昨日の朝日新聞で、気になる記事を読みました。
「全国体力調査」で、圧倒的な成績を誇る福井県は、過去8回の調査で、小学5年男女はすべて1位。中学2年も1位が男子で3回、女子で5回ある体力トップを誇っています。
ところが、「体力日本一」にもかかわらず、気になる結果があるというのです。
それは、2016年度の調査で、体育の授業が「楽しい」と答えた中2男女の割合が全国平均を下回っていたというのです。
子どもが楽しくなければ授業ではありません。生徒は、体力を上げるために楽しくない体育の授業は虐待にも似ています。
同じようなことが「学力向上」対策でも見受けられます。
あるところでは、「学力向上」のため、テストのための補充授業が行われていると聞きます。
学力向上は必要ですが、「楽しく学ぶ」ことで学ぶ意欲が湧くのではないでしょうか。 6月議会に、学習習慣が身についていない生徒を対象に「補充授業」をする予算がついています。
対象児童を放課後や長期休暇中に「補充事業」を行うというものです。
学習習慣を身につける事は大事ですが、それは、普段の授業のなかでされるべき事です。
先生の指導能力を向上することが必要です。先生の指導能力のための研修時間の確保も必要ではないでしょうか。「補充事業」までしてするべき事なのか疑問です。