九電原発の再稼働をめぐる、いわゆる「やらせメール」問題で9月に引責辞任する意向を示していた真部利応社長が、続投する意向を固めたことが明らかになりました。
理由は、原発の停止や電力需給の問題が山積するなか、任期途中のトップ交代で混乱が発生することを避けるべきだというものです。しかも、松尾新吾会長も続投の方針とのこと。
テレビで大写しにになった、真部社長の「引責辞任の発言」はその場しのぎだったのでしょうか。
私は、このニュースを見て、九電は「正面突破」で乗り切ろうとしているように見えます。
「メール問題」「仕込み発言」「賛成動員」など世論誘導で原発を進めてきた古い体質を一掃するどころか、その古い体質を引きずっている現執行部が居残ることは「新生九電」にはほど遠いように見えます。
九電は、古川知事をかばうために「運命共同体」の路線を選択したのでしょうか。
私は、「新生九電」の体制で出直すべきだと考えます。
みなさんはどのようにお考えでしょうか。