昨日、不正入札問題での特別委員会が開かれました。
そこでは、「坂井市長と業者との極めて密接な関係」が浮かび上がりました。
市長の企業後援会長が主催する「ゴルフコンペ」に「市長杯」という冠をつけることについても企業後援会長の「古希の祝い」に「呼びかけ人」になった事についても、「事前の相談はなく勝手に使われた」「事実を直前になって知った」「使っては困るとその場でいった」と、甘い対応を「猛省している」と答弁をくり返すばかりです。
ここで明らかなことは、「市長杯」という冠や「市長の名前」を勝手に使える「ずぶずぶの関係」であることを自ら認めたものです。
それでも辞職はせず、来週にも「自らの処分を議会に上程」することを表明しました。「減給で信頼回復」を図りたい狙いがあるようですが、多くの市民は、「潔く辞職」を願っています。
一方、特別委員会は、十分な事実関係を調査しないまま「とりまとめ」の方向で進んでいます。明日、作業部会が開かれます。(公開されません)
昨日の、市長と企業後援会長の「ずぶずぶ」な関係。「市職員が入札情報をなぜ漏らしたのか」「市職員が市長杯ゴルフにどんな理由で参加したのか」など、確認しなくてはなりません。そのために、業者や職員から事情を聞く必要があります。
それを、しないままの「まとめ作業」は、「不十分」と指摘されかねません。
佐賀県議会原子力安全対策特別委員会は、4年間かけて「九電のやらせメール問題」を「古川前知事の責任」と断定する審議結果を全会一致で採択しました。
なかでも、九電副社長と公舎で面接するなど古川前知事の「軽率な発言と行動が発端」と述べ、執行部も含めて「九電となれ合いというべき関係が大きな要因」と指摘しています。さらに、最後まで責任を認めなかった対応を「県民軽視」と批判しています。
この事を唐津市に置き換えると「不正入札事件の問題は、坂井市長の責任」と結論。
なかでも、企業後援会長に「市長杯ゴルフの冠」や「古希の祝いの呼びかけ人」に勝手に使われる市長の軽率な言動が発端、執行部も含め「特定業者とのなれ合いというべき関係が大きな要因」となります。さらに、坂井市長は、「ワキが甘かった。チェックが甘かった」と猛省はするもの、「減給処分」で済ませようとする対応は「市民軽視」と置きかわるのではないでしょうか。
唐津市市議会は、今回の教訓を踏まえて市民に信頼される審議と結論を導き出すべきです。佐賀県議会のような「審議総括」を導き出せるよう、私は努力します。
今日は、一般質問通告日です。12時までに提出しなくてはなりません。
議案質疑の聞き取りもあります。
いずれも今朝の佐賀新聞です。