フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

カネオと私の主導権争い

2020年04月22日 | トドとポニョの日常茶飯事in雪国
 先日、所用で新潟まで高速道路を走ったとき。
 我が家のカネオ(自家用車。2020.3.23「タイヤ交換」参照)には、オートレーン機能がある。私が自分で車を買ったのは15年くらい前。なので、最近の車の機能の充実ぶりにはびっくりだ。(何しろナビさえつけていなかった(笑)) 
 オートレーンとは、カメラで車線を検知して車が車線からはみ出さないように自動で走行ラインを調整してくれる機能だ。(え、知ってるって?)高速道路で長距離を走るときにオートクルーズ機能(走行速度を一定に保ち、前に車両がいればその車間距離に合わせて自動でブレーキかけたりアクセル踏んだりしてくれる。え、これも常識?まあ、免許持っていない人向けの説明ってことで!)と合わせて使うと、とても楽ちん。が、カネオのライン取りと私の好みのラインはちょっとずれている。カネオは中央寄り(走行車線なら右、追い越し車線なら左)、私は車線の中央を走りたい。そこで常に彼と私の間には、緊張感が漂っている。
 例えば追い越し車線を走っているとき、カネオがぐっと左へ寄ろうとする。負けじと私はステアリングを握った手に力を入れ、自分の目線が車線の中央からやや右寄りに来るように動かす。よし、と少し力を緩めるとまたススス・・・と左に寄っていく。ムムッと私はステアリングを操作してやや右に戻す・・・。ということを延々とやっていると手が疲れるので、「もういい、お前に任せた!」と手を緩めると、途端に『ポーン』と注意喚起のチャイムが鳴り、運転席前の画面に『オートレーン機能が解除されました。ステアリングを操作してください』と表示される・・・。
「だー!!どういうこっちゃ!おめーが譲らんから任せたんだろうが!!何が不満だ?!」
 と叫ぶ。これを新潟まで約1時間半繰り返すわけだ。じゃあオートレーン機能使わなきゃいいじゃん、と思うだろうが、集中力がなくなってきたときやちょっと飲み物を取ったりするときなど、安心感があって大変ありがたいので、高速の時はやはりスイッチを入れてしまう。便利だ。しかし、追い越し車線で走行車線の車を追い抜くときなど、「もうちょっと右寄れよカネオ・・・。どいつもちゃんとはみださずに走るって保証はないんだぜ」と思うわけだ!トラックなんかだと車幅が広いので、近すぎるぜ、と冷や冷やしてしまう。(特にカネオは外車なので、「煽ってるんじゃありませんよ!私じゃなくて、カネオが勝手にやってるんですよ!」と心の中で弁明する)
 夫はカネオと気が合うらしく、(要するに中央寄りが好き)「なんで疲れるの?カネオはいい奴だよ」などと言う・・・
 いっそ、自動運転まで行ってしまえば追突防止だけでなく左右の空間も認識して調整してくれるのかね。えーちゃんは両手放ししてたけど。その場合、運転手の好みを反映してくれ。