9月9日夜のNHKスペシャル『キーウの夏』は、今現在のウクライナ・キーウの現状を伝える
優れたドキュメント番組でした。
国を守るため自ら志願して銃を取って戦う人々、安全を求めて他国へ逃れる人々
逃れる術なく危険な街に残った人々など、断絶された住民たちの苦しみ・悲しみが
克明に取材されていました。
そのルポライターでカメラマンの男性も、妻をアメリカへ避難させたものの
妻が罪悪感や無力感に苛まれる≪ギルティシンドローム≫と診断され
互いにインターネットで涙ながらに励まし合うシーンがあり‥
おそらく此のような離散家族は、決して少なくないのだろうと思われます。
ウクライナ・ロシアの攻防は、いつ終わとも知れず
その間にも多くの人命財産が失われるのかと心が痛みます。
戦場だけが戦争ではない
ウクライナの窮状を伝えるジャーナリストの言葉が
脳裏から離れません。