安倍首相は、国民を監視する戦前の「治安維持法」と酷似している、「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案を強行採決しようとしています。
安倍首相は「丁寧な説明をする」といいながら、法務委員会の採決を断念し「中間報告」を本会議で行い、そのまま採決に持ち込もうと狙っています。
憲法では、「思想信条、表現の自由、結社の自由」が認められています。この憲法が保障している「内心の自由」を監視し処罰しようというのが今回の法案です。
昨日、議会が終わって妻と、小林多喜二の母を描いた映画「母」を観に佐賀に行ってきました。
治安維持法で多喜二は、特高警察に捕まりその日のうちに拷問され死亡しました。 警察は、「心臓病によるショック死で拷問はなかった」と発表しました。
日本は、「民主国家」を標榜しています。
法案は、委員会で審議採決され、本会議で討論採決が大原則です。
与党側は「委員会での採決の様子が映像で流れるのは都議選に影響する」という勝手な理由で、「本会議採決」に持ち込もうとしているのです。
議会運営のルール違反をしてまでも採決したいのは「加計学園学園の安倍首相の関与」に幕を引きたいのが狙いです。
安倍首相が次に狙っているのが「憲法改悪」です。自衛隊を明記し戦争ができる国づくりで仕上げです、反対する国民は、監視され処罰されることで国民は萎縮しモノがいえない国となります。
安倍首相の数の力で、こんな横暴は決して許されるものではありません。
写真は、今朝の佐賀新聞です。