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将来の原子力発電のあり方をエネルギー政策としてどうするか、国民に聞く聴取会が昨日、仙台市で開かれました。
9人の発言者のうち、東北電力の事業戦略の中心的役割を果たす企画部長が「会社の考えを踏まえて話す」と前置きし、原発を推進する意見を発言すると、会場の参加者から「やらせではないか」と、一時騒然といなり中断する場面があったのは当然です。
また東北被災地で開かれながら、発言者のうち3人が東北以外からの参加だったことは、「ずさんな運営でアリバイつくり」と見られても仕方がありません。
意見聴取会は、2030年時点の原発依存度を0%、15%、20~25%とする三つの選択肢に関し、各選択肢ごとに3人、計9人が発言する仕組みです。
その模様を伝える写真を見ると、細野原発大臣が傍聴者をなだめていますが、その両側に2人の警護の警察官が傍聴者をにらみつけているのが印象的です。
結局、形だけの意見聴取をして済まそうというもので、「文句があるのか」といっているように見えるのは私だけでしょうか。
意見聴取に応募した人の約7割が「原発ゼロ%」に関する発言を希望していそうです。