9月30日

2006-09-30 06:03:41 | Weblog


     出勤のあゆみを止める金木犀   棚橋澄子

    ガラス器を磨きてしまふ九月尽   種市清子

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9月29日

2006-09-29 06:01:53 | Weblog

     野紺菊ひとりの旅を大胆に
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9月28日

2006-09-28 00:12:52 | Weblog

    なみなみと升に膨らむ新酒かな   ころころ
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9月27日

2006-09-27 19:00:05 | Weblog

     軒裏も夕日に染まる吊るし柿   ころころ
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9月26日

2006-09-26 00:11:54 | Weblog


     稲架掛けの頃より多筆農日記   ころころ

 詠み人(ころころ)はさも体験者のごとく詠んでしまう。
実際のところ、稲掛けも農業日誌も見たことが有るが、多筆か
どうかなんて空想の世界でした。そこで反省の意味もこめて
勉強しましたので、ご一緒にどうぞ・・・・
 (知ってるよ、なんて言わないで)

「稲架掛け(はさかけ)とは、はさ木と呼ばれる木に、刈り取った
稲を束ね、穂を下にしてかけて、天日乾燥する作業のこと。
刈り取った直後の籾には水分が多く含まれているので、
15%程度まで乾燥させます。乾燥することでお米のおいしさが
引き立ち、保存性も高まるのです。稲架掛けはその為に必要な
作業の一つ。稲架掛けは稲を刈る作業に始まり、はさの組み立て
刈り取った後の稲を掛けるまで、すべて手作業の重労働です。」

 今ではコンバインが普及して稲の刈り取り、脱穀、稲わらの
処理まで同時に行えるので稲刈り作業の主流になっています。
ちなみに人の手による作業の40~50倍の効率だそうです。

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9月25日

2006-09-25 00:59:00 | Weblog

      一人だけ左見ている案山子かな   ころころ
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9月24日

2006-09-24 01:17:22 | Weblog


      無花果や崩るるほどの抱擁す  ころころ

 先日の句会に出した拙句ですが、無点句でもありあえて
 紹介もしませんでした。
 この句は28歳のときの詠んだもので以下が元の句です。

      無花果や崩るるほどの接吻す

 当時は感性にまかせての二物取りあわせの句が多く
 一極は飯田龍太の世界に、一極は塚本邦夫の世界にと
 向かっていたような気がします。
 
      啓蟄や胎児心音止めてをり

 この句は塚本邦夫さんの特選に採って頂いた句ですが
 自解では胎児にあってすでに出生の意思があると詠んだ
 つもりでしたが、読者の解釈は様々でした。このような
 句は詠むべきでないという先輩のご意見もありました。
 無花果の掲句はもし連衆に採って頂いても講評に困ります
 よね。俳句は伝えようとすればするほど伝わらないもの。
 特に愛、欲、性の句を講評をしようとすれば、読者のそれに
 ついての考えや本音を言ってしまう恐れもあります。
 無花果と接吻の取りあわせは自分では新鮮でソフトな感覚
 なのですが・・・
 
 
 

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9月23日 秋彼岸中日

2006-09-23 17:17:49 | Weblog


     彼岸花白きに夕日燃えうつる  ころころ

 句会後感
 今回のお当番から予選無しの厳選7句とあったが、
 やはり名乗り以後の書き込みはしずらい。
 ここをこうしたら・・というのも作者がわかってしまってから
 では、言葉を選んでしまう。
 これは個人的な意見だが、予選から本選への過程で
 何故本選に残れなかったか?何故残さなかったか?
 そんな疑問や講評を聞きたいし、思った事を文字にするという
 事がかなり勉強になると思っています。

 多作多捨は必要だし、投句以後は自句で有りながら、その結果
 だけで評価をして反省無しに捨ててしまっては意味が無い。
 今回の句会でもここをこうしたらと思う句が数句あった。
 
 まあ、当番の期間は当番の自由に句会を構成できるのも
 我々の句会の良いところ。
 
 句会の構成といえば、先日参加した現俳協会の講演会と句会
 には失笑するほか無かった。座をもってIT句会をするという・・
 会場に入っても理解できなかった。
 2投句を済ますと、係りがノートPCへ打ち込んでゆくという寸法。
 しかし、初参加の人には、パスワード、メアドなどの打ち込みも
 兼ねているので、かなりの時間が掛かったうえに投句用紙が無い
 とか、誤入力で性別まで間違っている始末。
 それで当座の選はとなると投句一覧をプリントしてという。
 全くなっていない。IT句会の先駆けという現俳も結局アナログ。
 無理にお誘いした、Tさん、Hさんにはご迷惑をかけました。
 帰路、やはり句会の進行というのはつくづく段取りだと痛感した
 次第です。
 句会はドタバタだったが、坪内稔典さんの講話はとても有意義に
 感じられたことが救いです。

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9月22日

2006-09-22 06:12:18 | Weblog


   浜菊 (赤塚植物園)
  茨城から青森県までの太平洋沿岸に自生する多年草。


 テーマ句会の選、名乗りが終わった。
 一ヶ月俳句を休み意欲が多少回復していたかな?
 今回のテーマ「動詞」を使わない句。普段そんな意識の
 ないものの、いざとなると不自由なもの。お当番には良い
 「テーマ」を頂いた。

 紺菊一人の旅を大胆に 
 寝ねがての旅の枕や虫時雨 
 一人だけ左見ている案山子かな  
 俎に白露の水を走らせり  
 子等が来て風の散らかる猫じゃらし 
 新涼の旗竿揚げて豆腐売り 

 多くの賛同を得て感謝です。自分自身今月はふっと詠めた
 ような気がする、いつも句会のたびにテーマやお題とは
 別に自分に課すものがあり、ころころは季語を下五に据える
 傾向が多いのでその辺を意識して推敲、投句をしました。
 通年の自分への課題は句を揃えると言う事。
 でもその辺は迷っています。・・1000句詠んで1句の佳句を
 得るか?詠む句すべてを並選に載るようにしていくのか?
 とりあえず今のころころの力では将来の夢は叶わないので
 後者の勉強をしていくつもりです。
 
 一人だけ左見ている案山子かな
 *選評で色々なご意見や解釈があり作者冥利につきます。
 先日の坪内稔典さんの講演にも有ったまずは「遊ぶ」。
 読者に様々な鑑賞の世界を見せる事ができたでしょうか?
 Sさんのご指摘通りはじめは「ひとつだけ」でした。
 いつのまにか左を向いているのは自分のような気がして・・

 子等が来て風の散らかる猫じゃらし 
 *「子等が来て」も「が」に違和感がありましたが、子等の
 活発な動きに「が」を斡旋しました。
 Jさんの評の「子等と来て」もいいですね。参考にします。

 などなどとても勉強になる句会になりました。

 
 

 

コメント (2)
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9月21日

2006-09-21 06:13:36 | Weblog

      のじ菊 (赤塚植物園)
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