しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

名ばかり管理職

2008年10月23日 | Weblog
同行営業最後の日、本日の同行者は某自動車学校の副校長様でした。いままでの同行者はせいぜい課長さん程度でした。前任者が退職(病気)したため,急遽普通の教習指導員からの抜擢人事だったようです。副校長とはいっても教習指導員のしごとは従来通り。残業は月100時間を下らない。そうでありました。管理職といえばわずかな管理職手当てをもらうかわりに残業代は支給されません。この副校長様は従来の教習指導員であった場合の残業代を換算すると100時間で30万円を下りません。これがわずかな管理職手当て(せいぜい10万)と引き換えに名誉職昇格の見返りとして会社に月20万円也の報酬返還をする貢献を強制される抜擢人事のからくりでありました。会社によっては名前こそちがっても「名ばかり管理職」が数多く存在します。部下を持たない管理職が多々生まれております。
このような手法で労務費用を大幅に削減する会社が増えておりますことが「名ばかり管理職」の問題点であります。
100時間の残業が定例化している職場。この人もいつまでもつのか。と思えるほど体調が悪そうでありました。

最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
名ばかり管理職 (コーチャン)
2008-10-23 03:04:01
小生の職場も同様な環境にあります。所謂管理職手当てと引き換えに残業代を支給しないことによる労務費の削減が見込めるとこの比率を高める手法は跋扈します。一般労組員と管理職の比率が逆転する職場。これは異常であります。
返信する
社会主義国家? (よっしー)
2008-10-23 08:28:34
管理職として能力を発揮している人とそうでない人っていますよね。
名ばかりを訴える人は後者だと思います。
マックの訴訟でも店長の才量不足が見受けられました。
管理職にしなければ昇進が遅いとぼやき、管理職になったら名ばかりとぼやく。
何でもかんでも会社や社会のせいにする…良くない思考です。

このままだと日本は社会主義国家になってしまう!?
返信する
管理職の労務管理 (コーチャン)
2008-10-23 13:44:37
問題は管理職の労務管理が正しく行われているかにあると思います。労働基準法のうち労働時間に係わる規定が適用されるすべての事業所とすること。使用者(労働時間を管理する権限のあるもの)が労働基準法の適用がら除外されており、この除外されている労働者についても適正な労働時間管理を行う義務があるにもかかわらす、適正になされておらない現状がある。
労働基準監督署は是正勧告.労務管理の相談受付はするが問題が表面化しないと調査に入ることが少なく自己申告制を導入している職場の実態はつかめていない。
労働時間適正把握のための措置。「是正勧告対策協議会」から基準監督署の是正勧告を出してもらって職場の健康を守る対策が重要と思います。「名ばかり管理職」は実態が労務管理されておらない人の健康を阻害していることから出ていると思っております。
返信する
管理職 (こうちゃんパパ)
2008-10-23 20:29:08
僕の職場の管理職はいい人ばかりですよ。
ちゃんと役割もしっかり発揮していますし。
そういった面では恵まれています。
返信する
こんばんわ (とうふ)
2008-10-23 20:47:54
うちの職場の店長、副店長も同様です。
日に12時間働き休みなしで働いて
残業代はつかず、手当てがたったの3万円だそうです。
肩書きなんて、いらないなぁ・・
返信する
re管理職 (コーチャン)
2008-10-24 02:12:38
関心の高い話題はコメントがあってうれしいです。こうちゃんパパさんの職場はよい管理職に恵まれておられる由。良かったですね。パワハラ、セクハラ、これがある職場はストレスとなります。
返信する
reこんばんは (コーチャン)
2008-10-24 02:24:48
とうふさんの職場は店長さん、副店長さんの2人だけが管理職ですか。課長クラスでの扱いですと手当ても多くないようですね。小生の職場も規模によって部長職だったり、次長職だったりして差をつけて一般職員との格差が生まれないように配慮しています。なんせ、規模の大きい部署の長ともなると結婚式に呼ばれる回数もばかにならない。勿論スピーチだけでなく、ご祝儀もそれなりに。となります。
昇進がばからしくなるほど手当てが薄いと昇進の打診を辞退する人さえ現れます。
残業をもらえる人の方が年収が多く、将来的にも年金額でも上回ってしまう為です。経営者は適切な人材登用を選考するだけでなく、待遇面でもそれなりの管理職手当てで配慮する必要があります。
返信する

コメントを投稿