( 梅雨明・梅雨あがり・送り梅雨・出梅 )
鵜の眠る闇深々と送り梅雨 栗田やすし
梅雨明けの潟の光が街裏に 沢木欣一
梅雨明けの夕日丹沢山に落つ 細見綾子
梅雨明や義歯はめて終ふ旅仕度 丹羽康碩
病む妻へ玉子粥炊く梅雨の明 石原筑波
茹卵つるりと剥けて梅雨明くる 篠田法子
若冲の鶏の白さよ梅雨明くる 栗田せつ子
病名のまたひとつ増え梅雨の明 丹羽一橋
母の髪手櫛で梳きぬ送り梅雨 村瀬さち子
仔狐が畑に顔出す梅雨あがり 右高芳江
癒え兆す夫の笑顔や梅雨明くる 前田史江
鵜の眠る闇深々と送り梅雨 栗田やすし
梅雨明けの潟の光が街裏に 沢木欣一
梅雨明けの夕日丹沢山に落つ 細見綾子
梅雨明や義歯はめて終ふ旅仕度 丹羽康碩
病む妻へ玉子粥炊く梅雨の明 石原筑波
茹卵つるりと剥けて梅雨明くる 篠田法子
若冲の鶏の白さよ梅雨明くる 栗田せつ子
病名のまたひとつ増え梅雨の明 丹羽一橋
母の髪手櫛で梳きぬ送り梅雨 村瀬さち子
仔狐が畑に顔出す梅雨あがり 右高芳江
癒え兆す夫の笑顔や梅雨明くる 前田史江