昨日は、「原発問題について」基本的な市長の考え方を質問しました。
・原発は人類が制御できない未完成な技術的との認識があるかという原発への基本的な認識を聞きました。
坂井市長は「原発の完成はあり得ないとの思いを強くしている」と答弁する一方で、「ストレステストなど弱点の強化で不断の努力で安全性の向上」を求めるという矛盾する答弁でした。
・「やらせメール」に見られるような世論誘導をおこないながら原発推進をしてきたことには、「事実であるならばあってはならないこと」と答弁。
・「原発マネー」が唐津市政を歪めないかと、市民交流プラザに5億円。早稲田に20億円という巨額の九電マネーは「思惑があってのことではないか」と質しました。
山下企画経営部長は、「公営企業が社会貢献することはあり得ることで、市民の安全・安心に関する判断は独立すべきだし、その立場に立っている」と答弁しました。
このような重要な答弁に市長が立たなかったのには納得できません。
今後唐津市が九電と安全協定を協議するなかで、「モノがいえる唐津市の立場」を明確にして交渉に望むことを願うものです。
唯一の成果は、「母子手帳」にヨウ素剤の服用の有効性について記載したものを「添付」することについて検討を約束したことです。
万一の放射能漏れで、胎児や乳児を甲状腺ガンなどから守るためにも「正しい知識必要」と長年求めていたものです。これで実現へ一歩前進です。
震災後、保健課に「ヨウ素を含む消毒薬を飲んでもいいのか」「ヨウ素を含む食品を食べることで予防効果があるのか」などの問い合わせがあったといいます。