手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員の作品(2024年10月)

2024年10月19日 | 会員の作品
*新仮名遣い

今野英山:「関心領域」見ても解らぬ若ものよ戦争をしへぬ戦後のあやまち(新アララギ2024.10)
高橋毬枝:料理屋の主(あるじ)は年表をさし示し朗々と語る久世氏の治水を(新アララギ2024.10)
麦島和子:スマホタッチで容易にわかる植物名外国語訳吾にもできた(新アララギ2024.10)
岸野トモヱ:*姓つぐは墓もりのためこれまではこれから先はどうなるのやら(歌会2024.10)
大倉康幸:*公園の土を踏みしめ歩み行く舗装道路に戻りたくない(新アララギ2024.10)
相川盈子:*夫逝きて何やらしゃべる犬と化し「お父さんは」とわが目を見つむ(新アララギ2024.10)
宮本通代:丁寧に生きるを詠みし歌に会ひ我が行き来しを顧みている(新アララギ2024.10)
丸山さち子:*こんなにも歌の仲間がいることを目にして嬉し全国歌会に(新アララギ2024.10)
鈴木英一:高千穂にて神話の語る痕跡を火山の作りし峡谷に見る(歌会2024.10)
東寿美枝:悩める子に何故と問へど沈黙続き寄り添ふことの難しさ知る(新アララギ2024.10)
今野礼子:*忘られぬ上野池之端に初孫を見し日初めて短歌を詠みぬ(新アララギ2024.10)
桂 崇人:*positiveは人を元気にする魔法喜び、楽しみぎゅっと抱きしむ(歌会2024.10)
安達和治:月出でて蟋蟀の鳴く裏通り夜学の友に焼き芋を買う(歌会2024.10)
高木千春:*草むらの道なき道を皆で歩き辿りつきしは小さき碑(いしぶみ)(新アララギ2024.10)
三宅信子:*一ミリもはずすことなき端ミシン目打ち一本崖ふちをゆく(歌会2024.10)

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