吉良さまを敬う寺の藪柑子 能村登四郎
11月のテーマ句会が終わった。
相変わらず佳句ぞろいで、選句に迷う事しきりだった。
句会発会当時は個性が前面に出て、どなたの作だか
おおよその見当がついたが、句会のレベルそのものが向上し
個性はそのままに秀作が多くみられる。
それだけ最終的には選者の好みとなり、消去的な選では
なくなった事は喜ばしいと思う。
また薬がふえた・・・・
一昨日の夜に左膝に違和感があった。
痛いとかではなく、なんかおかしい。
昨日の朝の左膝は真赤!いや膝から下が浮腫んで熱を
もっている。どこかでぶつけているのかも?
整形外科に行こうと思い着替えていると寒気がする。
早速体温計で検温。38度・・・
(うわ~膝にプラス風邪かよ~)
今朝の左足は昨日にまして凄い!!!
今日は早退して外科に・・・・
膝の下にほとんど分からないほどの傷。
そこからばい菌が入ったらしい。
外科を出て整形へ→
まだ治りきらない右足首の捻挫のリハビリをする。
電気での温熱療法。
整形の先生にそのことを話すと
「左膝は暖めては駄目だから、リハビリの時は足を開いて」
治療台の上に大股を開いて治療を受ける。自分でも可笑しい。
16日午後8時現在。左膝と太ももの太さがおなじであり、
完熟の桃のような色を放っている。
こんな時にも俳句を忘れないころころでした。
恐らくは降れば雪なる七竃 石昌子
久々に古巣のレッドポニー句会の句の紹介
(昭和57年12月号句会報より)
田中茶能行(主宰)
小春日や鍋釜修理路地ふさぐ
風花は華やか花のない季節
湯浅辰巳(沖)
豆拾ふ鳩を見てをり暦売
稲架解かれ自由となりし竹の反り
風花のひとつまみほどかたまりぬ
須賀余年(帆船)
風花は地にはとどかずカモメ来る
野には野の淋しさ枯れるものふえて
一行の日記をしるし終りとす
坂井良一
栄転の荷造りせわし雁わたる
日当たれば運河に光る浮寝鳥
界隈に明治の見ゆる一葉忌
真木弘子(秋)
隣にも供花くれてあり冬墓苑
天涯の文ちりぢりに風花す
ブロックを越へて隣家の木の実降る
大政たつを
枯野行く最終便の無人バス
冬木一幸
はりはりや父は自慢の歯を持ちて
さやあずき砧のごとくたたきをり
風花のあとかたもなき光かな
谷矢須子
木枯らしに耳裏さらし橋渡る
遅れ咲く北の校舎の枇杷の花
大政我人
風花の眉にとどまる植木売り
薪を割る巡査非番の冬構
宇佐美野仏
喧嘩独楽勝てば両手で掬ひをり
短日の海に向かひて忠魂碑
秋野裕理
叱責に黙してつつく鍋の底
あすか寛風
風花や比叡おろしの人とだえ
宇佐美寛歩
風花や踊子塚にふれて消ゆ
同郷と知りて大工の長焚火
出番まで孫のことなど里神楽