天皇陛下の言葉を聞くたびに

あの時の父母の何とも言えぬ困惑した表情を思い出します。

コメント (2)
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