華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

OMG!!

2013年09月28日 23時03分42秒 | Weblog
今日はベジデー。お弁当が作れなかった場合病院のトーストで済ませることができるけど、ベジデーの日はそうはいかない。朝から台所に立って、春雨サラダと野菜スープを作った。ただのグリーンサラダでは飽きがきてしまうので、一応サラダには少し凝るようにしている。とはいえ、春雨が本当にいい味を出してくれるので、どのように食べてもおいしい。ドレッシングもお手製。
野菜スープもできるだけいろんな野菜を取れるように心がけている。今日は8種類の野菜を少しずつカット。今日はトマトベースのスープ。なかなか美味。
これらのベジメニューを作り終えてから、クリームチーズの期限が近づいてきていたので、ベイクドチーズケーキを焼いた。ただいま冷蔵庫で眠らせているところ。明日が楽しみ。

さて。
本日午後シフト。4人のスタッフが病棟にいたけど、なんと私が一番先輩(!!)という状況。というか、私より経験の長い看護師が2名いたけど、1人は途中採用で昨日入所した人、もう1人は派遣さん。もう1人は新人研修一週目の韓国人の看護師。
というわけで、私はもっともヘヴィーな患者さんの担当になった。6名中5名が術後患者さん。昨日手術を受けた人たち3名を含む。術後は当日も翌日も何かと忙しい。術後患者さんを持つ機会は週に一度あるかないか。なのでどうしてもやるべきことが頭に入りきらず、後になってすべき作業に気づいたりして何かと後手後手になっていく。無論、イレギュラーなことも起こるし。他の3人が優雅に(!?)働いているところ、私はウヒーッと歩き回っていた。
十分にテンパっていた上、7時半になって夜勤の先輩看護師がやってきて「アレやった?」「コレやった?」と見落としを指摘するので、私の脈拍と血圧は一気に上昇。無論先輩は助けようとしてくれているだけなんだけど、「できてへんやん!」と言われているような気がしてパニクってしまう。
大きく深呼吸をしてなんとかかんとかやるべきことをやり遂げ、9時になって看護記録を書き始めた。その横で午後シフトのスタッフと夜勤スタッフが危険ドラッグのチェックをしている。
危険ドラッグは合法的に処方が許されている鎮痛剤。主にモルヒネを含む薬が多い。これらの薬は鍵付きの薬だなで保管されており、患者さんに処方する際は必ず2名で処方箋に書かれた用量、時間等を確認し、病室まで行って、投与する患者さんに間違いがないかをチェックしなくてはならない。そしてこれらの薬の残数は各シフトが入れ替わるときに双方のシフトのスタッフでチェックされることになっている。
私が看護記録を書いていると、確認中の先輩看護師が薬の部屋から出てきて「Yoshi! 薬の数が合わないわ!!」。

うそん!?

もしも間違えて投与していたら、下手をしたら患者さんの命取り。紛失であれば警察沙汰になる可能性も。そして看護師資格にも関わってくる。
一気に噴き出す汗。一生懸命投薬したときのことを思い出そうとした。私がやったのかどうかもうわからない状態だったけど、一応古株の私がやった可能性が高い。しかすすでに十分パニック状態にあった私はパンク寸前。すがるような思いで記録帳を見たら、私のミスではないことが判明。派遣看護師さんと病院を統括する大ボスの記入ミスだった。ここでパニックのまま脱力という変な感じ。先輩に「私じゃありませんでした」と伝えるための英語が出てこずしどろもどろになっていたら、「深呼吸しなさい!」と背中を叩かれた。
ちなみに今回のミスは、幸い投与した薬は合っており、記録するページを間違えたらしい。とはいえ2人してきちんと確認していたら起こるはずのないミスなので、始末書扱いになる。投薬ミスは看護師が起こすミスの中でもっとも起こりやすいもの。誰もが一度はやっているぐらい。しかし危険ドラッグのミスは相当痛い。今日のミスが自分だろうか?と考えた瞬間、胃がギューッと摘まれるようだった。今回は自分じゃなくて良かったし、ただの記入間違いで患者さんに大事がなくて良かったけど、本当に本当に気をつけよう。
フワッフワした気持ちのまま残りの仕事を終えて病院を出たときはグッタリ。経験を積んだらこのテンパり具合もマシになるんやろうけど、それは一体いつになるんやろう?

看護師への自分の適性を悩む中、チャレンジが続いている気がする。もう“新人”じゃなくなった今、正直逃げたい気持ちもある。新人じゃないのに一人前でもない。どうなるんやろうなぁ、私。と言っても今は選択肢もないので頑張るしかない。明日も午後シフト。日曜日はダイエットはお休み。ちょっとおいしいものを食べて明日も頑張ろう。
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