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重度の障害があり、今年夏の参院選で初当選したれいわ新選組の木村英子議員さんが5日、国会で初質問しました。
介助が必要な重度障害のある議員が国会で質問するのは初めてだそうです。
当事者の立場から、バリアフリー化の重要性を訴えた記事が、昨日の佐賀・朝日新聞のトップに載っています。
木村議員さんは、生後8カ月で歩行器ごと自宅玄関から落ちる事故で、頸椎(けいつい)を損傷。首から下はほとんど動かず、右手だけわずかに動かせるそうです。
話すこと以外、生活のすべてで介助が必要な重度の障がいを負っています。
木村議員さんは、公共施設の多機能トイレについて取り上げました。
トイレ問題は「バリアーの多い人生で、ずっと抱えている問題」として自身の経験を踏まえた内容で質問されたそうです。
赤羽国土交通相は「良かれと思ってしたことが、結果として障害を持った方に良くないことはある」と述べ、「見直すよう指示したい」との答弁を引き出しました。
バリアフリーが叫ばれながら、避難所での「和式トイレしかない」「車いすが使えない階段」などが指摘されています。
障がい者が快適に過ごせる社会は健常者にとっても過ごしやすい社会となることを改めて認識するものです。
写真は、木村議員さんの質問を伝える朝日・佐賀新聞です。
街路樹、もう秋も終わろうとしています。朝の挨拶(二タ子)
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