橋下徹大阪市長が突如、野田首相を絶賛し始めています。
一時は民主党を「倒閣」とまで叫んでいた橋下氏ですが、何がそうさせたのでしょうか。
橋下氏は、野田首相が「決める政治」を評価して、「消費税増税」「集団的自衛権」「TPP」(環太平洋連携協定)にも参加表明することを「進めている」ことを評価しているのです。
なんのことはない。野田首相が、国民の懸念や反対を押し切り、消費税、TPP、憲法9条を解釈改憲で骨抜きにしようとしていることを評価しているのです。
民意を顧みずに財界、アメリカ言いなり政治にまい進する野田首相にエールを送っている正体は、古い政治をより強権的な手法で進めようとする、橋下氏の下心が現れているといわざるをえません。