J-Blueの雑記帳(近場を歩く)

此のBlogを雑記帳代わりにと始めました。最近はハイキング・旅行等の写真を中心に記録性を高めた内容と編集にして居ます。

「富士お中道散歩」

2007年08月29日 | ハイキング・山登り
8月中旬を過ぎたとは言え、猛暑が続く日々だった。スバルラインから五合目
駐車場手前から既に車の渋滞が始まっていて、仕方なく2キロ手前付近で車
を、道路脇の駐車場に止め、五合目「お中道」登山道入り口まで歩いた。
緩い登坂で、普段車で走行してしまえば何と言うこともない道だが、歩くとなる
と都会の平地を歩く様な訳には行かない。
途中、見晴らしの良いところで「下界」を見ると、北東方向から北アルプス、
中央アルプス、南アルプス、嬉しい事に南アルプスの最南端に位置する大無
限山、小無限山まで見る事が出来た。
生憎、昼に近かったため、雲が下の方から上がって来て遠景も少々ガスって
仕舞いスッキリとした景色では無かった。

このお中道は五合目レストハウス脇から入り、スバルラインに沿って、下り気
味に2,5キロほど歩く、降りた所が運良く私達が車を止めた駐車場のすぐ側
だった。
途中ガレ場あり、樹林帯有りで結構快適な山歩きだ、樹林帯の中はコケモモ
の大きな群落が有ったり、ヘビイチゴなどが有り。イチゴを口に含んだら、こ
れぞイチゴ!・・・と言う強烈なイチゴの香りと濃い味が口の中に広がった。
国立公園なので、おおっぴらに採取する事は出来無いが、秋口に成れば
コケモモジャムが出来そうな位取れそうだ。
しかしここら当たりは標高2500m程、自然条件は可成り厳しい、シラビソな
どの樹木は強い風と、積雪のため根本付近は曲がり、枝は一方向に偏って
いる、この樹形を見ていると自然条件の厳しさが解る。
そんな厳しい条件の中に必死になって生存しているコケモモやイチゴを取る
気には成れない。

天頂方向に雲は無く、富士山頂がよく見えた。方角的に此処からでは山頂
の人の気配は感じられなかった。
私は何回も富士山に来ていますが、山頂まで行った事は無い一番高い所ま
で行ったのが九合目まで、オートバイや車で五合目まで来て山頂まで行き
下山して日帰りの日程を組むのなら、それなりの時間を見なくてはならないだ
ろう。