タイトルの写真は「湯殿山」仙人沢大鳥居からバスで「湯殿山神社」まで登り、バス終点から「月山」方面を撮りました。写真のピークは
「月山」山頂かどうか不明ですが「湯殿山」山頂の様で「神社」側から見ると可成りの急傾斜です。この日「月山山塊」をぐるっと回り込み「月山八合目」(弥陀ヶ原)にも行き「御田原」参籠所まで歩きましたが、登山目的では無い為ここで引き返しました。
世田谷の自宅を出発して蔵王温泉の「中央ロープウェー駅」に到着したのが12時過ぎ、渋滞無しでここまで来ました。でも車で来ると遠いですね・・・・・・
ここで昼食を摂ってから、この山頂駅「鳥兜駅」までロープウェー(101人乗り)で行きます。そこから「湖沼めぐりコース」のトレッキングをします。
しかし写真でも解るように積乱雲が発達してきて、雷の音が・・・・・ロープウェーの駅長さんの判断で天候の様子を見る為に暫く運休・・・・・30分程待って条件付きで運行再開でした。
不安定な天候で帰りのロープウェーが止まった場合、バスで迎えに行く、と駅長さんの計らいで乗車。写真は「鳥兜駅」からトレッキングの終点「三五郎小屋」方面の写真です。
この右手方向からトレッキングが始まります一廻りで2時間半位の案内ですが実際には1時間半で一周しました。
鳥兜駅で降りてすぐの所に展望台があり、そこから撮った蔵王温泉街の一部です。
この後、急に雨が降り出しましたがすぐにやみそうなので傘を差してトレッキングを更に続けます。
写真は「片貝沼」鳥兜駅から1キロ程歩いた所で雨が降っている為、並行する立派な車道を歩き、案内板に従って山道に入るとすぐにありました。
写真は、割と平坦な森の中の道を歩いて行くと直径十メートル程の小さな沼に出ました「目玉沼」です。すでに雨は止み時折日差しもあり暑くなってきました。
写真は先程鳥兜駅から下の方に見えた「三五郎小屋」、小屋と云っても立派なホテルで一応営業はして居るようでした。しかし冬がメインで夏場は寂しい物です。
三五郎小屋を過ぎてリフト乗り場やレストハウス過ぎると「ドッコ沼」に出ます。
この先に今度は「蔵王スカイケーブル」中央高原駅があります。
中央ロープウェーは大きなゴンドラでしたが、スカイケーブルは6人乗り程の小さなゴンドラで、駅に着いた時乗客は誰も居なく、駅員も見当たらなかったのですが、改札口に入ったら駅員が出て来ました。
写真はスカイケーブルで降りた「上の台駅」。これから車を止めた「中央ロープウェー」駐車場まで蔵王温泉の町中を見ながら歩いて戻ります。
町中には写真のように「共同浴場」が何カ所か有り200円程で入れるようです。
余り大きい建物では無いのですが近くにあった2軒とも真新しい建物でした。
この後「中央ロープウェー」の駅舎に立ち寄り駅長さんに無事下山しましたとお礼の報告。
この日はこれで日程を終え、「上山温泉」へ向かいます。
写真は今日宿泊する「上山温泉」
材木栄屋旅館
今日は割と速く旅館に到着した為、未だお客も居無いようで写真は時間制の貸し切り風呂。
18室程の旅館で元々の商売が材木屋で、旅館の建物が立派で落ち着いた宿でした。
翌日「上山温泉」出発。東北中央自動車道上山ICから入り山形JCで山形自動車道に入る。月山ICで降りて国道112号線(月山花笠ライン)を「湯殿山」「羽黒山」「月山」を廻る。一番最初に行ったのが写真にある「湯殿山神社」写真は仙人沢大鳥居(参籠所)でこの写真の位置から参拝のバスが出て居て「湯殿山神社ご神体」の有る所までバスが運んでくれる(乗車賃200円)7分程で参道入り口です。タイトルの写真はそこで撮りました。
写真はバス停から参道を歩いた所で、これから先は全て撮影禁止で写真はありません。ここから15分程歩き、湯殿山神社参詣受付所に到着。受付所でご祈祷料を払いお祓いを受け、靴を脱ぎ裸足でご神体を参詣します。素足で露天風呂地帯のような場所を通り、ご神体の前に出ます。参拝の儀式を一通り済ませ、温泉が流れるご神体の裏側の岩を登ります。「湯殿山神社ご神体」とは大きな岩から温泉が湧いていて、それが「ご神体」とされています。
登り口から振り返り、先程の仙人沢大鳥居方向を撮った所です。左手の山が「湯殿山」。帰りは下りなのでバス道を歩いて仙人沢大鳥居迄行きます。15分程。
写真は仙人沢大鳥居。丁度真ん中辺りに「湯殿山神社」が有ります。
「湯殿山神社」を見た後、今度は「羽黒山神社」へ向かいます。国道112号線(六十里越街道)へ戻り鶴岡市内で県道47号線に入ります。写真は「
羽黒山神社」大鳥居、右手は社務所です。
写真は大鳥居を入り右手の社務所を撮った所で。社務所の前に大きな「鐘撞き堂」(大鐘・重要文化財・鎌倉期・日本第三の大鐘とされています)があります。
本殿は左手奥で現在かやぶきの屋根を修理中でした。
「出羽三山-羽黒山(標高414M)月山(標高1984M)湯殿山(標高1504M)は「出羽国」を東西に分ける出羽丘陵の主要部を占める山岳で出羽三山とは、山形県(出羽国)にある月山、羽黒山、湯殿山の三つの山の総称です。
月山神社は、天照大神の弟神の月読命(つきよみのみこと)を、出羽神社は出羽国の国魂である伊氏波神(いではのかみ)と稲倉魂命(うかのみたのみこと)の二神を、湯殿山神社は大山祗命(おほやまつみのみこと)、大己貴命(おほなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)の三神を祀っています。月山と湯殿山は冬季の参拝が不可能であることから、羽黒山頂に三山の神々を合祭しています。また広大な山内には百八末社といわれる社があって、八百万(やおろず)の神々が祀られています。
出羽三山は元来、日本古来の自然崇拝の山岳信仰に、仏教・道教・儒教などが習合に成立した「修験道」のお山でした。それ故、明治維新までは仏教の、真言宗、天台宗など多くの宗派によって奉仕され、鎌倉時代には「八宗兼学の山」とも称されました。悠久の歴史の中で幾多の変還を重ねながら、多様にして限りなく深い信仰を形成し、「東三十三ヶ国総鎮護」として、人々の広く篤い信仰に支えられて現在に至っています。」出羽三山神社 公式ホームページより
写真は本殿(重要文化財・日本最大の茅葺建物)写真右手の方はかやぶきの屋根の修理中で足場の櫓が少し邪魔です。
私たちは車で羽黒山有料道路を通り羽黒センター駐車場まで来てしまいましたが、本来県道47号から「随神門」を潜り表参道から一の坂、二の坂・三の坂の2,446段の階段を上るのでしょうが50分以上掛かるそうで時間的にも余裕が無く無精しました。
写真は本殿脇にあった看板で羽黒山全山の概念図です。
羽黒山山頂(本殿の有る所)から、三の坂を少し下り、ここで昼食を摂ります。かみさんが写真の「斎館」で是非精進料理を食べたいというので入ってみました。本来は予約制ですが飛び込みで当たって砕けろ! ここは「参籠所」と云われ、いわば休憩所(宿坊)の様な物で出羽三山各にあります。
休憩所のような雰囲気は全く無く修行僧の修行場の雰囲気です。少し引き気味・・・・・
「平成17年(2005)3月 鶴岡市文化財指定
羽黒山参道三の坂を登りきると間もなく左手にある。もとは華蔵院といい、元禄10年(1697)の再建である正穏院、智憲院と共に三先達寺院の一つで、羽黒山執行別当に次ぐ宿老の住した寺であったが、明治の神仏分離の際神社の「斎館」として残った。江戸時代には山内に30余坊あったが全て取り壊され、往時の山伏達の住した遺構として今に残る唯一の建物である。」ホームページより
写真が「斎館建物」の入り口で(玄関)、取りあえずかみさんが食事が出来るかどうか?聴きに行きました。
結果、種類は無いものの食事が出来るそうで、暫く待たされ用意が出来た所で部屋に案内されます。
写真は通された大広間(神前の間)。私たち三人、ご覧のような部屋に案内され簡単な精進料理をご馳走になりました。シーズンオフの良い所で、混雑する時は絶対こんな風には成りませんね!
さて昼食を終えゆっくりした後、玄関から入り口の「門」を見た所です。
写真は「斎館」全景で右手が大広間と厨房で、部屋数は沢山在るようでした。
前後しましたが、写真が「斎館」入り口で参道「三の坂」の途中から入ります。
さて腹が膨らんで満足した後、戻ります。
写真は庶務所左手にある、八百万の神の一部、ここには7つの神が社に祭ってありました。その他至る所に「神」が祭られています。
羽黒山を後にして「羽黒山有料道路」を戻り、次に県道211号線を「月山八合目」に向けて走ります。
「月山八合目」までは40分タップリ掛かります。県道211号線は細い舗装道の山岳道路です。
写真は「月山八合目」駐車場からですが時間的に午後3時を過ぎていますので雲が垂れ込め始めました。
写真は駐車場の端に在る記念碑!
駐車場から少し「月山」山頂に向けて歩いた所にある標識看板。
写真は看板から木道を更に緩やかに上り。私一人で行きましたが「御田原参籠所」ま~山小屋ですね。
写真右の鳥居をくぐると本格的な登山道になり「月山山頂」まで往復4時間程掛かるようです。
私は取りあえず写真だけ撮り駐車場に戻ります。ここら辺までは緩やかな丘のように成って居て湿地帯が広がっています。
写真中央に風車が沢山在りますが、ここには水子地蔵があります。やはり月山は信仰の山ですね!
地図を見ると「月山」はこちら側から登ると緩やかに登るようで時間は掛かりますが天気の良い日は快適なハイキングが出来そうです。
今日は「月山」を見た後、県道211号線を戻り県道47号から羽黒山まで再度戻ります。
表参道の「随神門」を潜り五重塔などを見て回りますがそれは次回に続きます!
2013/09/07 月山登山時間修正