華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

痛みが減った

2016年06月22日 21時13分29秒 | Weblog
今日から午前シフト3つ。早起ききつい。それにしても朝が暗くなった。当たり前やけど。でも寒さは例年に比べると楽やなぁ。

お仕事。
1人新規入院が増えていたけど、残りの5名は同じ顔触れ。スタートは順調。そのうち2名が退院。1名が頻繁に外出(わが病棟は携帯電話がつながりにくいので、患者さんはカフェでネットや通話をしているらしい)、そして3名が順番に検査にいってしまい、一時病棟は開いているのに患者さんがいない状態になったりした。いやはや。
お昼前に腎臓の生体検査を受けた人が2名やってきたのですぐに満床。だけどこの2人は夕方に帰宅するので、いわゆる新規入院の書類処理はしなくてもよく、お世話自体もあまり手はかからない。そういうわけでトータルでみると落ち着いたシフトだった。

ところで先日も書いた、痛みを偽る(と思われる)患者さんがようやく退院した。正直ホッとした。患者さんにもスタッフにもフレンドリーなんだけど、ひとくせある人だった。2週間ちかくもいたせいで一日の作業の流れを把握し、私たちの作業に少し口を出す(むろん医療に関わることではなく何かと細かいこと)。“俺はわかってるぜ風”をビュービュー。私は若干うっとうしいとすら思っていたので、ほかのスタッフがやさしく語り掛ける姿を見て「みんな、すごいな。見習わないと…」なんて思っていた。一応不快感を与えない程度の応対はできたと思う。
しかし、問題の痛みは個人的にはまったく信じられなかった。症状を作り上げ、いろいろと検査をさせて、なんとか退院を引き延ばしているようにしか見えず。散々検査したところで目立った損傷は何も見つからず、昨日のうちにドクターから「明日退院ね」と宣告されたので、「もう引き延ばせない」と腹をくくったぽい。今日は難癖をつけることなくスッと退院していった。ただ最後の最後までオピオイド系の薬の要求はしつこかった。そんなことしとらんと現実を生きろ!と言いたい。まだ若いのにさ。まぁ、あくまで痛み偽りであるとの前提の話やけど。

ちなみにオピオイド系の薬とは医療用の麻薬。疼痛緩和にはいいのだけど、危険性も高い。先日亡くなったプリンスも使用していたとの報道があった(薬が死去の原因か否かは知らないけど)。オーストラリアでの使用頻度は高い。たまーにおバカな医療スタッフが違法に隠し持ったり患者さんに処方したりしてニュースになっている。私たち看護師は必ず2名でチェックするので、2人で結託しないと起こるはずのない事件なんだけどねぇ。

帰宅したらもうクタクタ。仕事中はお腹が空かず、バナナとヨーグルトとスープぐらいしか食べてなかったんだけど、家に着いたらホッとしたのか空腹を覚えた。今日は在宅勤務だったDが買い出しに出てくれて、夕食はテイクアウト。ちょいと罪悪感。休みの日にいろいろと作り置きするべきなんやろうなぁ。大きい冷蔵庫も買ったんだしさ。

ご飯を食べてからドラマ「できしな」を続けて3話ぐらい見ていた。中谷美紀の相手役している若い男の子、顔ちっせぇ~。
もう少し観たいけど、明日はまた午前シフトなので終了。これを書き終えたらベッドへ向かう。早起き頑張ろう。
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