( 一月尽 ・ 州浜草 )
「州浜草」の名は葉の形が祝いの席に飾る島台の”州浜”に似ているところから。
「三角草」とともにこれも雪割草。
雪割草垂水の滝は巌つたふ 山口草堂
日に飢ゑし雪割草と灯をわかち 軽部烏頭子
旅信ばかり呉るる友あり雪割草 石田波郷
久々にブログを更新できました。
( 一月尽 ・ 州浜草 )
「州浜草」の名は葉の形が祝いの席に飾る島台の”州浜”に似ているところから。
「三角草」とともにこれも雪割草。
雪割草垂水の滝は巌つたふ 山口草堂
日に飢ゑし雪割草と灯をわかち 軽部烏頭子
旅信ばかり呉るる友あり雪割草 石田波郷
久々にブログを更新できました。
( 冬空とせんだんの実 )
ここのところ,目の具合が思わしくなくブログの更新もままならない
昼間は図面との格闘に酷使しているせいだろう
定期的に検査と診察は受けていても、仕事がハードになると覿面。
時間があれば空をみるようにしている。
冬空の下一点のわが歩み 星野立子
冬空をいま青く塗る画家羨し 中村草田男
( 赤塚城址公園の白梅 )
久しぶりに何もない日曜日、何も無いといえば可笑しなはなしだが・・
義父の病院に行く当番でもなく、義母のご機嫌伺いする日でもなく、実家の
母のところは来週の予定。
先週は忙中喪二件・・・ここのところは俳句どころではない。
近くの散歩コースにある梅林が気になって出かけてみた。
日当たりの良い大きな梅の枝先に開花が見られるが、まだ蕾のままが多い
それにしても,冬の青空はいいものだ。
白梅に立てばをとこの息も澄む 柴田白葉女
白梅や日光高きところより 日野草城
( 蕗のとう・大寒 )
今日20日は二十四節季の大寒
冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也(暦便覧) 一年で一番寒さの厳しい頃 。逆の見方をすれば、これからは暖かくなると言うことである。春はもう目前。
現代・七十二候 (蕗のとう花咲く)
大寒の一戸もかくれなき故郷 飯田龍太
蕗の薹食べる空気を汚さずに 細見綾子
掌の窪に朝が載りゐる蕗の薹 野沢節子
蕗の薹ふみてゆききや善き隣 杉田久女
皆水に浮きぬ手桶の蕗の薹 星野立子
( 侘助 )
竹林を逃げし日ざしの侘助に 上村占魚
もつるるは白侘助の心の緒 長谷川秋子
先日いつもの仲間のボード句会が終わった。ボードに不慣れな人も
頑張ってくれました。総数92句 秀句も佳句もそうでない句も圧巻です
ある方の選評の中で気になった事があるので書いてみました。
「感想:俳句らしい俳句が中心に選句されるのは仕方ありませんが、選句の基準を皆さんに聞きたいものです。小生は、らしいものより、小説が一冊かけるような、広がりを生む句を選びたいと思っています。」
これは私感ですが、選句の基準はこのような互選の場合は人それぞれで良いと
思っています。ただ選評を書かれて、句を詠むより難しく感じたのではないでしょう
か?何となく選んだと言えないのですからね。
その選評(鑑賞文)にも俳句の向上のための要素はいっぱいあるし、また他者
から見られているわけですから。緊張して書く外はないのです。
私は仲間の選評を読むのが一番の楽しみです。