小生の居住する地域の高齢化率は非常に高い。 65歳以上の高齢者が1600世帯中600余名も存在した。100歳以上も3人いた。
男女別では男性1に対して女性は2倍だった。男性207名。女性404名。75歳以上の一人暮らしの世帯は171世帯だった。75歳以上での夫婦世帯で若い人が同居しない世帯が108世帯あった。
高齢者が抱える不安は緊急時の救護体制である。災害、病気、不測の事態に対応してもらえるサポート体制だ。昨今注目されているものに「医療情報キット」がある。どの家にもある冷蔵庫に保管するよう国際ルールもあると言う。キットは直径5センチ、高さ20センチのプラスチック製。中にはかかりつけ医などを記入した用紙が保管されている。救急隊員がすぐ探し出せるよう冷蔵庫のドアのビール瓶を立てかける棚に収まる位置が定位置である。
遅ればせながら小生のコミ協でも実施することとなった。筒は100円しないが、シールが2倍のコストだった。一個概算300円かかる。
社会福祉協議会の「ひとり暮らしの高齢者等見守りネットワーク事業」からの補助金の適用を得た。
600個作成、配布する。民生委員児童委員協議会と地域の連合町内会組織の会長の承認も得た。これら組織を動員して無償配布する。原則75歳以上の高齢者世帯である。
地域での高齢者福祉事業は他にも食料品の戸別宅配事業、ネット、電話での配達受付。500円以上の注文は配達料無料。地元コンビニも参入して来た。
クリーニング、ヤクルト、新聞配達、民生委員による見守り、声かけ、ゴミ出し援助。敬老会へのご案内、演芸、高齢者同士の会合、地域行事への参画。粗品をおつけしてお帰りいただいている。今年も「健康福祉課」等行政の来賓もいただく予定だ。案内先は12箇所。それぞれ趣意書の文面を変えて出した。
地域活動は多種多用な仕事がある。敬老会の準備だけでも学校、出演者、裏方作業の青年部、婦人部の動員、敬老名簿の作成、校正と印刷、祝い菓子の発注と配布の段取り。
組織を動員する必要がある。来れボランテイア。まだまだ地域は人材不測。お手伝いいただきたい仕事はごまんとありますぞ!
手足となって動いてもらえる若手がほしい。地域は高齢者には頼みにくいのだ。ーー