華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

引き続き今日も

2015年12月11日 23時37分30秒 | Weblog
今日も午前シフト。Dが好んで寝室のブラインドを上げたまま寝る。私は真っ暗の中で寝るのが好きなんだけど、こうしておくと朝の目覚めがいい。窓から差し込む光で体が起きるらしい。

とはいってもやっぱり早起きは嫌いさ。

さて出勤。
なんと担当患者数10名。

うそーん。

アシスタントさんが付いてくれたにしろ、10名は重過ぎる。しかも学生さんもいた。彼らは実際に作業をしてなんぼで、私たち看護師はそんな実習生の監督をすることも(多分)義務付けられている。というか病院が学生を受け入れた時点で学生のお世話は私たちの仕事。指導係もいるけど、一度に6名ぐらいの学生がくるので、全員を一気に見ることはできない。
というわけで学生さんの投薬を監督。ただし担当患者数が多いので2名だけでカンベンしてもらった。

なんだかんだで投薬が終わったのは9時半ごろ。幸い付いてくれたのがスーパーアシスタントで、この間にほとんどのヴァイタルサインのチェックとベッドメイク、シャワーを済ませていてくれた。

しかしやはり10名担当は忙しい。

退院する患者さんの傷口のガーゼの交換をしていると、老人専門のドクターが来て別の患者さんを指差し「今からこの患者さんを看るから、すぐにイスに座らせて」。その患者さんとは認知症でフルケア。排便のために苦労してトイレに座らせたところだった。
その患者さんをベッド、もしくはイスに戻すとしても誰か手伝ってくれる人が必要。そして何より私はドレッシングの真っ最中。このドクターは“待つ”ということができない人なので、最後の仕上げだけを後回しにし、婦長を捕まえて患者さんを移動。
やれやれ…と思ってガーゼ交換の最後の工程に着手したら、手術室から内視鏡の大腸検査を受ける患者さんを迎えに来た。ここで手術の前に記入しておくべき書類の記入をしていないことを思い出す。「えらいこっちゃー」ということで、また作業を後回しにして大急ぎで書類処理。患者さんを手術室まで連れて行き、申し渡しを終えて、やっとのことでガーゼ交換終了。
その後は退院書類記入。
これが終わるともう昼食の時間が間近で、血糖値のチェック、お昼の投薬などなどをやっていると飛ぶように過ぎていく時間。

お昼をまわるとアシスタントさんは帰ってしまったので、文字通り10名を一人で担当。
鳴るナースコールに対応しつつ、10名分の看護記録を記入。かつ回診後のドクターが残した指示をこなしていたら驚いたことにもう申し渡しの時間だった。

忙しかった…。

みんななんとか朝の小休憩には行ったみたいやけど、お昼休憩には誰一人行けてなかった。私は申し渡しを終えた時点ですでに4時前(シフトは3時半に終了)。それからやり残しの、私にしかできない作業をやっているととっても遅くなった。もう燃えつきかけて頭も動かないような状態。一瞬でも座ると、すぐに明後日の方向を見ながらボーッとしてしまっていた。

帰宅したら何が問題なのか、シェフDも休業。「お外に食べにいこー」とか言う。もう考える脳みそもなかったので、言われるがままにタイ料理のテイクアウト。お気に入りの鴨サラダに舌鼓を打ち、それからソファの住民と化している。昨日もそうやけど、今日もきつかったなぁ。

明日は午後後シフト。朝、ゆっくり眠れるので嬉しい。やることはあるけど、あとは静かにしていよう。
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