上田市の滝 大明神の滝氷瀑 (非公開であり立入禁止の滝です)
大明神の滝は「筑波大学菅平実験センター」の実験地内にあります。
実験地では人の手の加わらない自然林が年代や植生ごとに保たれていて様々な
研究、調査が継続的に行われていますので立ち入ることはできません
今後も人間の影響を受けない自然のままの保全と研究、実験のため私のような
一般人はセンターの開催する自然観察会などの特定の公開日(年1~2回?)に参加させて
いただくことで対面できますが通常非公開で立入禁止区域の滝です。
以下は2013年1月30日の 「冬の自然観察会」に(抽選)参加させていただいた
ときの写真です。
実験センター内の草原
赤松の樹林
しらかば林
筑波大学の技術職員さん研究員さんやナチュラリストの皆さまから、草原から林に至る過程の植生研究の
興味深く面白いお話をお聞きしながら歩を進めます
白樺の種子 ↑ 翼があります、風に乗って運ばれるんですね、真下に落ちると
自分の木の陰になり成長できないからこうして飛ばして子孫を増やすんですね、
いつもは滝に向かってまっしぐらのこだるですのでこういう機会にしか撮らない
貴重な写真です~
キツネやカモシカなど動物の足跡もあちこちについています
クマの爪の跡・・ 木の上にクマの好物の猿梨が巻きついていて実を食べるのに
登ったんですね。
沢沿いのミズナラの斜面に熊棚らしきものも見られました
大明神の滝です
今季、寒波のあとびっくりするくらい暖かい日があったりで各地の氷瀑の結氷率は
あまりよくありません、下流の浄水の滝も、近くの唐沢の滝や二重滝も滔々と流れ
氷瀑には程遠い状況ではたして大明神の滝はどうなんだろう・・と心配していましたが
標高、水温、水量、気温、日当りなど好条件なのでしょう、完全結氷の姿に再会できました。
落差は簡易計測でおよそ10m
ブルーアイスの氷瀑に出会えて大満足の自然観察会でした
筑波大学菅平高原実験センターの皆さま、ナチュラリストの皆さま、ご案内まことにありがとうございました。
前回の 大明神の滝氷瀑 はこちら