瀧ノ山瀧
高さ一丈五尺、幅二尺、字尾瀧に発し、石より落つ。
炎暑には水勢に從て風気を生じ、里人此地を納涼の場とす。
下流千曲川に入。
(長野縣根岸村誌資料より)
長野県 旧根岸村の滝 どんな滝だろう??
手掛かりは、
里人はこの地を納涼の場とす・・
尾瀧 という字名、 根岸地区の地形図から読んでも大きな瀧ではない
沢なら堰堤でも造られてたら消滅してるかもしれない
昭和初期の資料でもあり これは根岸の住民、古老に聞くのが一番でしょう
さっそく畑仕事中のお年寄りに聞いてみた。
すぐにわかった、場所も詳しく教えてくれた、私はすぐ近くまで来ていたようだ
今もこんこんと湧き出ている湧き水で
遠くからポリタンク持参で水を汲みに来る人がいるそうで、
「滝の水持って帰って ご飯焚いてみろ、うめーぞ~! 腹いっぱい飲んで行け!」
長老に頭を下げ、お礼を言って、
瀧へ!
山に向かって、左に 平井神社
中に 御岳神社
右に龍泉寺
お寺横の水路の突当りに!
水が迸っているのが見えました
湧き水の滝です !
とても冷たい水です
斜面からこんこんと湧出しています
落差は2m
湧き出しのところには龍神様か水神様が祀られています
昔から地域の人々が大切にして守ってきた「滝」なのですね
落ち口は水を汲みやすいように樋がつけられていますが
昔はこの小さな岩場を滴っていたのでしょう
「瀧ノ山の瀧」 想像とは違った瀧だったが 探し出すことができた^^
古くから祀られている滝には、いわれがありますね。
家の近くにも、こちらの滝ととてもよく似た「朝日の滝」と言うのがあります。
江戸時代はお城の台所に使う大切な水だったそうで、名水とは聞きますが、飲んだことがありません。
↓大きなノスリを撮られましたね。近くで見られたのですか?
幼鳥は警戒心が薄いので、愛想よくモデルになってくれるのが嬉しいですね。
ノスリは、こちらでは冬の間しか見られません。
コメントありがとうございます^^)
もしかして古城公園にある滝でしょうか、自然の大滝も良いですが
昔からいわれのある滝や湧水もまたいいものですね。
↓ ノスリ、すぐ近くでした、近すぎてこちらがびっくりしたくらいでした(笑)
佐久市の根岸は、調べてみたら、水田地帯から里山に入る辺りにあるようです。市街地からも割とアクセスしやすいところです。
この地域の古文書などをお読みになって、探し当てるとはさすがです。おそらくすぐ近くの方々しか、今は龍泉寺にお参りしていない地域では・・
あまり、滝の匂いのしない里山です。そこを探し当てるとは、やはり滝見名人です。
仰るとうり、水田と里山の境界にありました、冷たくこんこんと湧き出ていまして涸れることがないそうです。
滝とは言えないぞとクレームのつきそうな滝ですが由緒ある滝、名前があるのだから立派な滝です、
これぞこだる(笑)^^
たくさんの素晴らしいお写真本当にありがとうございます。
このご時世ですが、お体ご自愛ください。
滝写真しかないブログに目をとめていただきありがとうございます
長野県の滝々はほとんど自然のまま残されていて
滝の好きな者にとっては魅力いっぱいの滝の宝庫ですね
歳とってきましたがもう少し滝巡りを続けたいと思っています
愚ブログですがまたお立ち寄りくだされば嬉しいです
ありがとうございます^^