佐賀県の教職員で時間外勤務が月100時間を超える人が818人にも上ることが井上ゆうすけ県議の平成30年度決算特別委員会での質問に教職員課が回答しました。
さらに、2~6か月で平均月80時間超の時間外勤務者が482人もおり、病気休職者は63人で、その内45人(71.4%)が精神疾患で休職。現職で死亡された方が5人と深刻な状況が明るみにされました。
県教育委員会は、多忙化解消に向けて「学校現場の業務改善計画」を策定し、2020年までに平均勤務時間を45時間以下にする取り組みをしています。
この改善計画には「先生を増やす」ことは含まれておらず、小手先の改善策では実現不可能です。
教育は、「人を育てる」ものです。一人一人に行き届く教育環境を実現するためには「教職員を増やし」「少人数学級の実現」「一斉テストなど競争と管理教育から個性を伸ばせる環境」をつくってこそ「未来を担う人材が育つ」のではないでしょうか。