九電は、12月18日に玄海原発の緊急時対応を指揮する「緊急時対策棟」を「本年12月に完成する予定だったが2023年9月に延期する」と発表しました。
この説明に疑問があります。
私は「今年12月完成予定」の九電説明に「記憶」がありません。
市の担当に聞いても九電からの説明が明確ではなく、市議会の玄海原発対策特別委員会でも九電から「延期の説明」はあっていません。
九電の当初の説明は、「2015年の完成」でした。それを2年早くできると「免振構造」から「耐震構造」へ変更する説明はありましたが、そのあとはあっていません。
九電は、2016年9月20日のプレスリリースで「発表」しているとのことですが、3枚のペーパーのどこにも2019年12月完成についての記載はあっていません。
11月18日の九電発表では、変更前の計画では、2016年許可の受領、2017年の工事認可準備、本体工事2019年12月竣工とあります。
しかし九電は、「工事計画認可の申請の準備」は進めてきたものの原子力規制委員会への「工事認可申請」そのものをしたとの記述はありません。
つまり、九電はこれまでなにもしてこなかった。本気で2019年12月に完成させるつもりはなかったが、「計画だけはありました」といっているようなものです。
9月議会の私の一般質問を受け、峰市長から9月末に「早く設置を」と要求され、重い腰を上げたのではと思われます。
写真は、昨日の朝の事務所前です。イチョウの葉を寄せる姿があちこちで見かけられました。