同行営業最後の日、本日の同行者は某自動車学校の副校長様でした。いままでの同行者はせいぜい課長さん程度でした。前任者が退職(病気)したため,急遽普通の教習指導員からの抜擢人事だったようです。副校長とはいっても教習指導員のしごとは従来通り。残業は月100時間を下らない。そうでありました。管理職といえばわずかな管理職手当てをもらうかわりに残業代は支給されません。この副校長様は従来の教習指導員であった場合の残業代を換算すると100時間で30万円を下りません。これがわずかな管理職手当て(せいぜい10万)と引き換えに名誉職昇格の見返りとして会社に月20万円也の報酬返還をする貢献を強制される抜擢人事のからくりでありました。会社によっては名前こそちがっても「名ばかり管理職」が数多く存在します。部下を持たない管理職が多々生まれております。
このような手法で労務費用を大幅に削減する会社が増えておりますことが「名ばかり管理職」の問題点であります。
100時間の残業が定例化している職場。この人もいつまでもつのか。と思えるほど体調が悪そうでありました。
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このような手法で労務費用を大幅に削減する会社が増えておりますことが「名ばかり管理職」の問題点であります。
100時間の残業が定例化している職場。この人もいつまでもつのか。と思えるほど体調が悪そうでありました。
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名ばかりを訴える人は後者だと思います。
マックの訴訟でも店長の才量不足が見受けられました。
管理職にしなければ昇進が遅いとぼやき、管理職になったら名ばかりとぼやく。
何でもかんでも会社や社会のせいにする…良くない思考です。
このままだと日本は社会主義国家になってしまう!?
労働基準監督署は是正勧告.労務管理の相談受付はするが問題が表面化しないと調査に入ることが少なく自己申告制を導入している職場の実態はつかめていない。
労働時間適正把握のための措置。「是正勧告対策協議会」から基準監督署の是正勧告を出してもらって職場の健康を守る対策が重要と思います。「名ばかり管理職」は実態が労務管理されておらない人の健康を阻害していることから出ていると思っております。
ちゃんと役割もしっかり発揮していますし。
そういった面では恵まれています。
日に12時間働き休みなしで働いて
残業代はつかず、手当てがたったの3万円だそうです。
肩書きなんて、いらないなぁ・・
昇進がばからしくなるほど手当てが薄いと昇進の打診を辞退する人さえ現れます。
残業をもらえる人の方が年収が多く、将来的にも年金額でも上回ってしまう為です。経営者は適切な人材登用を選考するだけでなく、待遇面でもそれなりの管理職手当てで配慮する必要があります。