世界一危険と指摘されていた玄海原発1号機がやっと「廃炉」へ進む事になりました。
玄海町に原発の話があったのは、私が15歳ぐらいの時です。
当時は、「奇跡のエネルギー」といわれ、羨望のまなざしで語られていた事を思い出します。
建設に当たっては、「大金のバラマキ」が行われ、その後も利権が町長と議員、建設業者につきまとう事となりました。
当時の玄海町役場では、職員が昼間から宿直室で「原発対策金」で賭博をしたり、競艇通いから職員が大金を持ち逃げしたことも報道されました。
企業や国が、意味もなく原発立地に大金をばらまくことはありません。
お金をばらまくのは、危険の不安を札束で封じ込めるためのものです。
対照的に、自治体の「企業誘致合戦」は熾烈になっています。
唐津市でも、固定資産税や水道料金の免除、雇用者一人に50万円の支給など、競争相手が行う優遇策をこえるものを用意しなければ来てもらえないと優遇策はとどまることがありません。
廃炉作業は、30年以上といわれています。
その廃炉作業からでる「放射能廃棄物」の処分方法も場所も決まっていません。
その廃炉作業費用を電気利用者の私たちが負担するというのも納得できません。
九電は、稼げるときはシッカリ懐に入れて、分が悪くなると「利用者に負担させる」こんなやり方は経営者としての資格はありません。
原発は、人類と共存できないことは福島原発事故でハッキリしています。
今こそ、「さよなら原発、再生エネルギーへ」の道へ進むと時ではないでしょうか。